英語と書評 de 海馬之玄関

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書評☆吉川徹「学歴分断社会」

2009年05月24日 14時58分13秒 | 書評のコーナー
偶像破壊の書。本書、吉川徹『学歴分断社会』(ちくま新書・2009年3月)を一読してそう感じました。著者の言う「格差論バブル」(p.7)とも言うべき、有象無象の格差社会論が猖獗を極めたこの社会の現状において、「格差は存在するのか」「格差が存在するとして、格差なるものの存在は悪いことなのか」、あるいは、「そもそも格差とはなにか」「格差が生じるメカニズム-格差の正体はなんなのか」というラディカルな問題 . . . 本文を読む