今度は事件や推理についてツッコミです。
雑感編よりも辛口かつ壮大にネタバレしてますのでOKの方のみどうぞ。
上記のようなことを書いていますが、映画の内容については総合的には可も無く不可も無く、といったところというのが正直な感想です。
とはいえトリックや設定については去年よりマシですが、相変わらずのご都合主義の感は否めません。
映画版のコナンでは犯人の動機について批判が出ることが多いですが、今年も動機はまあ、アレでした。ある種の、特に海外の本格派のミステリーには動機を重要視しない作品があり、推理ものとしてそれは別に構わないのですが、そういった作品は推理の整合性についてストイックなまでの完成度を持ちます。コナン映画の場合は動機と推理の整合性の両方が中途半端なのでご都合主義見えてしまうんでしょう。その証拠に推理について抜群の完成度を誇る「ベイカー~」では動機の曖昧さ(ヒロキ君じゃなくてシンドラー社長の方)が気になりませんでした。
「爆弾処理の赤と青と新蘭の絆」に焦点を当てた一作目やパニックムービーとして特化した「天国への~」、歴史浪漫として特化した「世紀末の~」などが完成度が高いと言われるのは、その辺りの問題を他のテーマで上手くぼかしているからだと思います。
今回も小五郎さんのトンデモ推理をナンセンスな動機と位置づけてますが、今までのコナン映画ならこの程度の動機は十分ありえたし、乱暴に言ってしまえば今回の真の動機ともそんなに大差が無いような気もします。
それはさておき、今回最大のツッコミどころですが、
絶対音感を持って、バイオリンの調弦が自分でできて、一定の周波数の音を理解して出せるコナン君が音痴であるという理屈が理解できない!
ということです。私はかねてより散々書いているとおり本当に音痴なのですが、私の場合は音感が全くありません。歌の練習で「ピアノを鳴らして音をとる」というのがありますが、その意味が正直、よくわかりません。私にとってピアノの音と自分の声は全く別物なので同じ高さと言われても困ってしまいます。
ところが絶対音感があり、隣で出しているソプラノ歌手の声に合わせられるコナンには私のようなことは無いでしょう。つまり歌を歌うときにだけ音痴になるということで、そんな事はありえません。
あの電話のシーンさえなければ、「音程が理解できても自分では出せない」ということで納得できるのですが。というかそもそもコナンに絶対音感があるという設定にせずにストーリーを組み立てることはできなかったのでしょうか?
こういうところの設定の都合のいい利用の仕方と現実とのギャップをもう少し丁寧にしてもらえたらと思います。
それではその他のツッコミを箇条書きで
・いくら防音・防火のホールでもあの規模の爆発が周りで20回以上繰り返されたら、絶対に衝撃で揺れます。気がつかないなんてありえません。
・なんで新一がバイオリンを弾く必要性があるんでしょうか?もしかしてホームズが弾くからってだけ?
・高校の空手部在籍で実力者の蘭がほとんど部活をしていないっていうのは何ででしょう?練習しようよ!運動部!
・信じあってる親友に思いっきりテニスボールを打ち込む蘭。君たちの友情は大丈夫かw
・哀ちゃんと探偵団のお洒落着は映画ごとにリニューアルしてほしいです!!
なんて文句ばかり書き連ねてきましたが、来年は組織が出張ってくるようなので、もう今から行く気まんまんですよ。下手したら複数回行くかもしれません。
というわけで第十三弾映画製作決定おめでとうございます。
雑感編よりも辛口かつ壮大にネタバレしてますのでOKの方のみどうぞ。
上記のようなことを書いていますが、映画の内容については総合的には可も無く不可も無く、といったところというのが正直な感想です。
とはいえトリックや設定については去年よりマシですが、相変わらずのご都合主義の感は否めません。
映画版のコナンでは犯人の動機について批判が出ることが多いですが、今年も動機はまあ、アレでした。ある種の、特に海外の本格派のミステリーには動機を重要視しない作品があり、推理ものとしてそれは別に構わないのですが、そういった作品は推理の整合性についてストイックなまでの完成度を持ちます。コナン映画の場合は動機と推理の整合性の両方が中途半端なのでご都合主義見えてしまうんでしょう。その証拠に推理について抜群の完成度を誇る「ベイカー~」では動機の曖昧さ(ヒロキ君じゃなくてシンドラー社長の方)が気になりませんでした。
「爆弾処理の赤と青と新蘭の絆」に焦点を当てた一作目やパニックムービーとして特化した「天国への~」、歴史浪漫として特化した「世紀末の~」などが完成度が高いと言われるのは、その辺りの問題を他のテーマで上手くぼかしているからだと思います。
今回も小五郎さんのトンデモ推理をナンセンスな動機と位置づけてますが、今までのコナン映画ならこの程度の動機は十分ありえたし、乱暴に言ってしまえば今回の真の動機ともそんなに大差が無いような気もします。
それはさておき、今回最大のツッコミどころですが、
絶対音感を持って、バイオリンの調弦が自分でできて、一定の周波数の音を理解して出せるコナン君が音痴であるという理屈が理解できない!
ということです。私はかねてより散々書いているとおり本当に音痴なのですが、私の場合は音感が全くありません。歌の練習で「ピアノを鳴らして音をとる」というのがありますが、その意味が正直、よくわかりません。私にとってピアノの音と自分の声は全く別物なので同じ高さと言われても困ってしまいます。
ところが絶対音感があり、隣で出しているソプラノ歌手の声に合わせられるコナンには私のようなことは無いでしょう。つまり歌を歌うときにだけ音痴になるということで、そんな事はありえません。
あの電話のシーンさえなければ、「音程が理解できても自分では出せない」ということで納得できるのですが。というかそもそもコナンに絶対音感があるという設定にせずにストーリーを組み立てることはできなかったのでしょうか?
こういうところの設定の都合のいい利用の仕方と現実とのギャップをもう少し丁寧にしてもらえたらと思います。
それではその他のツッコミを箇条書きで
・いくら防音・防火のホールでもあの規模の爆発が周りで20回以上繰り返されたら、絶対に衝撃で揺れます。気がつかないなんてありえません。
・なんで新一がバイオリンを弾く必要性があるんでしょうか?もしかしてホームズが弾くからってだけ?
・高校の空手部在籍で実力者の蘭がほとんど部活をしていないっていうのは何ででしょう?練習しようよ!運動部!
・信じあってる親友に思いっきりテニスボールを打ち込む蘭。君たちの友情は大丈夫かw
・哀ちゃんと探偵団のお洒落着は映画ごとにリニューアルしてほしいです!!
なんて文句ばかり書き連ねてきましたが、来年は組織が出張ってくるようなので、もう今から行く気まんまんですよ。下手したら複数回行くかもしれません。
というわけで第十三弾映画製作決定おめでとうございます。
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