タバコは喜怒哀楽を表現するときに大変便利な小道具で、この作品でも
頻繁に使用されている。ただ、今の時代タバコは健康に害を与えるということで
どこでも禁煙の世の中であるし、タバコは長年使われてきた小道具であり、もう
そろそろタバコに代わる小道具が考えられてもいいと思う。そういうことで最近は
タバコが小道具として使われる映画を観ると、使い古されたタバコを相変わらず
使って、タバコに代わる物を考えて欲しいと思ってしまう。
内容は、アクションは素晴らしいが、感情表現のシーンは、ゆったりしてちょっと
時間をかけ過ぎで間延びしている印象だ、そのへんは日本の映画に似ている気が
した。そして、結末は、何かハッキリしない印象をうけた。全体は、こういうのが
フランス映画だよなあ。