器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

ベーコン ピザ

2013-12-29 20:29:03 | 料理
ベーコンたっぷりのせたピザが食べたい!
・・・と思ったのが1か月前、
安い豚バラ肉が見つからず2週間・・・
やっと肉を手に入れ塩漬け1週間・・・
水に浸して塩抜き、乾燥2晩、燻製で1晩・・・・・
・・・やっとベーコン完成!
ベーコンの右にあるのはついでに作った鶏腿の燻製。


下の写真は昨日燻製しているところです。
自分はベーコンなら70度くらいで3時間燻製してます。
スモークウッドの熱だけでは70度までいかないのでガスコンロで加熱しています。
スモーカーはアルミ製の寸胴なのでそのまま加熱できます。
このくらいの温度での燻製は温燻って言います。
ハム、オイルサーディン、コンフィ・・・等々この温度で加熱することにより独特のやわらかい食感の保存食になります。
ちなみに以前マダイでやった冷燻は30度以下で燻製にします。
真鯛の冷燻


準備に1ヶ月・・・長かった・・・・・・
今まだベーコンたっぷりのピザが食べたいのか・・・?といえば、別に特別食べたい訳でも・・・・・(苦笑)・・・

せっかく仕込んだのでやっぱりピザつくりました。
生地は中力粉に塩、砂糖、イーストを適当にいれてストーブの前に置いといた・・・っていういいかげんな作り方です。
トースターで焼くので横にながいです。
ベーコンはたっぷりあるので厚切りで・・・ピザだけどメインの一品っぽいボリューム。

つくってよかった・・・やっぱりうまかった・・・。


冬の保存食 真鯛の冷燻

2013-12-22 21:05:15 | 料理(魚貝)
結婚指輪”真鯛”

写真の指輪は以前つくったものです。
・・・今のところ・・・こんな指輪が欲しかった!!これを結婚指輪に!・・・というお二人には出会っておりません(笑)。

ちなみに女性用が幅3mm,男性用が幅5㎜、
鋳造ではなく、金属の指輪の上にタガネで直接鯛を彫っています。
彫り方は”肉合彫り”という手法です。
非常に細かく彫っていくのに時間もかかるのでお値段は高めです。



本物のマダイです。
暮れから正月は鮮魚が手に入らないので今のうちに保存食作っときます。

マダイ=高級魚ってイメージがあると思います・・・が
スーパーに売ってるようなマダイなら鮮魚としては実際そんなに高い魚でもないです。
だいたい1キロ1400~1500円くらい・・・安くはないですが。



昨日買ってきたマダイは500gで750円。
3枚におろして熱湯で皮だけに火を通します。
1匹500gだとさすがに小さい・・・。




すぐに冷やします。皮霜ってやつです。
これで皮つきの刺身で食べられます。
スーパーで売ってる鯛の刺身ってなんで皮とってあるんだろ・・・?
皮霜造りのほうがおいしい、しかも熱湯で一度表面を殺菌するから清潔で日持ちするし・・・。

半分は水気をよく拭き取って冷蔵庫へ。
自分の経験では5日間は刺身で食べられます。



残りの半分は保存食にします・・・まず塩水に漬けます。
7%の塩分で40分くらい・・・・・好みで加減します。
・・・これは一番簡単な方法かな?この部分は何通りものやり方があります。
となりはついでで用意したあじ・・・量からいって安いアジの方がメインっぽい・・・。




水気をよく拭き取って脱水シートにくるんで冷蔵庫で数時間・・・。
でかいほうがアジ・・・。




脱水シートをとって網にのせラップなしで冷蔵庫に入れて一晩乾燥させます。
魚の干物の作り方と大体同じです。
・・・アジばっか・・・。
脱水シートを使うのは生で食べるので清潔さを保つためです。




一日おいて今日、冷燻にします。
魚の表面が乾いた状態になっていたら準備OKです。
スモークウッドに火をつけてスモーカーに入れます。

スモーカー・・・と言っても寸胴に穴開けて蓋付けただけなんですが・・・
一応名前つけました。”くん太郎”です。
蓋のうえについているのは温度計、20度台をキープできたらOKです。
冬は気温が低いので比較的簡単につくれます。
冷燻は何かっていうと・・・スモークサーモンです。
真鯛の冷燻=スモークサーモンの真鯛版・・・って感じです。



