あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

ミクスチャーはデカルチャー その①

2022-09-07 23:05:31 | 感想(その他)
 今年はマクロスシリーズ40周年ということでマクロス40周年記念 超時空コラボアルバム 「デカルチャー!!ミクスチャー!!!!!」というマクロスFの歌姫二人とマクロスΔのワルキューレによる夢のコラボアルバムが4月に発売されまして、半年近くたった今でもずっと聞いていてというか聞けば聞く程、「良いなあ」「最高だな」という感想しか出なくなっています。
 そんなこともあり、ここは一つ一曲づつどこが好きかを暑苦しく残しておこう!ということで書いてみました。以下、デカミクの好きなところ一覧でございます。よろしければお付き合いください。


 1.僕らの戦場
 アルバムのトップはやはりシェリルとランカのFチーム。そうですよ、そりゃこの二人からのスタートでなけりゃいけません。ええ。
 この曲はシェリルに関しては3rdライブの時にワルキューレと歌っているのを聞いてましたし、その時にもなんなら「え?ワルキューレ六人でしたっけ?」という違和感のなさだったので、聞く前からの安心感がありました。
 そんな心の余裕を持ちつつ再生したわけですが、当たり前ながらよく知っているイントロから始まるシェリルの声、強えええええ!続いてすぐにランカも強えええええ!さすがです。いきなり全開の二人にこれは悟らざるを得ません。これはもしかして、凄まじいCDを手に入れてしまったのでは!?
 
 で、僕らの戦場といえばマクロスΔ9話のメッサー君を正気に戻すワルキューレの必殺ソングであり、ワルキューレの場合は五人で戦っているという感覚が強い曲だと思っているのですが、Fの二人は一緒にというより背中を預けあって戦っている感じがして、そうそうこれだよ、シェリルとランカこうだよ!と自然に頷いていましたし、改めてこの企画は本気だなというのをビシビシ伝えてくれました。アルバムのコンセプトをこれでもかと伝える、先陣の一曲としてこれ以上のものはありませんね。

 さて、この曲の中で特に好きなのは、二番の「切り裂け~」からのランカにハモってるシェリルなんですよ。ランカちゃんを支えながらちょっと揺れる感じが、もう最高にシェリルだよなあっていうのが、一番好きです。


2.ライオン
 二曲目はライオン。マクFを代表する一曲ですね。シェリルとランカが二人で手を握っているCDジャケットも大好きなんですが、曲としては何よりもイントロが好きなんですよ。ピアノは弾けない私ですが、ライオンの最初だけは弾けたら気持ちいだろうなと、唯一思うイントロです。
 イントロから曲の入りは美雲さんそしてフレイア。ワルキューレのWエース。シェリルとランカをワルキューレとなると二人を五人で分けるのはどうするんだろう、とは企画段階からやっぱり不安は部分はありましたが、なるほど正統派でこう来ましたか。ライオンといえばシェリルとランカが命がけで歌う曲ですし、Wエースできっちり固めるのも、これはありだよなと。
 美雲さんとフレイア、そしてそれを支えるコーラスの三人といういけボや恋ハレの構成に近くて、もはや懐かしさを感じます。そしてやっぱりこの五人になると声が分厚い。数年前に人生で初めてオーケストラを聞いた時に初めて知った「音が分厚い」っていう感覚を思い出しました。
 
 とにかく「生き残りたい」って聞くだけで、もうワルキューレのあれこれを思い出して感無量なんですが、ここの分厚さが、ホント好き。でもまあちょっとだけ、物足りなさがあったのは事実な訳で、そしてそれは後への盛大なフラグだったんですよねえ。


3.いけないボーダーライン
三曲目はいけボ。ワルキューレ始まりの曲ですね。
 このいけボと恋ハレは一つ前のライオンでも書いてますが、言わずもがなで初期ワルキューレ(物語上の初期キューレじゃなくてユニットとしてのって意味で)の美雲とフレイアとコーラス三人という構成で、これはつまり物語上でいうとまだ10話のAXIA前の「エースを降りた自分の歌から一歩引いてリーダーとしてグループを支える」というカナメ・バッカニア決意のコーラスの時代の曲ということで思い入れがあったりします。
 (ユニットしての)ワルキューレの魅力としてのコーラスが認知され、その後今のような複雑で多彩な五重奏になっていくわけですが、物語としてもそれらはリーダーカナメ・バッカニアが自分の歌をどのように位置づけるのかっていうのをしっかり意識して作ってくれていて、そこはマクロスΔという作品のとても好きなところでもあります。
 そんないけボですが、こちらはシェリルとランカちゃんはソロアーティスト二人としてきっちり歌ってくれます。いやもうさすがの貫禄。あと、コーラスの聞かせ方はCDのいけボよりライブの時の感じに近くて、しかも二人なのに、コーラスが厚いところにワルキューレを意識してるのに、でもやっぱりシェリルとランカちゃんなんだよなあというのが素晴らしい。
 この曲で好きなのはシェリルはあくまでも小悪魔可愛くて、ランカちゃんはあざと可愛いところですよ。ここはもう美雲さんとフレイアとは大きくキャラの違いが出てて良いなあ。

 とはいえさっきも書いたようにライオンからいけボの流れは完全に初期ワルキューレのそれで、まあこうなるよねと思いながら聞いていたわけですが、これすら盛大なフリだったんですよ。デカミク、CDとして凄すぎる!


