今月の月刊マガジンのBECKを読みながらその中で出てきた超マッチョ主義の嫌われものロックスターがもしかしたらリンプ・ビズキットのフレッド・ダーストをモデルにしているのかなと考えていました。
LIMP BIZKIT
誰もが知っている世界のミクスチャーバンド。
僕が彼らの音を初めて聴いたきっかけは、高校の頃友達が大量の汚れた金を手にしたので何かおごってやると言ってきたので、以前からジャケットが気になっていた彼らの2ndアルバム(未だに一番かっこいいジャケットのひとつだと思います)を買ってもらったことでした。
当時メロコア至上主義だった自分にとっては派手なおかずが特になく楽器隊がヒップホップのリズムトラックのようにリフを繰り返し、ヴォーカルがラップと歌と叫びでたたみかける音楽スタイルはまったく異質なものであり、捉えきることは出来なかったけど未知の刺激と魅力が満載で、それからの自分の音楽にも広がりを持たせてくれました。
しかし、その後コーンやらレイジやらデフトーンズやらスリップノットやらシステムオブダウンやら・・・とにかくその辺のアメリカンヘヴィロックに傾倒しまくり、やがて重い音にちょっと飽きてエモやUKその他有象無象も聴きつつ「俺はなんでも聴くんだ」なんて恥ずかしいことを言うようになった現在まで、リンプが自分の中で一番になったことはありませんでした。
ところが今、今さら、リンプが自分の中でかなりキてるんです。
もう結構前になるのですが、「 The unquestionable truth part 1」という地味なアルバムが地味に出されました。
その中の「The truth」という地味な曲があるのですが、それが地味にかっこいいんです。
どうかっこいいのかと言うと、陰鬱なのです。怒っているのです。あのリンプが。
ヘヴィでキャッチーそんでもって超商業主義が売りだったあのリンプがです。
世間ではこのアルバムの評価は散々なものでした。
やっぱりリスナーがそのバンドに求めているものってありますからね。
細かいことは要らないから轟音でパーティチューンをかましてくれたのがリンプです。
それに引き換えこのアルバムはインディー回帰を意識したのかまったくのノープロモーションで出されたうえ、何度も言ったとおりとにかく地味。
別に誰もリンプを聴いて深い気分になろうなんて思わないのです。
しかし、数々の問題発言や女性とのゴシップ、各バンドからのただならぬ嫌悪、バンドのもうひとつの顔だったギタリストのウェス・ボーランドの脱退(と謎の復帰)、一部のライブ会場で起こったブーイングなどなど・・・
これらの末に作られた曲が「The truth」だなんて、なんともドラマがあるではないですか。
余りにもでかくなりすぎ、そして余りにも嫌われすぎた彼らが普通にインディー回帰なんてできるはずがありません。
これからの彼らを地味ーに楽しみにしています。
リンプ公式サイト(現在の彼らはつまりこういうことです)
一番輝いていた頃のリンプ(歌詞自主規制入りまくり)
そして現在のリンプ(ヴォーカルは言い回しがレイジ意識しまくりですねw あとドラムは一体?)
LIMP BIZKIT
誰もが知っている世界のミクスチャーバンド。
僕が彼らの音を初めて聴いたきっかけは、高校の頃友達が大量の汚れた金を手にしたので何かおごってやると言ってきたので、以前からジャケットが気になっていた彼らの2ndアルバム(未だに一番かっこいいジャケットのひとつだと思います)を買ってもらったことでした。
当時メロコア至上主義だった自分にとっては派手なおかずが特になく楽器隊がヒップホップのリズムトラックのようにリフを繰り返し、ヴォーカルがラップと歌と叫びでたたみかける音楽スタイルはまったく異質なものであり、捉えきることは出来なかったけど未知の刺激と魅力が満載で、それからの自分の音楽にも広がりを持たせてくれました。
しかし、その後コーンやらレイジやらデフトーンズやらスリップノットやらシステムオブダウンやら・・・とにかくその辺のアメリカンヘヴィロックに傾倒しまくり、やがて重い音にちょっと飽きてエモやUKその他有象無象も聴きつつ「俺はなんでも聴くんだ」なんて恥ずかしいことを言うようになった現在まで、リンプが自分の中で一番になったことはありませんでした。
ところが今、今さら、リンプが自分の中でかなりキてるんです。
もう結構前になるのですが、「 The unquestionable truth part 1」という地味なアルバムが地味に出されました。
その中の「The truth」という地味な曲があるのですが、それが地味にかっこいいんです。
どうかっこいいのかと言うと、陰鬱なのです。怒っているのです。あのリンプが。
ヘヴィでキャッチーそんでもって超商業主義が売りだったあのリンプがです。
世間ではこのアルバムの評価は散々なものでした。
やっぱりリスナーがそのバンドに求めているものってありますからね。
細かいことは要らないから轟音でパーティチューンをかましてくれたのがリンプです。
それに引き換えこのアルバムはインディー回帰を意識したのかまったくのノープロモーションで出されたうえ、何度も言ったとおりとにかく地味。
別に誰もリンプを聴いて深い気分になろうなんて思わないのです。
しかし、数々の問題発言や女性とのゴシップ、各バンドからのただならぬ嫌悪、バンドのもうひとつの顔だったギタリストのウェス・ボーランドの脱退(と謎の復帰)、一部のライブ会場で起こったブーイングなどなど・・・
これらの末に作られた曲が「The truth」だなんて、なんともドラマがあるではないですか。
余りにもでかくなりすぎ、そして余りにも嫌われすぎた彼らが普通にインディー回帰なんてできるはずがありません。
これからの彼らを地味ーに楽しみにしています。
リンプ公式サイト(現在の彼らはつまりこういうことです)
一番輝いていた頃のリンプ(歌詞自主規制入りまくり)
そして現在のリンプ(ヴォーカルは言い回しがレイジ意識しまくりですねw あとドラムは一体?)
一番輝いていたころのリンプのCDは家にありますが、
Hot Dogとリンク先のやつの記憶が濃いくらいです。
ウェスがかっこよすぎだし、細かいことなしでアガルもん。
BQFの持ってるアルバムなら6曲目が一番あがるかなぁ