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📸2023年8月17日:ホトトギスが全滅か? まったくもって散々な夏なのである。 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
ホトトギスの仲間の調子がよくない。昨年、可憐な黄色花を見せてくれたタマガワホトトギス(画面後方右側)だったが、今年はつぼみを見せてくれない。キバナ(画面手前)も、白花(画面後方左側)も、一向につぼみの兆しさえ見えない。まぁ、後者の方は秋咲きだから、まだまだ可能性はないとは言えないのだろう。
そこで、朝ドラの「らんまん」でも取り上げられたジョウロウホトトギスでも取り寄せようかと考えた。ところが、キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)はあるが、意外や意外、ジョウロウホトトギスが見当たらない。それではと、四国産はあきらめて紀伊産を取り寄せることにした。
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📸2023年8月17日:いま咲く花 秋の花を6ポットほど取り寄せた(写真中央の6ポット)。 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
もう一つ、秋の花と言えばフジバカマであろう。
秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき数ふれば七種(ななくさ)の花(第八巻:1537)
萩の花、尾花(をばな)、葛花(くずはな)、なでしこの花、をみなへし、また藤袴(ふぢはかま)、朝顔の花(第八巻:1538)
そう、山上臣憶良の、秋の野の花を詠める二首にある通り、フジバカマは古より秋の七草のひとつとして数多くの歌に詠まれている(ただし、万葉集には憶良が詠んだ上記の歌だけとされている)。これも白花とともに候補に入れて、ネットでキイジョウロウホトトギス、フジバカマ両方が揃う店を見つけた。
だが、これ二種だけだと送料がもったいない。すると、折よく「今見頃の山野草 3ポット お買い得セット」なんて奴が目に飛び込んできた。主夫は「お買い得」という言葉にめっぽう弱い。「届くまで、何が送られてくるかわからない」、こんなミステリアスなびっくり箱的趣向にも、ついつい気がそそられてしまうのである。
はい~、という訳で、17日に届いた内訳は、フジバカマ、白花フジバカマ、キイジョウロウホトトギス、そして、びっくり箱の中身はというと、萩 江戸絞り、桃色タニガワコンギク、尾瀬ミズギクの3種、計6種であった。
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📸2023年8月18日:キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑:ユリ科ホトトギス属の多年草) (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
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📸2023年8月18日:フジバカマ(藤袴:キク科ヒヨドリバナ属の多年草) (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
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📸2023年8月18日:ハギ エドシボリ(萩 江戸絞り:マメ科ハギ属の落葉低木)。 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
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📸2023年8月18日:桃色タニガワコンギク(桃色谷川紺菊:キク科シオン属の多年草)。 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
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📸2023年8月18日:尾瀬ミズギク(尾瀬水菊:キク科 オグルマ属の多年草) (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
キイジョウロウホトトギスはまだまだ発展途上のようだ。今年、花は見られるのだろうか?
フジバカマは白花との二対を取り寄せた。思えば、昨年、中之条ガーデンズに訪れた折り、なかなか立派なフジバカマが売店で販売されていた。いまから思えば、買っておくんだったなぁ~と臍を噛む思い。
ブラ散歩で花撮り人を気取っていた折り、何度となく撮ったのが江戸絞りであった。少なくとも三か所ほどのポイントを押さえていて、時期ともなれば江戸絞りを求めて撮り歩いたものである。
タニガワコンギクは、コンギクの矮小種であるようだ。すでに、猫の額には姫ノコンギクが大手を振って跋扈している。姫とは思えぬほど大きくなって。
ミズギク、初めて接した名であった。湿地に多く自生するオグルマ属の多年草で、尾瀬ミズギクはその変種とされる。この花が咲き始めると、尾瀬には秋の空気が漂い始めるのだとか。
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