かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

墺国ナショナルチーム(続編)

2015-07-01 21:17:01 | フィギュアスケート
一昨日のブログの内容について、付け足し

ナショナルチーム一覧とは別に表があり、カテゴリ別に数字とクラスが入っている。
それはどうやら、クラス判定のための数値目標のようなのだ。
たとえば男子の場合、シニア(ドイツ語ではEliteとなっている)でAクラスになるには、
前のシーズンの国際試合(ISU主催の大会以外にも所謂国際Bでもよい)で合計160点以上取らなければならない。
マヌさんは、2月に行われたヘルムート・ザイプト・メモリアルで158.78点(惜しかった)
マリオ君は、同じく2月に行われたユニバーシアードで151.33点
そのため、昨年のAクラスからBクラスになったのだろう。
他にもシニアに該当する選手はいるのだが、基準に達していないため、ナショナルチームには入っていないと思われる。
来年のヨーロッパ選手権のミニマムスコアを超えているのは、現時点でマヌさん1人しかいない。
シーズンが始まったばかりなので、さしあたってはユーロ目指してどの選手にも頑張ってほしいと思う。

たぶん、今年の12月に行われる国内選手権のシニア男子には、最大で5人の出場が予想される。
ジュニアからの昇格組は、それまでのB級大会などで実績を積んでくれば面白くなるかも知れない。
昨季の墺国は、世界選手権に男子だけ出場できなかった。
ミニマムスコアを超えて、出場できるようになるのは、いつになるだろうか。

ナショナルチームは、シニアAクラス、Bクラス、U-19、U-15、U-13の5クラスある。
下3つはそれぞれ日本式に言えば、ジュニア、ノービスA、ノービスBのことだろう。
ジュニア以下でリストアップされている選手で、男子と思われるのはわずか2人しかいない。
昨季のジュニアチャンピオンは(当時)15歳の選手だったが、彼は国際試合の出場がほとんどなかったため、
リストには入っていない。
その弟はU-15に入っていて、将来有望だとドイツのスケート雑誌に載っていたこともある。

実はもう1つ、Sクラスという階級があり、女子が2人入っている。
これは、故障などで前季のスコアが思わしくないが、過去の実績がある選手だと思われる。
12月末日までに、国際試合に2つ出て、実績を上げれば、AかBのクラスに復帰できると但し書きがある。
昨季は、シニア女子3人とアイスダンスの男子選手が入っていた。
女子3人のうち、1人は国内選手権を含むどの試合にも出ることがなかった。
そのため、引退したと思われる。
もう1人は、昨年の国内選手権で3位と復活を思わせたが、先月Ice Partner Searchにペアで登録していた。
残る1人が、今季もSクラスである。
ダンスの選手は、過去にユーロやワールド(予選)にも出たことがあり、
五輪最終予選会となった一昨年のネーベルホルン杯にも出ていたのだが、
その後相方が引退して相手がいない状態になっていた。
彼の場合、復帰の条件は「12月末日までに新カップルを結成すること」だったのだが、
結局相手が見つからず、クラス復帰はならなかった。
カップル競技というのは、性格の相性や技術のバランスなど、いろいろな要素が絡み合って相手が決まると思う。
そこが難しく悩ましいところだ。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