メンタルヘルス…足立から発進

メンタルヘルスに関するボランティア活動や介護を担う人達とのビアサポートをお伝えします。

笑いましょう…足立で落語の会

2015年07月06日 | 足立区便り
6月28日に舎人寄席が開催されて父と楽しみました。

出演者は 林家我多楼さん と 林家まめ平さん です。
我多楼さんは相撲界出身、立派なたいこ腹、失礼、体格をお持ちです。

まめ平さんから 大師のきずなhttp://ginjo.fc2web.com/102daisinokine/daisinokine.htm 空海聖人の恋物語、大師、というから西新井大師をひっかけるのかとと思い浮かべたのですが、やはり川崎大師のこと(当たり前ですが、)でした。川崎大師はくず餅が美味しい、西新井大師は草団子ですね。

我多楼さん 禁酒番屋http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2004/11/post_17.html 持ち込み禁止の酒を、水カステラ、油と偽って運び込もうとするのですが、ことごとく番人に飲まれてしまいます。その酒を飲む仕草がたまらなく良かったです。思わず見とれていると、「拍手ぐらい」とリクエストされて、みんなで拍手。

休憩

我多楼さん 狸の弊門(?)
狸の落語がよく似合います。千両役者というのはありますけど、まさに狸役者です。
この落語は紙切りで有名な初代林家正楽さんは、落語の創作も多く、菩提寺に原稿が保存してあったので、我多楼さんが初めて演じたそうです。
その菩提寺は梅島にある日蓮宗の善立寺http://news-nichiren.jp/2015/04/22/10683/、今年は寄席で紙切りを披露して100年、正楽さんの50回忌にあたるそうです。
狐と狸が食事にありつこうと、人間に化けてお大尽のお供をし、座敷に行って、芸を求められ、太鼓の腹鼓をします。最後に「砧(キヌタ)」の音を言われて、逆立ちをするという落ちです。我多楼さんの腹鼓は絶品、ポンポコポンポコ、もっと聞いていたかったです。この話は我多楼さんの十八番になることでしょうね。

最後はまめ平さんの「幾代餅」です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%BA%E5%B1%8B%E9%AB%98%E5%B0%BE
紺屋尾と同じ話のようです。貧しい紺屋の若者が錦絵の尾太夫に恋をして、お給金を必死でためて、逢いにいく、そして、その心行きに打たれた太夫は年期が明けたら、夫婦になりに行きますと言う。誰の信じないその話を夢うつつに待ちわびて、、、そして、、、というまさに純愛です。
どこかで聞いた(見た)話と思っていたら、ビックコミックオリジナルに連載している漫画で若い噺家さんが精進していく世界を描いた「どうらく息子」というのがあって、その中で落語のストーリーが展開しています。そこで見た話です。まめ平さんのお話も良かったですが、幾代が籠に乗って、紺屋の青年のもとに急ぐ、ポーと頬が桜色になるようなわくわく感や桜吹雪の中を向かう、そんな情景が感じられたらもっと良いのに、なんて思いました。

落語のお作法とか用語とか分からないものですから、変な文章なっていると思いますがごめんなさい。
それにしても、舎人寄席は客が9人、間近で落語が聞けるのにもったいないです。
笑う門には福来たる、認知症でも笑ってドーパミンを増やしましょう。87歳の父に聞いたら、「何かよく分からなくても、雰囲気で楽しかった。」と申しておりました。8月も楽しみにしております。お客が少ないからと噺家さんはめげないできて下さいね。
舎人以外にも鹿浜、梅田住区センターで開催しています。先週の土曜日に上野鈴本の前を通ったら、並んでいました。そこは2000円、シルバーでも1500円、足立寄席は交通費もかからずに半額で、しかも直近、かぶりつきで楽しめます。

第15回家族を介護する人のつどい…簡単なまとめ

2015年07月06日 | 介護支援
6月27日に第15回のつどいが開催されました。
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「第15回 家族を介護する人のつどい」
場 所 エルソフィア 第3学習室
日 時 6月27日(土)13:30~16:00
テーマ 「認知症サポーター養成講座」
講 師 医療法人社団大和会 大内病院 介護支援専門員 川上 智保さん 
参加費 200円(会場使用料として)
定員 35名程度

