器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

豆腐おにぎり

2018-11-30 13:07:25 | 料理(弁当)
明日、12月1日は"いきもにあ"
神戸サンボーホールでお待ちいます!

・・・で、こちらはお弁当の豆腐おにぎり

まず豆腐一丁に味噌をスプーン1杯くらい

ぐちゃぐちゃに混ぜる


肉や魚が毎日食べれらるものではない・・・っていう時代はそんなに大昔の話でもない気がします。
・・・多分、洋の東西を問わず・・・
おかずが野菜と豆腐だけ、豆のカレーとチャパティ、豆のスープとパン・・・そんな感じの食事って昔は世界中で結構当たり前だったんじゃないかと思います。
・・・・遊牧民は例外かな、肉ばっかり食べてるはず・・・
・・・漁港や漁村の人も魚ばっかりかも・・・
ああ、あと貴族も例外でしょう(笑)!

しばらくほっとくと豆腐から水が出てきます


これを・・・しつーこくというかじっくりというか
徹底的に炒めて水分をとばします。
ぽっそぽっそでチーズっぽい?感じになったらOK


ネギと生姜を油で弱火でじっくり炒めて


ぽそぽそみそ豆腐とネギ油を混ぜたら完成!
・・・・・はっきり言って時間掛かるし面倒臭いです。
安い肉で済ませたほうがよっぽど楽でしょう。


味噌も豆腐も元は大豆なんで相性いいです。
水分徹底的にとばした濃い大豆味+油分
ご飯のおかずでも普通に美味しく頂けます。
これをたっぷり詰め込んだのが今回のお弁当


それから別の日に作っておいた去年と同じエビおにぎり

食事の準備は万全です・・・作品はちょっと足りてないかも(苦笑)


さっきのぽそぽそみそ豆腐、他の使い方もできます。
ネギ油を入れないで山芋を入れて・・・


フライパンで薄く焼きます

テフロンみたいの使ったほうがいいかな・・・
山芋だけじゃ固まらないので油でじっくり焼いて表面カリッとさせて固めます。


薄く2枚焼いたもの


豆腐パテ?と胡麻ソースのハンバーガー


カリッと焼かれた歯ごたえ、濃い大豆味、油も吸っているんで食事の満足感で完全に肉と張り合えます。
・・・崩れやすい、っていうのがちょっと弱点
最大の弱点は作るのが面倒臭い(苦笑)





明日はいきものテーマのもの作りいべんと"いきもにあ"なので・・・


ものづくりで値段を下げようとすると・・・
材料減らしたり安くしたり・・・
手間を減らして作業時間を短くしたり・・・

食べ物、肉も多分同じだと思います。

安い肉をつくるためには・・・
狭い檻にを出来るだけ沢山並べて・・・
安い餌を薬のませて沢山食べさせて早く成長させる・・・

自分の体は自分の食べたもので出来てる・・・って言うし
食べることで自分に取り込んでしまうような気がします・・・
安く早く育てられて、安い肉にされて・・・
美味しくもまずくもなく、なんとなく消費されてしまう鳥や豚の一生を

でも大豆だって出来るだけ効率よく沢山つくる、ってとこは同じだろうし・・・
いつも手に入るアジとイワシだけで食べて生きていく・・・
こんなのはさすがに自分でもつらいんですけど・・・(苦笑)




銀(925)と七宝焼き

2018-11-14 11:45:06 | ジュエリーの作り方
江戸時代の金工(主に貴金属の加工)で名を残した名人達に挑む・・・
そんな意気込みで製作したのがこちらの鯉

・・・自分程度の腕では相手になってないんでしょうが(苦笑)



色のついている部分は七宝焼きという伝統工芸です。
・・・ガラスを溶かしつける・・・って感じかな・・・。
七宝焼きは壺とかお皿に施されたものが有名です。


小さな銀(925)のアクセサリーにこの七宝焼きを施す工程をご紹介します。

七宝を入れてない状態のカエル
ヤスリ等で磨いたあと焼き鈍してあります。

溝の部分に七宝焼きの釉薬をのせていきます。


ピント合ってなかった・・・ごめんなさい!

