マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

個人的おすすめマンガ? (2021.8.16)

2021-08-16 21:15:25 | マンガ
いずれの作品も、「以下、続刊」です。現時点では。

異世界おじさん


現時点では、「私が唯一、チェックしている異世界もの」です(笑)。6巻まで出てます。
まあ、この作品は、BBS(ここの別館みたいなトコ)やツイッターで、何度か紹介してますかね。
西暦2000年に、交通事故に遭ったおじさん(本名はありますが、字化けするかもしれんので割愛)が、17年ぶりに意識を取り戻す。そんな彼を引き取ることになった甥っ子の敬文(たかふみ)は、おじさんの口から「異世界での出来事」を聞かされる。
事故で大怪我を負った影響による妄想と考えていた敬文であったが、おじさんが異世界で行使していたチート能力を目の当たりにし、それをもって、おじさんをユーチューバーとしてデビューさせ、プロデュースすることになる(?)。
まあ、「オタク文化、オタク媒体をいじりつつ、おじさんの異世界での冒険を紹介する」といった作品ですかね。
「オタク文化や媒体をいじる」といっても、おじさんは20世紀末のオタクであり、2000年に異世界へ旅立ってしまったことから、21世紀のオタク知識はありません(笑)。
おじさんは容姿的に――いや、時折、キモい表情を見せる以外は普通の人間なんですが、異世界の住人たちからはオークというモンスターにも見えるらしく、このために迫害されます。
ただ、この作品のメインヒロインともいえるエルフの女の子(本名は長ったらしい/笑)からは好意を寄せられているんですが・・・このエルフさんがツンデレでね。胸の内はともかく、おじさんに対しては辛辣な言葉ばかり。
まあ、おじさんがその能力で、ツンデレエルフさんとのやりとりなんかも敬文に見せてね。21世紀のオタク(プチオタク?)である敬文は、彼女がツンデレであることを察するんですが・・・





おじさんが旅立った2000年ごろは、まだ「ツンデレ」という言葉がなかったので、



おじさんとしては、自分がエルフさんから嫌われていると思い込んでいます(笑)。
って、そうはいっても、冒険が紹介されるにつれ、おじさんとエルフさんの絆は深まっていくんですけどね。
ただ、それを実感して、時にキュンとしたり、時にヤキモキしたりするエルフさんに対し、俗っぽいことに疎いおじさんは・・・
まあ、そのあともね、氷の一族の末裔であるメイベルやら、女勇者アリシアやらともフラグを立てていくんですけどね。おじさんはチートな、とくに絶大な魔力を手に入れてるんで、本人に自覚があろうとなかろうと、国や街を救ってることもあって。
もちろん、エルフさんは嫉妬します(笑)。とくにアリシアへのそれが・・・(笑)
このアリシアって、「勇者」ではあるけど、おっとり系な女の子なんですよ。で、エルフさんは絵に描いたようなツンデレ。
ですんで、





「小動物なアリシアに、ヤンデレ的な表情と口調で迫るエルフさん」



なんて構図もね(ツンデレキャラって、嫉妬するときは結構、ヤンデレっぽくもなるでしょ/笑)。
これ、エルフさんを含む異世界の人たちも、おじさんが戻った世界まで来るのかな? 「おじさんを追いかけて」なのか、「偶然の産物」なのかは、わからんけど。
そういえば、アニメ化されますね。おじさんやエルフさん、どんな声になるんでしょうね。


逃げ上手の若君


2巻まで出てます。
オレにとっては、「久しぶりに、単行本を買っているジャンプ作品」になりますね(ニセコイ以来か?)。ジャンプ本誌は買ってませんが。
まあ、歴史ものではあります。鎌倉末期から南北朝(室町初期)までが舞台です。
ただし、主人公は鎌倉幕府執権の若君・北条時行で、この時代の主役になりそうな足利尊氏は、ラスボス(?)といったポジションです。
まあ、メインキャラからして、松井優征らしいですよね(笑)。時行は「ベビーフェイスで、自身の戦闘力はさほどない」って感じだし、尊氏は「正統派イケメンで、性格は穏やか。人望も厚い。ただし、そこは松井作品のラスボス(?)なので、『物腰はスマートなくせに、イッちゃってる』」というか。
「ラスボス(?)」としているのは、「松井作品なので、どうなるかわからない」ためです。
まあ、足利尊氏は、この時代の勝者みたいなものなんで、途中で殺されることはないでしょうが、「尊氏に乗り移っている何らかの存在が、別の、さらなるボス的な人間に」みたいなことはあるかもしれませんね。「素に戻った尊氏は、天下取りのために動きつつ、彼とはあまり関係ないところで、別の敵が時行に」ってことはあるかも。
って感じに、「松井優征節」が全開な作品ではありますが、史実にはしっかり沿っているようですし、ネウロや殺センセーのように超常的な能力を発揮するキャラがいるわけではありません。松井作品としては、意外と大人しいかも。
まあ、





