Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

ノコンギクと思しきこの花は?

2021年12月09日 15時41分29秒 | みんなの花図鑑
  📷2021年12月9日:猫の額は冬枯れのただ中にある。
  チャバナホウチャクソウの緑がひと際愛おしい。
  (クリックすると大きな画像が表示されます。
  {戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻ります)
 猫の額は、冬枯れのただ中にある。
 その名の通り、狭い、小さな庭の地表が露出した様は、なんとも寒々しいものだ。

 このチャバナホウチャクソウ(茶花宝鐸草)は、9合ほどの鉢に植えてある。伊予国よりの到来物だが、ここ武蔵国でも、いまのところはつつがなく暮らしている。

 チャバナホウチャクソウはユリ科チゴユリ属の多年草で、トウチクラン(唐竹蘭)などとも呼ばれている。
 そう、よく見ることができるホウチャクソウのような下垂した茶系の花をつけるのだが、この「茶花」が「お茶席の花」を意味するのか、「茶色の花」を意味するのかはわからない。
 ホウチャクソウ自体、茶席の花としてよく使われるようだが、白花だけでなく、黄花、緑花などもあるところから、これは花色を指した呼称なのだろう。

 ホウチャクソウは、漢字で“宝鐸草”と記述する。“ほうたく”と読むことが一般的ではなかろうか。
「デジタル大辞泉」では、「堂塔の軒の四隅などに、飾りとしてつるす大形の風鈴。風鐸(ふうたく)。」との解釈を付している。
 花の形がその大型の風鈴に似ているからであろう。


 
  📷2021年12月9日:やはり到来者のノコンギクと思しき花。
  では、なぜ春に咲くのかな?
そのホウチャクソウとともに、伊予から武蔵へと下ってきた謎の花がある。
 なんとこの花、秋に咲くノコンギクのような花姿を写し、ノコンギクとは異なり早春に咲く。
 その葉には光沢があり、全縁で鋸歯はなく、しかも常緑でなのである。

 試みに、この左の画像をクリックしてみてほしい。今年(2021年)4月1日に撮った花の写真が表示される({戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻る。)
 花姿はどう見てもノコンギクでしょ。
 しかし、ノコンギクの葉には両面に短毛があり、縁には浅い鋸歯があるとされる。
 似て非なるモノと考えてもおかしくはない。
 お送り頂いたおっしょはんもその点を怪しみ、いろいろなサイトに投稿し花名を尋ねられたようだが、ノコンギクとの名を見ただけであると言う。

 さて、この花の正体は如何に?



📷2021/4/1
謎の花のプロフィール

 締め括りは、五年前、2016年12月9日に撮ってみん花に投稿した花をいくつか飾っておこうかな。
 ご記憶のよろしい方は、ひょっとして覚えていらっしゃるかも知れないね。

📷2016/12/9
タイリンミツマタ

📷2016/12/9
オキザリス・パーシーカラー

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