釉薬が乾いたら800℃強まで温めた電気炉へ・・・
窯で焼かれるアマガエル・・・


大きさによりますが・・・多分2分くらい?で溶けます。
・・・時間測ってないのでちょっと適当ですが・・・。
時間よりも窯の中の釉薬の溶け具合を目で見て判断します。
溶け切っていないのは勿論駄目だし焼きすぎも駄目です。

ちょうどよく溶けたとこ

室温で冷まします。
冷めはじめ
銀に彫ってある溝にガラスが溶けてへばりついた状態です。
銀の枠でガラスが守られているのでそうそう簡単には割れません。
大事にして頂ければ一生お使い頂けます。

まだ熱いのでさわれない・・・


常温・・・
緑になります。


余計な部分を削り落として・・・
研磨剤で磨いて・・・
完成

カエルはこちらで詳細がご覧になれます。
creema 海珠堂 アマガエルのペンダント

工程ははっきり言って単純・・・
・・・なんですが、温度、自分の使っている電気炉のクセ・・・
銀の枠の厚み、形状、釉薬の盛り加減・・・
言い出したらきりがない感じでコツとか失敗して覚えた経験なんかが必要だと思います。

・・・ご同業で興味のある方もご覧になると思うので・・・
やってみて失敗して覚える・・・って感じでした、自分の場合は。

材料の釉薬、砂状になっています。

水で湿らせた状態で、小さなスプーンで銀にのせていきます。
・・・ものによって湿り加減を変える・・・
っていうのもコツかも・・・こうやって書いていると気が付きます。
普段は勘に頼ってやってるので・・・
そういうんじゃ駄目なんだろうな・・・(苦笑)

こちらはアオウミウシのピアスに釉薬をのせたところ
黄色は焼きすぎると色が悪くなるので青から先に焼きます。


黄色の入る部分に青が入らないようにやるんですが・・・
このサイズで完璧に何個も続けて仕上げようとすると・・・
・・・途中で本当に参ってしまう・・・
なので、黄色部分に少し青が入っても気にしないで焼いてます。
・・・で、後で余計な青を削り落とします。
こうしたほうが早いし負担も少ない・・・こういうのもコツのひとつかな・・・


上3本がリューター(小さな電気ドリル)の先端工具
金属に穴開けたり削ったり・・・という用途で使います。
・・・で、下はそれを加工して作った小さな手作り工具

左は先に紹介した小さなスプーン
次が釉薬を平らにならしたり寄せたりするもの
それから七宝を削り落とすためのもの
叩いて割るために鈍く尖らせたもの・・・
ピンバイスに挟んで使います。


完成したアオウミウシ

細かい作業は・・・やっているうちに得意になったかな・・・
もともと出来た訳ではない・・・と今、これ書いてて気が付きました。
・・・性格は大雑把です・・・(苦笑)


こちらは真鯛のピアス


赤やピンクは銀と反応して変色してしまうのできれいに入れるのが非常に難しいです。

サバの縞模様は先に紺色を模様の溝に入れて焼き付けます。
その上から薄くマリンブルーをのせていきます。
写真は途中までマリンブルーをのせたところ
盛りすぎると紺色の縞模様が見えなくなるのでほどほどの量にします。
写真撮るために固定してありますが、普段は手にもって盛りつけてます。


完成

旨そう(笑)


形、色等々に合わせて磨く、焼く、削る、焼き鈍し、酸洗い、また焼く・・・だったり
作業の順番変えたりします・・・
あと、まとめて無駄な時間作らないようにやったり・・・
・・・こういうのが言い出したらきりのないコツの部分です・・・。

未完成品の山・・・


次のイベント出展は12月1日2日いきもにあ
用意しようと思ってたのに間に合わなかったものもいくつか・・・
いつもそんな感じになってしまうんですが・・・
これからもうひと頑張り。


こちらは帯飾り(根付)用のパーツ
最近用意致しました。


ペンダントは全て帯飾りと兼用に出来ます。


こちらでご覧になれます。
creema 海珠堂ギャラリーページ