油断してるとそのうち、足利尊氏がドーピングコンソメ的な描写を見せてくるかもしれませんが(笑)。



ってか、時行を庇っている諏訪頼重に、未来予知の能力があったりして、しっかりギャグと絡めてますけどね(笑)。


宇崎ちゃんは遊びたい!


いまのとこ、7巻まで。これはアニメ化済みですね。
この作品は以前、単独で紹介していますので、そちらのほうも(宇崎ちゃんは遊びたい!)。
最新7巻では、とうとうサクが、宇崎への恋心を自覚しますね。遅すぎる、そして鈍すぎる気もしますが(笑)。
そんなサクと、こちらは既に「サクへの恋心」を自覚はしているであろう宇崎による、互いへの言動は、相変わらず微笑ましいです。
ってか、共通の友人、知り合いが、ふたりをくっつけようとはしているんですが、今回、宇崎の妹のも、これに参戦します。このコがまた、最年少なのに耳年増というか(笑)。
それはそうと、この7巻の最大の見せ場は、






表紙をめくってすぐの扉絵でしょうね(笑)。



「フェミへの当てつけ?」



なんて邪推しちゃいます。

そんなわけで、「おすすめマンガ」でした。
この中ではやっぱ、「宇崎ちゃん」がとっつきやすいですかね。ギャグ系、コメディ系ということで(異世界おじさんはオタク気質がないと、若君は歴史好きでないと、興味が出ないかも)。

あ、前回の「おすすめマンガ」(個人的おすすめマンガ?)で紹介した作品も、いまでもチェックしてますよ。
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進撃の巨人34巻(完結)

2021-07-03 16:05:01 | マンガ

進撃の巨人が完結しましたね。
思えば、この作品が表紙になっていた別冊月マガの創刊号を、衝動的に「表紙買い」してね。案の定、傑作でしたね。
いや、なんか直感的にね。表紙のイラストを見て、「名作の予感」みたいなものを感じてね。決して、上手な絵ではないし、自分好みの絵柄でもなかったんですが。
以来、まあ、別冊月マガ本誌はすぐに買わなくなっちゃったけど、単行本は欠かさずにチェックしてましたね。
正直ね、中弛みというか、途中からは惰性で読み続けているトコはありました。最後のほうなんて、ちょっと意味がわからなくなってたし。
それでもね、充分に楽しませてもらいました。ホントに「長い間、お疲れさまでした」といいたい。
また、作者の諫山さんとしては、「描きたいことを、予定どおりに描き切った」という感じなんでしょうね。まあ、途中、「vs巨人」というより「vs人間」となった辺りから、編集の意向も強くなったのかもしれませんが(勝手な憶測ですが)。

で、この最終巻。




オレの中では、ミカサこそが主人公でしたね。



ご存知のとおり、本来の主人公・エレンは、闇落ちしてるんですよ。まあ、「彼は彼で理想があって」のことでしょうが。
一方のミカサは、幼いころからエレンに恋心を抱いていて、ゆえに彼が世界にどんな災厄をもたらそうと、敵対する覚悟がなかなかできない。
けど、それでもエレンがやってきたことを考えると・・・彼を討つ以外にあり得ない。
その直前、――これは「エレンへの思い」と現実問題との間で苦しむ、ミカサの妄想なんですかね?――エレンとの逃避行先で、

エレン「オレが死んだら、このマフラーを捨ててくれ。
――おまえはこの先も長生きするんだから、オレのことは忘れて、自由になってくれ」

ミカサ「ごめん――」(ここで現実に戻る)