4.ノーザンクロス
 はい、ここでノーザンがきます。正直に言って大好きです。原曲はマクロスFの後期エンディング、追い詰められていくシェリルがこれでもかと描かれるストーリーに胸が苦しくなりながら聞いていた、私の好きな強くて脆くて切ないけど挫けないシェリル・ノームを象徴する曲ですよ。
 さてワルキューレ版なんですが、冒頭から「気づいたら」のハモりでまずテンションが上がりますよね。ここ好き。10回くらい巻き戻してしまうくらい好き。その後、ワルキューレのハーモニーがだんだん前面に出てくるわけですが、ここのカナメさんがね、やっぱり最高ですよね。これはTwitterで何度も言ってますが私は美雲さんを下から支えるカナメさんの声が本当に大好きでして、いやもうこんなの至福です。そこからの「北極星が燃えてる」のところね!もうね、そう、これがワルキューレの厚みですよ。最高かな、ごちそうさまです。ありがとうございます。
 
 とか満足して間奏で浸っていたら二番の頭からまさかのカナメさん!!え、カナメさん!?まじでカナメさんじゃん!!!と思考が停止しますよね。ここに来てこの仕掛けかーーーーーー!!!!!!!CD通しで聞く楽しさの一番いいところをご用意されったこの瞬間、このCD買ってよかった!!!と全ての関わった人に感謝しましたね。
 カナメさんとレイナで空気を換えてからフレイアにバトンタッチというのも良いですね。そこからは一番と同じく、コーラスで聞かせてくるワルキューレもしっかり堪能させてくれます。
 
 「そして」から五人それぞれが一行づつ担当していくのもワルキューレらしくて良いんですけど、歌詞がね、それぞれ担当する歌詞が泣ける。そうか…カナメさん、戦うように愛したのか……(遠い目)

 いや、ノーザンクロスは最高にワルキューレでした。ワルキューレの魅力しか詰まってなかったといっても過言ではないです。4曲目にしてこれを出してくるという、企画者の掌で全力でぐるぐるに転がされている感じがとても楽しかったです。


GIRAFFE BLUES
 マクロスΔにおいてマクFのダイクレの位置にあるのがGIRAFFEだと常々思っているのですが、そのGIRAFFE BLUESをシェリルが歌う、これは聞く前からも期待しかありません。といってもこの曲は作中でも様々なシチュエーションがあったように、色んなVer.があるわけで、私は作品での思入れもあるKaname requiemが殿堂ですが、ワルあきツアーの時のフレイアと美雲さん二人の時も好きだったりします。
 
 そんな曲をシェリルはどんな風に歌うのかと思って聞いたんですが、聞き終わった瞬間「もう、これはシェリルの曲ですわ」と完全に脳内で書き換えが進んでましたよね。もともとシェリルも歌シェリルの中の人であるMay’n部長もバラードが凄く好きなんですよ。そんなこともあって今回のGIRAFFEは好みのストライクゾーンど真ん中です。こんなん絶対好きになるに決まってる。
 インタビューでMay’n部長が「孤独な夜にシェリルが口ずさんでるイメージ」とおっしゃっていましたが、天才の解釈にして最高の答えをいただいたと思います。シェリルが一人で歌っているから、ワルキューレの時よりもとてもシンプルなんですけど、シェリルの孤独も儚さも強さも歌への気持ちも全てが詰まってて、曲の最初は優しく切なく始めるのに、最後になればなるほど強さが前面に出て、ああやっぱりシェリルは「歌は祈命」の歌姫なんだなともう泣けてきます。

 できたらいつかライブで生でやってほしいなと心の底から願ってます。


6.放課後オーバーフロウ
 ランカ・リーの全ての曲の中で一番好きなのが、この放課後オーバーフロウです。あの映画での歌唱シーンとランカちゃんが「自分で書いた」というその歌詞、明るくて可愛いのに切なさと少しの影が残る超時空シンデレラランカ・りーの真骨頂だと思っています。
 そんな放課後オーバーフロウが三位に入ってワルキューレが歌う、いったいどうなるのかと思っていたらランカちゃんの放課後オーバーフロウはアルトに捧げた曲ならば、これはワルキューレ五人の絆の一曲ですね。
 これまでの二曲とガラッと変わってフレイアとカナメさんからのスタートににやにやが止まりません。可愛い路線のカナメ・バッカニア好きに決まってるじゃありませんか。それから今回はマキレイの二人が良い味を出してます。この二人が入ると一気に幅が広まりますよね。とくに「その人を守れなかった」からのところがね、なんかこうカナメさんを思ってるのかなあ、とか物語上の初期キューレの絆が感じられて、好きなんですけど堪らない気持ちになります。
 後半は美雲さんとフレイアの後ろの多重構造の声が重厚で五人が感じられて心地良くて永遠に聞いてられるところも大好きです。

 



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