すっきゃ加古川~Kako-Style

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第2講座 講談「かこがわ物語」

2008-02-16 23:39:45 | 講座&検定、イベント情報
 第2講座はガラッと雰囲気を変えて、上方講談師・旭堂南海さん(加古川市出身)による講談「かこがわ物語」。"チャカチャンリンチャンリン…"とにぎやかな出囃子に乗って、南海さんの登場です。
 南海さんは加古川東高校から大阪大学文学部に進み、国文学を専攻。卒業後、三代目・旭堂南陵師匠に入門、1997年には大阪市の「咲くやこの花賞」を受賞されています。兵庫県内各地に残る伝説や民話をベースにして、「ふるさと講談」を精力的に手がけ「町おこし」に寄与する一方、大阪に昔ながらの講釈場を復活させるなど、上方講談界のホープとして活躍されています。
 第1部の講談は「蘆屋道満」。後に陰陽師となる蘆屋道満の幼少期から、安部晴明との戦いに至るまでのお話です。「ここはかこがわ検定には出ないかも…」などと冗談も交えながらも、巧みな話術にぐいぐいと引き込まれて、頭の中に映像が浮かんできました。その昔、東播地区は陰陽師の修行場だったとは知りませんでしたね。
 第2部は加古川ゆかりの講談「赤壁明神」。加古川橋の東詰近くにある春日神社の境内に真っ赤な壁をした小祠があります。それが通称「赤壁大明神」。この小さなお社の壁が赤く塗られている、そのわけは…。
 江戸時代の中ごろ、今のパークタウンの魚売り場のあたりに、油絞りを生業とする徳蔵という男がいたそうな…。と話は進んでいきますが、ここでは省略させてもらいます。ごめんなさい。いやぁ、怖い、怖いお話です。後にこの話は、「赤壁大明神の怪猫」という講談となり、その後も何度か映画化されているそうです。


第1講座「寺家町今昔」

2008-02-09 22:37:31 | 講座&検定、イベント情報
 今回のかこがわ学講座の会場は、青少年女性センター4F大会議室です。去年と同様、Ban-Banテレビの収録があり、全講座ともにコミュニティ・チャンネルで放送されます。

 第1講座は「寺家町今昔」と題して、兵庫大学短期大学部・上原正和教授に、寺家町の変遷と大学生の研究による"寺家町再開発プラン"(?)についてのお話を伺いました。
 今は寂しげな雰囲気の寺家町ですが、とてもにぎわっていた時代があったんですね。今となっては、その賑わいを取り戻すのはとても難しいことですが、テーマをもって街づくりをシミュレーションすると、とてもおもしろい町が再構築できる可能性を垣間見ることができました。