このミカサの決意、まさに主人公っぽいですよね。
でも、そこはミカサも女の子ですんで、「女視点」な演出になったんでしょうが。
前述の「マフラー」は、エレンがミカサに贈った、唯一のプレゼントみたいなもんなんですよ。その辺のことは、こっち(進撃の巨人12巻)でも書いてたかな。
ともかく、「愛するエレンとの象徴」ともいえるマフラーも、エレンとの思い出も、そしてエレンに対する自分の気持ちも――すべて忘れることなどできない。
それでも、





「エレンは私の手で」と言わんばかりの決意。



そして――





ミカサがエレンを討ったことで、世界は一応、救われます。
で、エレンもやっぱ、ミカサに気があったんだね(笑)。
エレンとアルミンが、互いの意識内でやりとりしてる際、



エレンもやっぱ、本来は普通の男の子なんだよね(笑)。
ちなみに、ミカサは死に臨み、エレンから貰ったものであろうマフラーを首に巻いて、入棺されていました。「ほかの誰か」とは結ばれたみたいですけどね。
まあ、正直ね、あのストーリー展開だったから無理なのはわかってたけど、ミカサはエレンと結ばれてほしかったなぁ。何らかの形で、ハッピーエンドになってほしかった。
ただね、ストーリーや設定的にね、エレンのやってきたことを考えると・・・
もちろん、ミカサの幸せを否定する気はないけどね。彼女は相手が誰であれ、幸せになるべきですよ。
それに、おまけマンガのほうで、彼らとアルミンの幼馴染みトリオが、仲良くやってるんでね(笑)。
スクールカースト最下層の三人――冴えない少年であるエレンと、イタいオタク女になってるミカサ、そして厨ニ心全開なアルミンが、こっちの世界でも仲良くなってて、三人で映画(この作品の本編と思われる)を観てね。
アルミンとミカサが、オタクならではの感情的な論争を始めちゃってね。「じゃあ、エレンにも意見を聞いてみよう!」ってなって、話題を振られたエレンが、






「オレは・・・おまえらと映画を観れて、楽しかったよ。次回作があったら、また観に行こうな」


と。
このやりとり、なんかよかった(笑)。こっちの世界では、ハッピーエンドもあり得る?
ってか、このおまけマンガ、本編と繋がってるかもしれんのね。本編の100年後で、エレンたちが転生しているのかも。

ともあれ、いい作品でした。こんな傑作に、初回から、リアルタイムで出会えたことに感謝しています。

あ、ほかにも「進撃の巨人」関連の記事はありまして・・・よかったら、こちらも(進撃の巨人をオレなりに考察!)。
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まったく最近の探偵ときたら 9巻

2021-06-06 11:23:25 | マンガ


はい、今回、久しぶりにしょーもない記事です。
まあ、ハードボイルドギャグとでもいうか・・・そんな作品です(笑)。
主人公は名雲桂一郎といって、かつては高校生探偵として、数々の難事件を解決してきた(元)イケメンなんですが、いまはしょぼくれたおっさん探偵です。おっさんといっても、まだ35歳ですが。
メインヒロインは中西真白(ましろ)というJKの美少女で・・・って、上の画像で既にお気づきの方もいるかもしれませんが、「美少女なんだけど・・・」って人です(笑)。
いや、この真白さん、初期のころは美少女成分のほうが強かったんですよ。きっついギャグもやってはいましたが。
名雲に想いを寄せるような描写なんかもあってね。たしか、怪しい薬の影響ではあったけど、必ずしもそれだけでもないっぽいような。まあ、現時点では有耶無耶にされてますが(笑)。
ってかね、真白のキャラ変がデカすぎて、ラブコメ描写どころではなくなってるのかも(笑)。
真白ってキャラは、



デフォルトでは文句なく美少女です(まあ、初期のキャラデザのほうがいいとは思いますが)。

ただね・・・





顔芸が・・・(笑)



