介護サービスほっと通信

「暖か介護でほっと一息」をモットーにしています。日々の仕事の中から感じたことなどを発信していきたいと思います。

だいぶ落ち着いてきた感じが…

2007年07月19日 20時32分08秒 | 予防ケアマネジメント
現在長野県では予防ケアマネジメント研修会の真っ最中だ。
包括と委託されているケアマネとの合同の研修会であり、経験者も初心者も混在としている研修だ。
今日まで出半分が消化した。

これまでの経過を見ていると予防ケアマネジメントそのものはかなり定着してきているといえよう。昨年の同時期のようなはなはだしい混乱もなければ、包括も包括としての昨日や役割を果たそうとする取り組みが可能になってきているようだ。

しかしこれは同時に、各地域ごとに『独自のルール設定』が定着してきたという事でもある。

例えば、予防ケアプラン作成者が利用表や提供表を毎月作成し、利用表には利用者の承諾印を、提供表は事業所に毎月配布を『ルール』として求めている包括支援センターがある。

これは当然にルールの求めている範囲を逸脱していることであり、そこまでしなくても問題にはならないものだ。現に私も昨年の3月末に、4月から予防に移行する人に、4月分の利用表を作っただけだ。それでも問題にはならないし、地域の包括もそこまで当然に求めてきていない。

一方で国では予防ケアマネジメントの手間や負担を出来るだけ少なくしようといろいろと画策している。これにも反した行動である。それでいて『負担が多い』と言っているのだからおかしな事になっているものだ。

また、計画作成に関しては『生活の目標』の設定が課題であることは今までと変わりがない。これが適切に把握できれば予防は手間がかからないことはこれまでも触れてきたとおりだ。

そしてこの目標設定が上手くいかないのでモニタリングや評価が上手く展開されていないという事になる。

そもそも評価とは何をすることなのか。結果と評価とは違う。ここが分かっていない(間違えて理解している、安易に考えすぎている)という状況が際立ってきている。ここがしっかりしていないと短期集中的な効果的な支援になって行かない。

今後評価をしっかりと行うことが出来るようにしていくことが予防ケアマネジメントの当面の大きな課題となってきている。

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