昨年度まではいかにして予防ケアプランの作成を可能にするか、という大義名分があって、そのための研修内容を中心に展開してきた。しかしこの方法の大前提に、様式の「欄」の中に書く内容を教えれば、作成者がその情報をつかんでくることが出来る、ということがある。
では実際にはというとそうではない。情報がつかめていないケースが圧倒的に多い。これがつかめてこないからそれ以降の計画には実効性に乏しかったり実現性に乏しかったり、事業所との連携が保て無かったりという課題多い計画になっていた。
であるならば情報をつかみ取れるような研修にしようとすると、それでは介護予防ケアマネジメントの研修ではなくコミュニケーションスキルの研修になってしまい研修の意図している内容とはかけ離れたものになってしまうだけではなく、「作ったことが無い」という人が「それなりに作れるようになる」という研修目的から逸脱することになってしまう。
このような矛盾が生れる要因として国では予防プランの作成は原則として保健師の仕事。保健師はこれまで予防の中心として活動してきているので、ことさらケアマネジメントやアセスメントを教えなくても「当然」に理解できているはずだ。また保健師以外が作成する場合であったとしても地域包括支援センター職員として配属されるからにはそれなりの力量があるはずだから心配はない。と判断して制度設計したが、実際にはそうではなかったからだ。
そのため研修においても書く内容を研修すれば情報は集めることができるだろうという発想では実を結ばなかった。実を結ぶようにしようと思えば「書き方教室」は二の次になってしまうわけだ。
そこで今年度はウサギを二羽同時に追っかけてみようと考えている。コミュニケーションスキルも書き方教室も両方研修に組入れよう、その代わりにどっちも基本的なことだけを伝達して、後は各自の自己努力を求めるという形態になりそうだ。
これは実は研修形態としては一番きつい方式になる。基本的エッセンスのみ提示し、後はそれを自分の創意工夫の中で育み、習熟させていくことを求めるからだ。その代わりに研修を提供するほうとしては、いかに必要なエッセンスを実践に活用できるように始動するかが問われてくるので準備ができれば実際はさほど大変なものにはならなくなる。
予防ケアマネジメントは大変なのではない。予防ケアマネジメントが大変だといっている人はケアマネジメントそのものも大変になっているはずだ。そしてコミュニケーションが言語的コミュニケーションと同じだと思っているはずだ。
コミュニケーションと言語的コミュニケーションの違いがわからなければ予防ケアマネジメントは理解できないし実践できない。
今年度の予防ケアマネジメント研修に参加される方もこのブログをご覧になるかもしれない。今から両者の違いを考えておいて欲しい。
では実際にはというとそうではない。情報がつかめていないケースが圧倒的に多い。これがつかめてこないからそれ以降の計画には実効性に乏しかったり実現性に乏しかったり、事業所との連携が保て無かったりという課題多い計画になっていた。
であるならば情報をつかみ取れるような研修にしようとすると、それでは介護予防ケアマネジメントの研修ではなくコミュニケーションスキルの研修になってしまい研修の意図している内容とはかけ離れたものになってしまうだけではなく、「作ったことが無い」という人が「それなりに作れるようになる」という研修目的から逸脱することになってしまう。
このような矛盾が生れる要因として国では予防プランの作成は原則として保健師の仕事。保健師はこれまで予防の中心として活動してきているので、ことさらケアマネジメントやアセスメントを教えなくても「当然」に理解できているはずだ。また保健師以外が作成する場合であったとしても地域包括支援センター職員として配属されるからにはそれなりの力量があるはずだから心配はない。と判断して制度設計したが、実際にはそうではなかったからだ。
そのため研修においても書く内容を研修すれば情報は集めることができるだろうという発想では実を結ばなかった。実を結ぶようにしようと思えば「書き方教室」は二の次になってしまうわけだ。
そこで今年度はウサギを二羽同時に追っかけてみようと考えている。コミュニケーションスキルも書き方教室も両方研修に組入れよう、その代わりにどっちも基本的なことだけを伝達して、後は各自の自己努力を求めるという形態になりそうだ。