上の画像のような美少女が――




※ 真白です。





3つの画像、すべて同一人物です。



まあ、いまの真白は、「恋愛担当でない」ことはもちろん、読者にとっての「愛でる対象」でもありませんよね(笑)。その代わり、おもしろいですが(笑)。
ただ、それでも「もう少し、初期のころのかわいさも残してほしかった」って気はします。内面だけでなく、キャラデザもね(こっちは女性キャラ全般にいえますが、丸顔になりすぎてると思う)。
そうはいっても、この作品はほかにも女性キャラ、サブヒロインもいます。
まあ、サブヒロインといえば、本来は「メインヒロインの引き立て役」であるはずなんですが・・・

※ サブヒロイン




※ 成人済み



真白よりかわいいですよね(笑)。
このマキさん(本名は風巻ハナ)、名雲と同業の翌檜(あすなろ)ユウの助手をしてる人ですが、名雲のこともリスペクトしてます。今の彼が、真白のような小娘や、変態すぎる容疑者たちに振り回されるおっさんであっても(笑)。
マキさんは若くして職業経験も豊富で、元々は普通の女子高生、普通の女子大生であったことからも、作中で最も人間ができているし、やはり最もまともな人なんですよ。ただ・・・上の画像のように、“まともゆえに”、あるいは“名雲をリスペクトしてしまっているがゆえに”、ズレてしまうこともあるんです(笑)。
まあ、マキさんの場合は、それも魅力なんですが。
仮に名雲絡みでラブコメ要素が今後、入るなら・・・相手は真白よりマキさんのほうがいいとは思うんですが・・・ただ、ユウの世話女房的な描写もあるんで、彼女はユウに収まるんですかね? ラブコメがあるのなら。

あ、今回の記事で散々、真白をいじってきましたが、別に彼女も嫌いではないですよ。ってか、真白なくして事件は解決しないし。いずれもしょうもない事件であり、しかも真白が力づくで解決しますが。
ってか、最近のマンガのヒロインつて、やっぱ顔芸のひとつもできないとダメなんですかね。かぐやさんも顔芸やるし白銀、おめでとう!/笑)。
まあ、ギャグ系はね、やっぱメインヒロインこそが、顔芸、変顔をやる必要があるのかもしれませんね。最近の作品は。
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「じいさんばあさん若返る」と「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」

2021-01-10 19:36:12 | マンガ
じいさんばあさん若返る


pixiv上で掲載されているのを見つけましてね。紙媒体でも2巻まで出てます(以下、続刊)。
まあ、


こんな感じにヨボヨボのじいさんとばあさんが突如、最初の画像のような姿に若返る、といったコメディです。
それも、






ふたりともイケメンと美女なんで――


未乃(孫娘)「ねーねー、おばーちゃん」
ばあさん「なんだい?」



最初は混乱してたはずの孫娘が、ばあさんの恋敵に?



「歳の差70歳のライバル」に笑いました(笑)。



まあ、このように、基本はコメディなんですが、じいさんとばあさんは、見た目は若返っても、精神年齢は老人のままですんで、人情話なトコもあります。
個人的には、「正蔵(じいさん)の旧友の葬式のあと、彼とほかの旧友たちが、酒を飲み交わしながら、故人を偲ぶ」といったエピソードと、イネさん(ばあさん)が「少しだけ時代に逆らってみた」というエピソードがお気に入りです。
なお、この作品はボイスコミック化されており、正蔵は三木眞一郎が、イネさんは能登麻美子が声を当ててます(YouTubeで視聴可能)。


すべての人類を破壊する。それらは再生できない。

最新6巻です。
それにしても、






美少女のギャップ萌えは、反則だよな(笑)。


作中は、1999年のバレンタイン前後です。ヒロインの沢渡慧美(えみ)が、主人公である神納(かのう)はじめのためにチョコレートを作ってね、どうにか彼に渡すことができるんですが(笑)。
やっぱ、このふたりの「甘酸っぱい恋愛模様」は、たまらなく微笑ましいですね。ってか、この巻で、はじめもようやく「沢渡に対する自身の恋心」に気づきます(笑)。
ただ・・・なんか、沢渡の母ちゃんがな・・・普通のラブコメなら、ヒロインの母親はむしろ応援しそうなものではあるんですが・・・
一方、沢渡の恋敵である諏訪原(すわばら)八雲。この巻の冒頭で、カードゲームで沢渡に惨敗した彼女ですが、少しばかり覚悟を決めたかのように、若干のイメチェンのうえで、カードゲームの天才・白銀久遠に挑みます。
彼女はまだ、はじめへの想いをあきらめてはいません。沢渡との「女の戦い」も、楽しみではありますね。
ちなみに、「時代設定が1999年」なせいか、





