メンタルヘルス…足立から発進

メンタルヘルスに関するボランティア活動や介護を担う人達とのビアサポートをお伝えします。

ホームドアあれば・・・JR明石駅

2016年09月27日 | 視覚しょうがい

ホームドアあれば」地域で慕われた医師、不慮の死

2016年9月23日 (金)配信神戸新聞

 JR明石駅(兵庫県明石市)のホームで昨年11月、1人の医師=当時(55)=が電車に接触し命を落とした。週末の楽しみに少し酒を飲み、帰路の途中での事故だった。患者思いで、地域医療に尽くそうとした医師の死に、地域のショックは大きく、本紙「イイミミ」にもその死を悼む声が複数寄せられた。遺族は「もし、ホームドアが設けられていたら」という思いを拭いきれずにいる。

 昨年11月7日深夜、明石市の自宅で夫の帰りを待っていた妻(52)は突然、警察官の来訪を受けた。夫が明石駅で電車に接触し、病院に運ばれたという。病院に着くと、夫は既に亡くなっていた。電車を降り、ホーム端で嘔吐(おうと)していたところへ、電車が入ってきたと聞いた。

 夫は神戸市西区で開業する内科医だった。午前の診察をこなし、夕方、三宮での肝がん治療のセミナーに向かった。その後、小料理店で夕食を取ったようだった。

 夫の専門は循環器だったが、あらゆる分野の疾患を学び、ホームドクターとして患者を丸ごと受け止めようとした。クリニックはお年寄りから子どもまで、あらゆる年代の患者であふれた。

 事故後、クリニックは休診に。患者の喪失感は大きく、神戸新聞イイミミには「途方に暮れてます」「先生ありがとう」などの電話が寄せられた。四十九日に献花の場を設けたところ、400人近くが参列した。

 夫は生前、家族を亡くした患者に「人にはそれぞれ寿命というものがある。その人が残してくれたことを大切に、笑顔を忘れず生きましょうね」と言っていた。妻はその言葉を繰り返し自分に言い聞かせ、気持ちを整理しようと努めてきた。

 酒を飲み過ぎると、必ずタクシーで帰宅した。当日の食事のレシートや、家で飲み直すためのワインを買っていたことからも、飲み過ぎていた形跡はなく、何らかの理由で気分が悪くなったようだった。妻はホームドアがある駅では転落や接触がほぼゼロと聞き、「明石駅にあったら」と思ってはやりきれなくなる。

 「ホームドアがあれば、不慮の事故で命を落とす人はおらず、そんなことで大切な人を失う人もいなくて済む。鉄道会社も遅延などの損害がなくなり、運転する人も安心できるのでは」と妻。「誰もが安心して利用できる駅にしてほしい」と願う。

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何とも痛ましい事故です。ご冥福をお祈り申し上げます。

私も日暮里駅のホームが怖かったです。
京浜東北線か山手線を利用しています。
御徒町北口からで乗車するときは、そのまま日暮里・舎人ライナー乗り換えのエスカレーターのところで電車を降りられます。
ところが上野で乗ると、かなり後ろになります。そこで日暮里を下車すると、階段のあるところを超えなくてはなりません。階段、蕎麦屋があるために、ホームの両端は狭くなります。そのため、一本電車をやり過ごしても、山手線なら電車8の車両まで行って、乗り込みました。
昨年、山手線にホームドアが設置されました。
上野で飛び乗っても、日暮里で安心して降り、ホームを歩けます。
それでも。京浜東北線は日中快速になります。かなりのスピードでホームを通り過ぎてくる電車に恐怖を感じるときもあります。

先日も盲導犬を連れた方が線路に落ちて亡くなりました。目の不自由な方だけではなく、この報道のようにしっかりした方も犠牲になられるとは、無念です。

全国のホームに早く設置してほしいものです。

初のiPS手術、経過良好…網膜細胞を難病女性に移植

2015年10月07日 | 視覚しょうがい
初のiPS手術、経過良好 網膜細胞を難病女性に移植 実施1年、神戸の理研
2015年10月2日 (金)配信共同通信社

 理化学研究所と先端医療センター病院(神戸市)のチームは2日、同市で記者会見し、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を、難病「滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑変性」を患う兵庫県の70代女性の目に移植した臨床研究について、「実施から約1年たったが経過は良好。がんなどの異常は確認されていない」と明らかにした。

 iPS細胞から作った細胞を患者に移植する世界初の手術。今回、一定の安全性が確認され、パーキンソン病やアルツハイマー病、心臓病などで今後のiPS細胞利用に弾みがつく可能性がある。

 チームは、視力の低下も止まり、維持できていると説明した。女性は「治療を受けて良かった。明るく見えるようになり、見える範囲も広がったように感じる」と話しているという。

 臨床研究はがん化などの問題が起きないかを確認するのが目的。チームは、女性の皮膚から採った細胞に遺伝子を導入し、さまざまな細胞に変化するiPS細胞を作り、目の網膜の色素上皮細胞に成長させてシート状にしたものを昨年9月、女性の右目に移植した。

 滲出型加齢黄斑変性は、増殖した不要な血管が入り込んで網膜が傷つき、視野がゆがんだり暗くなったりし、失明にもつながる。国内に約70万人の患者がいるとされる。

 移植後1年間、視力や眼圧などの検査で経過を観察し、さらに追跡調査する計画。

 会見でチームの高橋政代(たかはし・まさよ)・理研プロジェクトリーダーは「標準的な治療として早く実現できるようにしたい」とし、センター病院の栗本康夫(くりもと・やすお)眼科統括部長は「移植した細胞が有効かどうかはさらに検討が必要」と話した。

