あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

新EDの衝撃

2019-08-31 22:49:51 | 感想(アニメ等)
 最近のtwitterのフォロワーさんには灰原二次創作を認識されていないというていたらくの今日この頃ですが、そんなことはどうでもよくなるくらいの衝撃がありました。そうです、本日8月31日の名探偵コナンのEDですよ。
 
 今日は休日なので映画を見に行こうと思ってて、コナンはいつも通り録画で~などと思っていたら、紆余曲折あって映画をパスして夕食の用意をしながらリアタイ視聴してました。思えば一年ぶりくらいです。
 で、またその前に若かりしエレーナさんの声が林原めぐみという情報を入手して、宮野家や哀ちゃんについて昼間ずっと考えてたんです。今日に限って。
 そしてtwitterでツッコみつつ視聴開始、そして終了からのED……はい?……え?はいいいいいいいい!!!!???
 リアルに喉の奥で変な声出て画面に釘付けになる私の目撃証言を家族から得ておりますが、いや、あれはもうしょうがない。ちょっと最後は画面の向こうの哀ちゃんが霞んでました。

 その後たぶん今日だけで二桁みて、コマ送りでスクショとったりしてちょっとだけ落ち着いたんですが、しかしこれはもうこの感動と興奮を今日中に言語化しないと!!!ということでEDについて感想を書き残したいと思います。

 まず冒頭は映画でもお馴染みの哀ちゃんが工藤の家の前で倒れて博士に発見される、まさに灰原哀のスタートはここだというそのシーンです。そこから探偵団との日常、蘭と初めて自分から向き合った海での夕暮れ、そしてコナンに縋って「どうしてお姉ちゃんを助けてくれなかったの」と泣きくずれたシーンと変わっていって、阿笠邸の階段に佇む哀ちゃんへ。つまりこれまでの四つは哀ちゃんの記憶だったことがわかります。
 
 そうか、これが哀ちゃんの選ぶ四つか。
 
 博士との出会い、探偵団との日々、灰原哀の姿であることを受け入れ蘭の前に立った時、そしてコナンに初めて本音をぶつけたとき、という四つがあまりにも哀ちゃんらしいです。
 特に四つ目の「どうして……」のところはお姉ちゃんを助けられなかった自分の悔恨であり、それをコナンにぶつけてしまったことは彼女の傷になってるだろうな、と思うとこの一枚絵だけで泣きそうです。
 
 次は物憂げにベッドに寝転ぶ哀ちゃん。さっきの階段の服に白衣を羽織ってるということは少し前まで解毒剤の研究をしていたのでしょうか。ただの小学生灰原哀ではなく、組織の科学者シェリーの顔であり、本当は宮野志保である時の姿であるといえます。次第にアップになって視線だけこちらに向ける顔に子供らしいところはどこにもなくて、瞳は赤くて、これが研究中の哀ちゃんの心象風景だとしたらつらいです。

 息抜きが終わったのかコーヒーカップを持って立ち上がった哀ちゃんがふと阿笠邸の二階の窓を見上げると暗い室内とは違う明かりの存在に気づきます。その光の向こうにいるのはコナン。屈託なく笑顔を自分に向けてくるコナンの姿は哀ちゃんにはこんなにも明るく見えていたのかと思うと同時に、暗い部屋だけじゃなくて、明るい場所もちゃんと体感できて、そこにいる自分も認めることができたんだなと、哀ちゃんの変化がうれしくもありました。

 そこから場面が大きく変わって、俯き加減で傘をさして歩く哀ちゃん。灰原哀が雨の日に始まったからかその後の雪の下でのジンとの再会のせいか、哀ちゃんには雨のイメージがあります。特に初期の組織から逃げてきてすぐの今よりもずっと笑顔が少なかった彼女には。黒いワンピースで傘をさす様子は確かにそういう彼女の姿です。
 
 しかし一転その傘を哀ちゃんは青空に向けて投げ捨てます。暗い雨の中にシェリーを抱える時もありながら、変わろうとする哀ちゃんがそこにはいました。だから次のシーンは青空の下の草原に来ている服は真っ白なワンピース。今までこの取り合わせの下にいたのは蘭と新一もしくはコナンでした。でも哀ちゃんはたった一人で、蘭はこういう時はたいてい微笑んでますが、哀ちゃんは厳しい顔で思いっきり何かを叫んでいました。
 いや、このシーンはもう最高でした。これが私の好きな灰原哀だと思いました。たった一人で傷ついてても自分を鼓舞しながら一人で立つ、それが哀ちゃんの魅力であり、在り方だと思います。
 
 この時、彼女は何を叫んだんでしょうか。お姉ちゃんのこと、組織のこと、コナンのこと、自分自身のこと、どれもがありそうで、どれも違うのかもしれない、哀ちゃんのことをもっと知りたいと思うシーンでした。
 
 最後にいっぱいいっぱいで叫んでいる哀ちゃんが、何かに呼ばれたように振り返るとそこにいるのは博士。そして探偵団。それに苦笑まじりに笑って前を向く哀ちゃんの姿は名探偵コナンの一つのエンディングの形にも見えました。これもありなのかなあと思うけれど、さっきみたいに叫びだしたい時に彼女を支えてくれる連理がいないことが少しだけ寂しいような、複雑な気持ちではありますが、でもどうか哀ちゃんが納得できて笑顔で最終回を迎えてほしいと思います。

 というわけで実に暑苦しい感想ですが、映像のあまりのショックに書き残してしまいました。ここまでお付き合いありがとうございました。

 哀ちゃんの未来が幸せでありますように、と願って。















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