第二章
「 救急車 」
連休明けを待って5月7日朝、病院へ行こうとしたが
居間まで這って行くのがヤット・・
3階からの階段を下りるなんて想像しただけで気絶しそうなくらい痛い・・痛い・・
仕方なく居間に転がったまま、救急隊へ電話を
お願いがあります
脚が痛くて階段を下りて病院へ行く事が出来ないので
私を一階まで下ろし頂く訳には参りませんか・と?
その先は自分で病院へ行くんですか・・?と!
ハイ、何とか自分の車で行く予定ですと返事をいしたら
その先の方が心配なので救急車を手配しますって
でも、昨今言われている「救急車をタクシー代り」に使わないで下さい
の言葉が頭を過ぎりその旨を伝えましたが
大丈夫です お待ちください今救急車を手配しましたからの返事、
頼もしかったです
電話口に有難う御座いますと言い居間の入り口に転がって待つこと5分・・・
3人の救急隊員が痛い痛いを連呼する私を大きな風呂敷に包むように
四隅を持ち下ろしてくれました
そして名古屋第二日赤病院へ・・・お世話になりました。
「 入 院 」
入院当日は朝から夜までストレッチャーに乗せられてままでした
それって言うのも 後から後から・・急病人が運び込まれる救急医療の現場
テレビの中では何度もそのシーンを観ていましたが
その現場に今、私も横たわってうめいているんです・・・
うめけるレベルの患者は後回しです
その間に息を引き取ったお方が居た事も事実でした
そんな訳で夕方まで現場に捨てられていたオイラ・・・
19時頃になりヤット病室のベットに横たわる事ができました。
5月8日 午後2時
やっとブロック注射の順番が回ってきました
病院へ来て1日半、その間・・・ただただ痛み止めの処置だけです
注射、座薬、飲み薬の3種を 重ねて飲み、打ち、挿入の繰り返しでした
「ブロック注射」
上手く説明はできませんが痛かった事を中心に話をしますね・・・
腰骨が連なっているその間に軟骨みたいなクッションの役目をする部分があり
そのクッション材が整列している本来の場所からハミダシて居る事を「ヘルニア」って
言うらしいです
問題はそのヘルニアが腰骨のそばを通る幹線神経に障っている為に
動くと「激痛」がする
この部分に直接麻酔を打つ事を「ブロック注射」と言うらしいです。
この時レントゲン撮影をしながらそ その位置を確認しながらの作業でした
作業されるオイラは曲がらない左足を少しだけ伸ばして腹ばいの姿勢です
この姿勢に成るのが死ぬほど痛くって吠えまくっていました・・・
じゃ~止めますかと先生の声が・・・
死ぬ気で頑張るからお願いしますと・・・・
ベットの上に這い蹲り痛い左足は半開きで両手も握り締めて
痛いを連呼するクチはカラカラ 額からは脂汗が滲み
目は血走り 長い髪は先日から手入れも無くバラバラ状態で
目線だけは前方を見つめての姿・・・
想像するに合戦で弓矢は尽き果て 刀は折れて
乱れきった月代姿で、その戦場に這い蹲る野武士を想像しました。
そのブロック注射をした瞬間
左足の親指の先まで ド・太いショックが走る事3回
その瞬間にガッチャッツ!!って鍵が開た感じでその「激痛」が半減しました
オドロキ!!
そして翌日の午後には痛みは消え去ったけど左足の「ヒザとスネ」に
剣山をびっしり刺した様な「シビレ」は残っています。
でも、あの激痛に比べたらガマンできます
この「シビレ」とは これからも付き合って行く事にになるそうです
傷病名:「腰部脊柱管狭窄症」
参りました