ラッキー・ユー

公金１０億円をギャンブルに使ったことが話題になっている。ということで、この
作品は、プロのギャンブラーの生き様を描いたもの。プロだって運には勝てない
だから素人にも負けることもある。プロは、運に左右されない技術の向上をめざす
とプロのギヤンブラーが語っているのが興味深く感じた。また、こういう世界に
生きる人達の思考は私にはまったく理解できないと思ったし、それほどまでに
リアル感がある出来に仕上がっている。ギャンブルの世界で人生を生きぬいている
人々を扱った作品だが、対照的な作品が「ワン・ラスト・ライド（ONE LAST RIDE)
」です。ギヤンブルで自分をコントロール出来なくなり人生をダメにしてしまう
という物語。この二つの作品はどちらも自分の人生を自分がどれくらいコントロー
ルできるかというふうにとらえて観ると、今の自分の状況をチョット冷静に考える
機会になるとうに思う。

ロスト・ヴォイジャー TERRARIUM

「ボーン・アルティメイタム」「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、製作資金
の豊かさから素晴らしい映像で出来も最高である。さて、この作品は前出の作品
とは両極にあり、まったくチープな出来になっている。あまりのチープさに、この
作品に,いとおしささへ感じてしまった。
ＤＶＤソフト（映画、オリジナル・ビデオ、テレビドラマなど）で他にもたくさん
のチープな作品があると思いますが、皆様が観たチープな作品を紹介してください
「チープなＤＶＤソフト・ベストテン」を作りましょう。

パイレーツ・オブ・カリビアン（ワールド・エンド）

シリーズものの作品、たとえば「００７」にはテーマソングともいえるあの
メロディーが直ぐに思い浮かぶ。前作まで聴きなれたあのメロディーがこの
作品では耳にしなかったがなぜだろう。このシリーズにはあのメロディーは
欠かせないと思っていたので残念。また、会話の内容が私にはよく分らな
かった。ストーリーは大筋では分ったのに。
作品の出来は、悪くはないのだが、なにか全体にゴチャゴチャした印象が
観終わって残った。

ボーン・アルティメイタム THE BOURNE ULTIMATUM

アクションのスピード感、ストーリー展開のスピード感、どちらも申し分なし。
ストーリーは、前二作を観ていればこの作品は充分に分りやすい。期待通りに
よく出来ている。サウンドは、５，１ｃｈで聴くとガラスの砕ける音など、その
効果が充分に楽しめる。

敬愛なるベートーヴェン

「アマデウス」では、モーツァルトの才能に嫉妬するサリエリの姿が描かれ、この
作品ではベートーヴェンの才能に敬愛をしめす写譜をする女性の姿が描かれている
「レッスン！（アントニオ・バンデラス）」での英語の会話は若者が使い話す会話
を表現しているのだと思うが、私にはこの英会話が全然分らなかった。この作品
では、早口の会話もあるが全体的には聞き取り易く一語一語はっきり発音していて
英会話としては、分りやすかった。
作品の出来は、非常に簡潔に表現してあり分りやすいストーリーに出来上がって
いる。サリエリの嫉妬心とアンナ・ホルツの敬愛心を対比して観るのも楽しい
しかし人間はどちらのこころも持っているんだけど。
楽しめます。