合唱ができるまで

音程練習をするシーンでは、観ている自分も一緒に声を出して音程をとってしま
った。私は、音楽そのものは好きだが合唱にはあまり興味がないが、思わずこん
なことをしてしまった。きっとこのシーンを観るとだれもが声を出してしまうと
思う。楽しみながらも真剣な練習の様子がうかがえる、そんな作品。

ナイト ミュージアム ＮＩＧＨＴ ＡＴ ＴＨＥ ＭＵＳＥＵＭ

導入部は、びっくりでいい感じだが、その驚きはそれで終わりで、その後は
平凡な展開だと思う。後半に何か驚きのアイディアが欲しかった。残念。

それでもボクはやっていない

とっても怖い映画です。ほんと！こわいです。何が怖いって、現実は、ほんと
怖いです。バーチャルの映画のほうが、よっぽど気楽に観ていられます。
この映画は、これから社会に出る人・学生には、現実の社会は、こうなんだという
社会見学のつもりで是非観て欲しい。大変参考になります。
普通に平凡な社会生活をしていても、災いは向こうからやってくる。そして、
世の中は理不尽だということを。
この作品の出来は、こういうテーマなので説明的な会話になってしまうのは仕方
ないし、あまり砕けた作りにしてしまうと真実味がなくなるので説明的な会話なの
でしよう。ただ、この作品の作者の誠実さと真剣さは観る者に伝わってくる内容です。
堅い出来だと思います。

ハンニバル・ライジング ＨＡＮＮＩＢＡＬ ＲＩＳＩＮＧ

罪は司法の場で裁かれる。しかし、彼（ハンニバル）の行為は許されないが、
私は彼の行為・考えには気持ちは分る。世間一般でも、そのやり方は悪いが
気持ちは分るということはよくあること。映画というバーチャルな世界では、
現実の世界では味わえない事柄を観ることができて楽しい。

デジャヴ ＤＥＪＡ ＶＵ

以前は、タイム・トラベルの一つの決まりごととして歴史を変えてはならない
事をベースにしてストーリーが展開していたが、最近は、歴史を変えることを
タブー視しない作品が作られている。
最初からの色々な人々・言葉・場面・小道具などをしっかりと観て覚えておきま
しょう。これらがストーリーが展開する過程で、「ああそうか」と思わせる仕組み
になっている。
アメリカのアクション映画の特徴であるスピード感あるストーリー展開で、それが
観る者をより一層ハラハラ・ドキドキさせる。そして、セットも豪華な感じ。
刑事物とタイム・トラベル物が合わさってどちらのファンにも最高に興奮させます。

バブルへＧＯ タイムマシンはドラム式

現代は、物の進歩に目を見張るものがある。その副産物として自然環境の悪化が
ある。心の面では、人の心の不安定さを感じてしまう。こんな時、この作品や
「三丁目の夕日」を観ると、物心両面で今より昔の方が「いい時代」ではなかった
んじゃないかと考えてしまう。昔を振り返った映画を観ると、昔懐かしさと同時に
今の時代がこれでいいいのかと懐疑的になる気持ちになる。
この映画だが、最初のタイムマシンの場面のセットの貧弱さにがっかりして先の
ストーリーに期待をもてなくなってしまったが、そんなことはなかった。日本経済
から家族愛まで感動の出来上がりであり、阿部寛がいいアクセントを作り、いき
いきとしてノリのいいストーリー展開で、最後まで夢中になって観てしまった。
作品の出来は最高にいい。ＴＶ風に言えば「星三ッです」ということです。

マリー・アントワネット （キルスティン・ダンスト）

カラフルで豪華な衣装やその他、視覚的にきらびやかで豪華さを感じさせる映像
で、そんな映像を観ているだけでも楽しめますが、もう一つ注目してほしい
ことは、それぞれの俳優の顔の表情が、その場その場でよく雰囲気を表現してい
ると感じました。最近のＣＧなど派手な特殊撮影をよく目にする映画作品の中で
この作品では顔の表情の変化が実によく表現されていると思います。
また、この時代の歴史を知っていると、より一層この作品の理解が深まります。