これは実は研修形態としては一番きつい方式になる。基本的エッセンスのみ提示し、後はそれを自分の創意工夫の中で育み、習熟させていくことを求めるからだ。その代わりに研修を提供するほうとしては、いかに必要なエッセンスを実践に活用できるように始動するかが問われてくるので準備ができれば実際はさほど大変なものにはならなくなる。
予防ケアマネジメントは大変なのではない。予防ケアマネジメントが大変だといっている人はケアマネジメントそのものも大変になっているはずだ。そしてコミュニケーションが言語的コミュニケーションと同じだと思っているはずだ。
コミュニケーションと言語的コミュニケーションの違いがわからなければ予防ケアマネジメントは理解できないし実践できない。
今年度の予防ケアマネジメント研修に参加される方もこのブログをご覧になるかもしれない。今から両者の違いを考えておいて欲しい。
研修の内容は、ケアマネジメントについての総論的内容で(対象はケアマネージャーです。)、小規模多機能を生かした計画の立案についての具体的な研修は無かったというのです。
確かに、ケアマネジメントの本質を理解することは大切だと思いますし、そういった項目があっても良いと思います。
しかしながら、小規模多機能型居宅介護の計画作成者の研修と銘打って開催する研修であれば、それを想定した計画立案方法を学ぶ場であるべきと思います。
結局、その職員(優秀なケアマネですが)は、小規模多機能型居宅介護がなんたるかを理解しないで帰ってきてしまいました。
受け取る側の問題もあると思いますが・・・。
また、受講者側のレベルも均一ではなく、その中での研修になるとどうしてもターゲットは「一般的」なレベルに設定します。するとどうしても「ついていけない」と「つまらない」という感想を抱くようになります。
我々研修を実施する側は、できるだけ様々なレベルに対応するように考えはしますが、難しいところです。
また、私自身もそうでしたが、研修から得るものが少ないと感じることがありました。研修にでてもつまらない、勉強にならないという感覚です。その頃私はスーパービジョンを学ぶ機会があり、その頃からバイザーとしての役回りを求められるようになりました。それに連れていろいろと自分でも考え、HPに出会い今日に至っています。
桂さん、その優秀なケアマネさんに自分がリードするつもりになって、とお話してみてください。そしてそのケアマネさんの活動を支援してください。
実は私も申し込みをいたしました。
今回のご案内、対象者が絞られておらず、どんな内容の研修になるのかが見えて降りませんでした。
研修日時もはっきりせず、とりあえず・・・って所もありました。
だだ、プラン作成までは事前研修でみっちり?在りましたが、評価・その後が曖昧。サービス提供事業所からの評価が届かないので、評価が出来ない。ので聞き取り評価の所もありました。
で、再度プラン作成、担当者会議の流れだったはず・・・変化が無かったので、包括と協議の上担当者会議パスで、2回目のプラン提示をしたら、他からは来ていないとの事。???
ふ~んそんなもんかと思ってしまいました。
今回研修と言うことで、評価のあたりが理解できればと思っておりましたが、新人さん対象であれば 内容によっては、失礼させていただこうかとも思って居ります。
~曖昧な部分は包括さんに訊きます~
わ~ ハム(スター)ちゃんかわい!!
これから、兼任CMさんにもお世話になります。宜しくお願いいたします。
昨年もかなり協議?されていましたが、専任で5年も続けてきた者は(勿論県の研修もきちんと概ね参加してきましたよ)基礎からの研修は泣きたいです。
この4月の法改正で、県の判断でも免除にならなかったのかと思うと、頑張るしかないかと思うところ。そういえば昨年参加した認知の特別講義に出たら来年免除と言われた気がしたけど、確認するの忘れてしまったなあ~
ゴメンナサイ 愚痴でした。せっかく参加するので 自分を振り返る良い機会と思い、8日間(1日免除)今年は場所も近いので研修に出掛けて行きますね。
宜しくお願いします。
さて、基礎研修について、何で今更、という声は多々あります。これに対して国では「研修体系が変わった。前に受講した研修は現行の体系には無関係だ。したがって受講しているとはみなさない」という姿勢です。
ところが本来の基礎研修は対象はもちろん新人で、実務研修内容の再確認(実務を経験した上での再確認)になりますので、当然のことながら「経験者」をターゲットにした研修にはなりません。したがって経験者にはつまらないものであったり、当たり前のことである場合もあります。
しかしこれも更新のための一里塚のようなもの。聞いておかないと後が面倒なので我慢してください。