 チームは2例目を準備していたが患者のiPS細胞に複数の遺伝子変異が見つかり、「移植しても安全性に問題はない」と判断したものの慎重策を取り、既に手術を見送っている。

 ※人工多能性幹細胞(iPS細胞)

 皮膚や血液など特定の機能を持った細胞に数種類の遺伝子を導入して、受精卵のようにさまざまな細胞や組織に変化する能力を持たせた細胞。培養の条件を変えることで心臓や神経など特定の細胞に変化させられる。病気やけがで機能を失った組織や臓器を修復する再生医療や創薬への応用が期待される。山中伸弥(やまなか・しんや)京都大教授が開発し、2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した。

視覚障がい者の老後は?…新潟でフォーラム

2015年06月08日 | 視覚しょうがい

視覚障害者の老後考える…新潟でフォーラム
2015年6月8日(月)配信読売新聞

 視覚障害者の自立を支援するNPO法人が6日、視覚障害者の老後を考えるフォーラム「高齢障害者が、ひとりになったら」を新潟市中央区で開いた。

 参加者からは、一人暮らしをする上での具体的な助言があげられ、障害者やその家族ら約100人は、真剣な表情で耳を傾けた。

 主催したNPO「障害者自立支援センターオアシス」(新潟市)は1995年に視覚障害者のためのパソコン教室を始めるなど、長年にわたり視覚障害者を支援してきた。代表で医師の山田幸男さん(74)によると、近年は高齢化した視覚障害者のために転倒予防や料理教室などに力を入れているという。

 「オアシス」が昨年末、視覚障害者を対象に行った電話調査では、高齢化して親や配偶者といった介助者を失い一人暮らしになっても、自宅にいたいと半数以上が回答。一方でその多くが料理や買い物に不安を感じるとも回答していた。

 参加者からは、「パソコンが使えればインターネットでスーパーに宅配を注文できる」、「ロボット掃除機は非常に便利。音声案内がついた家電が出始めている」など具体的な助言が多く出された。預金の引き出しや買い物などの外出に際して、「ヘルパーやタクシーの運転手、店員らと信頼関係を作ることが大事だ」という声もあがった。

 一方、介護施設に入所する場合についても、施設職員から、「意思疎通できるなら、視覚障害は施設で生活するハンデにならない」という意見が出た。

 同市中央区から参加した視覚障害をもつ渡貫時美さん(56)は「料理を覚え、パソコンも使えるようになった。できるだけ自分の力で生きていきたいので、今回聞いたことは参考になりそうだ」と話していた。

happy new year ...虹の会

2015年02月08日 | 視覚しょうがい
2月7日土曜日は網膜色素変性症の方達の会・虹の会の新年会でした。
場所は竹の塚徒歩5分、足立区竹の塚心身障害福祉センター第一会議室で開催されました。

テーブルー向い合せて、4つのグループに座りました。お茶で乾杯した後、持ち寄ったお弁当を食べなたら歓談をしました。私たちボランティアのグループも机を向い合せて、おしゃべり、食べ物を何も用意しなかった私ですが、バナナとサンドウィッチをいただいてしまいました。

みんなで持ち寄ったお品でビンゴゲーム、私もかなり早いうちにビンゴになってしまって、ちゃっかりと景品を選ばせてもらいました。
私の用意したものは、かなり早く売れました。男性がお持ちになったけど、奥様やお嬢様のお土産になると嬉しいです。

そのあとは、歌声喫茶に変身です。...
「からたちの花」という足立、埼玉で、ボランティア活動をされている二人組さんがシンセサイザーとギターとバイオリンで昭和の唄を演奏してくださいます。なんと85歳と70歳のお二人です。http://karatati2007.seesaa.net/category/5908683-1.html
懐かしい昭和の歌を演奏してくださり、そのあとにイントロゲーム、恋の季節、恋のしずく、小指の思いで、次々と当てていきます。それからみんなで合唱、配られた歌詞カードは38曲ありました。あいぜんかつら、りんごの唄、高校三年生、さざんかの宿、東京ラブソティ、いつでも夢を、他、最後は「さようなら、さようなら、元気でいいてね」と好きになった人で締めくくりました。真っ赤なジャケットが素敵にお似合いの「からたちの花」さん、ありがとうございました。

スッキリとショートヘアでおしゃれで真っ赤な洋服がお似合いのYさん
いつも明るく、今日はすてきなスーツ姿のOさん
二人の女性に囲まれて、静かにしっかりまとめていられたXさん
この3人の役員は今年で任期がきれます。ありがとうございました。
4月から新体制になるそうです。
ガイドへルーパーさんの司会も素晴らしかったです。たった2回しか参加したことのない、私のお名前を覚えていてくださいました。
和やかな楽しい会でした。皆様有り難うございました。

ボランティアが早くいかなくてはと思っているのに、今日も時間を間違えて遅刻です
それにも拘わらず優しく迎えてくださるみなさん、感謝感謝です。
この次こそは頑張って早くいきます。

今日は竹の塚の踏切にかかっている橋で電車に見とれてしまいました。金網がなければ絶景なのに、、、。
東武スカイツリー線、特急、急行、準急、快速、普通電車
メトロ日比谷線 メトロ半蔵門線
東急田園都市線の区間準急
などの電車が見られます。


視覚障がい者とであったら…声をかけて下さい。

2015年01月23日 | 視覚しょうがい
足立区には虹の会という網膜色素変性症の患者さん達の会があります。そこのボランティアをすることになりました。この会は年に6回、会合を開いたり、区内に中学校にガイドブックを配布しています。そのガイドブックを紹介します。

 







この冊子は寄付金を募って足立区内の中学校(区立37校、私立1校)の新入生に毎年配布されています。作成者の森川さんのご承諾を得て掲載しました。