今回は認知症のサポーター養成講座のお話を伺いました。
全国キャラバン・メイト連絡協議会の教材
「認知症を学び地域で支えよう」という冊子をもとにわかりやすく説明頂きました。

接し方として大切な心得は自尊心を大切にすること、”3つの「ない」”
1.驚かせない
2.急がせない
3.自尊心を傷つけない

具体的な対応の7つのポイント
1.まずは見守る
2.湯有を持って対応する
3.声をかけるときは1人で
4.後ろから声をかけない
5.相手の目線を合わせてやさしい口調で
6.おだやかに、はっきりした話し方で
7.相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する

初めて参加の方は三名いらっしゃいました。
話題になったことを伝えます。

1.レビー小体型認知症は幻視があるので、接し方としてはそれを否定しないこと。
〇アリセプトの話題がでました。レビー小体型には効果がないのでは?

少し、話が続きましたが、家に帰って調べてみました。
確かに添付文書を読むとアルツハイマー型以外に適応とされているのはレビー小体型です。少し気になったのはレビー小体型の方はパーキンソン症状を伴うとあります。パーキンソンはドーパミンが少なくなる病気です。最近のネットを検索してみると、アリセプトよりもリバスタッチの方が効果があるようなことを散見します。リバスタッチにはドーパミンを増やす作用があるそうです。http://www.ninchi119.com/forum/viewtopic.php?f=4&t=4933 私も父が手の震えるときがあるので、パーキンソンを疑ったこともあります。結局、その診断を受けたことはないのですが。リバスタッチに代えてから、手の震えが少なくなったような気がしますし、本人も手の震えがなくなったと言っています。あくまでも素人の感想なのですが…。
アリセプトとリバスタッチは双方とも、コリンエステラーゼ阻害薬です。つまりコリンエステラーゼの分解を阻害します。コリンエステラーゼを脳内に留めるとという目的で使用します。極端な話ですと、サリンも同じ仲間です。父はアリセプトを服用してから脈が10ぐらい遅くなりました。また、ヘマトクリットの値も14から8まで落ちました。ドクターはバイアスピリンを疑っているようですが、私はアリセプトを疑っています。でも、全ての人がそうなるわけではないし、人によって効き目も副作用も違います。その人の体にあった薬が早く見つかるといいわけです。ちょうど一年前に認知症の診断を受けました。その間思ったことは、どのような疾病であれドクターは、添付文書をよく読んで、薬の副作用に敏感であってほしいと願っています。

2.家族がショートステイに行って、見学に行ってみると、利用者さんに対してかなりぞんざいな扱いをしている介護職員を見かけた。どのように考えるのか?
〇やはり、そういう人がいたら改善してもらうことを考えるべき。
〇地域包括支援センターの苦情相談などに電話する。
〇そこだけの問題ではないのだから、それを改善してもらうことによって、足立区施設全体のレベルの底上げになる。
〇そういった行為がエスカレートしてくるので、どこかで、本人に気づかせ、改善して頂くのもその職員のためである。

3.高齢であるのに、介護認定を受けたがらない。どのように進めるべきか
〇一番近くにいる親族に働きかける。
〇かかりつけのお医者さんにすすめてもらう。
〇同じ様に本人に自覚がないために難しかったが、高齢なので区でいろんなことをしてもらえるとか、ケアマネージャーに来てもらって、長く地域で生活できるようにお手伝いをします。と言っていただいて、介護認定を受けることを納得させた。

4.男性がお母様を、また奥様の面倒を見ている方が増えています。
料理の話がでて、サラリーマンだった方は食事作りに四苦八苦されている様子、奥様を介護されている方は料理は得意とのこと、女性一同羨望の眼差しが、、、が。

などなど、話がでました。
ケアマネージャ-さんである川上さんは穏やかな話をされる方で、この方に担当してもらっているユーザーさんは幸せだと思いました。ただ、現場の職員から見れば、ギョッとされるような話もでたのではと思います。

新しくいらした方の話をお聞きすると、それまでと違った視点や、こんなことが疑問に思えるというような話もあって、再発見ができます。
来月も楽しみです。皆様有り難うございました