キバヤシとナワヤが、六巻発売の祝辞を述べてます(?)。



MMRの石垣ゆうきがイラストを寄稿してるってことなんですけどね(笑)。
キバヤシとナワヤ、久しぶりに見たな(笑)。ってか、石垣ゆうき、はじめと沢渡のイラストも、上手い具合に似せてるわ。
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歴史系マンガが好きだ! PART2

2020-12-05 22:08:59 | マンガ
前回(?)のことは、こちら(歴史系マンガが好きだ!)
世間が鬼滅フィーバーで沸いているというのに、「おっさん、おばさんからしか受けないような作品」のレビューで、すんません(笑)。


賊軍土方歳三 1~2巻(以下続刊) 赤名修
江戸~明治時代

2巻のレビューを。1巻のことは、こちら(賊軍土方歳三)をご覧ください。
まあ、なんというか・・・山本八重が美人(笑)。「麗しの女銃士」って感じです。
また、土方、沖田、斎藤、島田と、(ここからは回想ですが)新選組隊士たちの入浴シーンも。こっちは女性読者サービスですかね。
で、白河の戦いにて、斎藤が指揮する新選組抜刀隊が(土方、沖田も同行はしている)、西軍薩摩隊と激突するんですが・・・薩摩隊には、斎藤と因縁のある清原清の姿が。
清原は元高台寺党――新選組ファンなら、それだけで、斎藤との因縁はわかるでしょう。対する斎藤らにとっては、清原は近藤を・・・
斎藤と清原の一騎打ちは、見応えありましたね。「剣vs銃」ではあったんですが、一応は銃の盲点を突いて・・・
そういえば、ラストでは、土方も山本八重の銃撃をうまい具合にかわしてましたね。
っつーか、「斎藤一に山本八重」となれば、





時尾さんも多分、出てくるんでしょうね(笑)。



どのような時尾さん像になるのか、そして、この作品の、強面な斎藤が少しばかり照れ臭そうな姿を見せてくれる(?)さまが、楽しみです(笑)。


るろうに剣心 北海道編 1~5巻(以下続刊) 和月伸宏
明治時代

まあ、るろ剣の北海道編は散々、語ってますが(笑)。今回は出たばかりの5巻のことを。
正直ね、「新キャラ三人――明日郎、阿爛、旭は、持て余し気味じゃね?」なんて、思ってたんですが・・・この5巻では、阿爛のキャラを上手い具合に話に絡めてますね。
ってか、





観柳とセットで、いい味出してた気もしますが(笑)。



ともかく、あとは明日郎と旭ですかね。まあ、このふたりも、この5巻ではそこそこ活躍してましたが。
で、いま、名前を出した武田観柳。この人のキャラについては、るろ剣ファンに対しては、クドクド説明するまでもないでしょう(笑)。
ただ、この人さ、剣心たちの味方になりそうな雲行きじゃない? そこは観柳だから、剣心や左之に憎まれ口を叩いてるけど(刀馬鹿と力馬鹿/笑)。
味方というか、「互いの利害が一致しているうちは、剣心たちに協力する」といった感じかな。阿爛が彼を上手い具合に乗せて、彼も阿爛のことは気に入ってるみたいだから、乗せられたふりをして。
この作品で最も好きなキャラは斎藤一なんですが(散々、語ってますが)、ってか、この作品の彼は、「いままで見てきた数多くのマンガキャラの中でも、上位に入る」くらい好きなんですが、るろ剣という作品において、彼に次いで好きなのは左之助なんですよ。
「この人が主人公でもおかしくない」ほどに、王道なヒーローですよね。マンガ的な。拳で戦うのも好き(最初は斬馬刀を使ってましたが)。
で、和月さんの上手なトコは、「戦闘において、どのキャラも苦戦させる」「その描写がわかりやすい」ってトコだと思うんですよ。剣心、志々雄、斎藤のBIG3でさえ、ヤバいくらいのダメージを負わせたうえで、辛勝だったり、それに近い形だったり。まあ、志々雄と斎藤は高圧的な物言いを見せる人たちなんで、一見しただけではわかりにくいかもしれませんが(笑)。
ってか、京都編以降の話かもしれませんけどね、「苦戦が魅力」になったのは。それまでは、剣心は圧勝する場面も少なくはなかったかもしれんけど。
もちろん、圧勝は圧勝で、カタルシスのようなものもあるかもしれませんが、やっぱ戦いは泥臭いほうがおもしろいんですよ(見てる側は/笑)。
で、左之の戦いは常に泥臭い。今回の於野(おの)冨鷹(とよたか)との戦闘も、「むしろ左之の判定負けでは?」って思うくらい(笑)。
まあ、最後は於野に握手を求めるトコで、終わってますけどね。
ともかく、この5巻では斎藤は出てきませんでしたが、左之が戦ってくれたんでね、私としては読み応えがありましたね。