燻製中。
温度が上がりすぎたので保冷剤(左側のあおいやつ)を入れています。
3時間くらい煙にあてたら完成です。
晩酌しながら只今製作中・・・。



写真は以前つくったものです。
まず完成したら1日おいて煙のにおいを落ち着かせます。
そのあとは早めに食べたほうが味は良かったんですが、前回作ったものは15日目でも問題なく食べられました。
もちろん作り方、保存の仕方等々・・・気をつける点はたくさんあるので日数は保証できません。
お腹の丈夫さもかな・・・。

楽しみ・・・。

オムライスの素(もと)

2013-12-18 14:27:09 | 料理


玉ねぎ中くらいの大きさで2個、それと同じくらいの人参をみじん切りにします。
これで3回分(3人前)。
・・・これが面倒くさい・・・。




油をひいて弱火で炒めます。
水分飛ばしたいのでここで塩も入れます。

1時間くらいじっくり炒めます。
焦げない程度にたまにかき混ぜてやる・・・って感じでOKです。
自分は台所で晩酌しながらこれを作っときます。
1日って24時間しかないのに1時間も玉ねぎ炒めるだけに費やしてたら・・・時間もったいないですよね・・・。
たまにかき混ぜるだけでいいので、皿洗いをしながら・・・とか、ほかの料理を作りながら・・・って感じがいいと思います。
水分が減ってきたら火をさらに弱く・・・これで焦げ付きません。


茶碗1杯くらいになったらオムライスの素が完成!
スプーンで押しつぶして空気を抜きすぐにラップでふたをします。

まず加熱と塩で殺菌、
さらに雑菌の繁殖に必要な水分もかなり少なくなっている。
大部分の菌が繁殖に必要とする空気・・・これも“押しつぶす+油で覆われてる”って状態なので遮断できます。
茶碗が清潔か?とか、水に触れてないか?とかいろいろ気をつける必要があるので保証はできませんが、このオムライスの素、ちゃんと作れば冷蔵庫で2週間は間違えなく持ちます。





昼ごはん!
まず鶏肉を炒めます。
海珠堂では鶏肉の代わりに舞茸つかうことが多いです。
舞茸ってオムライスに合う気がします・・・気に入ってます。
もちろん鶏肉、舞茸両方つかったらさらに素敵な仕上がりになりますね。


鶏肉(舞茸)に火が入ったら冷蔵庫からオムライスの素を出して1回分フライパンに入れます。



温まったらご飯、ケチャップを入れ弱火にしてスプーンで押しつぶすように混ぜます。
冷めたご飯だと混ぜにくいので温めておいたほうがいいです。
野菜の水分が飛んでいるので、ご飯があまりべたつきません。
ここでスパイス入れるとさらに素敵な仕上がりになるでしょう!
・・・自分1人の昼飯なんで普段はあんまり凝らないです。



皿にご飯をもって・・・



オムレツを焼きます。
今日は見栄えのいい卵3個にしてみました。
普段は卵2個です・・・。



オムレツ載せたら完成!
10分くらいでオムライス作れます。
料理だと効率のいい仕事ができるのにジュエリー制作だとほんと効率悪いことばっか・・・なんでだろ・・・(苦笑)



このオムライスの素、洋食屋さんとかだと常識なのかな・・・・・?








石目

2013-12-17 17:49:41 | ジュエリーの作り方
・・・魚の話ばっかりしてるな・・・・・



今日はジュエリーの作り方です。

猫の表面の艶消しのような仕上げについて説明させて頂きます。


まず鋼の棒・・・タガネって呼ばれています。
これを真っ赤になるまで加熱します。


まだ赤い(熱い)うちに石にタガネの先をあてて金づちでたたきつけます。
鋼が加熱されて柔らかくなっているので、叩きつけることにより石の表面がそのまま鋼の棒の先に転写されます。
・・・鉄は熱いうちに打て・・・ってやつです。






次に再度このタガネを加熱して今度は水に入れて急冷します。
刀鍛冶がまっかな鋼をカンカン叩いて水に入れる・・・まさにそれと同じです。
焼き入れって言います。これで鋼が硬くなります。
・・・・・写真うまく撮れませんでした・・・作業しながら写真って難しいですね・・・。
・・・それと今さらやっと気がつきました・・・
カメラも右利きの人が使いやすいように出来てるってことに・・・。



タガネはこれで完成。
このタガネで猫の表面を叩いていきます。
鋼のほうが銀より硬いので、タガネの表面にある石の模様が銀に転写されます。


全体をムラなくきれいに打っていきます。
”石”という自然の材料を使うので表面がより自然な感じに仕上がります。

この猫のペンダントは
↓こちらで販売してます。
Creema 海珠堂ショップページ