角栄に花束を 1~2巻(以下続刊) 大和田秀樹
昭和

まあ、これもね、先日、こちら(個人的おすすめマンガ?)のほうで軽く紹介してるんで、よろしかったら。
2巻では、角さんは満州に出征しています。出征いっても、戦闘に加わることはなく、兵站を主な任務とする部隊にいたようですが。
ここでも、角さんの人たらしぶりが遺憾なく(笑)。
「気に食わんから」という理由で殴りつけてくる鬼軍曹も、エリート意識ゆえに見下してくる見習い士官も、若くして海千山千な角さんには、むしろ手懐けられる始末。
そして、角さんの実務能力・・・軍での生活は案外、順調にも思えました。
ところが、角さんの身に病が・・・
このため、日本に帰還した角さん。病状は一向に回復することはなく、自身も「死」を覚悟したほどでした。
さらには、妹たちが若くして亡くなり・・・。
ただ、彼女たちが身代わりになったわけでもないでしょうが、自身の病状は奇跡的に回復します。
そして、元々の仕事に戻り、はなさんというお嫁さんも貰い、ようやく順風満帆になっていくかと思われましたが・・・対英米戦、開戦。
角さん自身もその周囲も、やがて・・・
そりゃね、持って生まれた胆力のうえに、こんだけの人生経験を積んでれば、やがて天下を取りますよね。常人だったら、潰れちゃうくらいに波瀾万丈。
まあ、そんだけの人だから、日本を(世界的に見れば)平和で豊かな国にしてくれたんでしょうね。まあ、国防は岸が安保で、経済は池田が所得倍増計画で担保してくれていた部分もあるでしょうけどね。前任の佐藤が、「自民党による政権担当を安定化させた」と、いえないこともないでしょうし。
それでもね、角さんが天下を握ってた時代(首相時代のみでなく、フィクサーだった時代も合わせて)が、日本人にとっては最も幸せな時代だったと思いますよ。
頂点にいるこの人が誰よりも人情家だったから、「日本全体が牧歌的で人情に溢れていた」とも、いえるんじゃないかな?
ともかく、「日本史上、(現時点では)最後の偉人」といえるでしょうね。田中角栄は。
もちろん、功罪の双方があるでしょうが。


そういえば、冒頭で触れた鬼滅も一応、大正時代らしいんで、歴史系ではありますね。
鬼滅はチェックしてませんが、やっぱり歴史系のマンガが増えましたよね、単行本を買ってる作品は。
前回、というか、以前に同じタイトル(無印)で紹介したマンガは、いまでもチェックしてますよ(ってか、秘本義経記の続きは?/笑)。
前回と今回に紹介した以外では、「新九郎、奔る!」(戦国)、「センゴク」(戦国)、「昭和天皇物語」(大正、昭和)ですかね。「極東事変」も「昭和史」といえるかな。
「昭和天皇物語」の7巻は、るろ剣5巻と同日に発売だったのかな? オレは同日に買いましたが。
この作品は、「激動の昭和」に入りましたね。即位直後から問題が山積みで、さらには戦争の足音が・・・昭和天皇の苦悩が、ますます深いものになってしまいますね。

歴史系以外のマンガは・・・また別の機会に(笑)。
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