詩人の血

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

春の甘き

2007-03-29 16:47:12 | Weblog
春の甘き 薫り
色とりどり 霞

今宵 はじけ
花の幽玄の形態に酔う

春 揺れて
来る そして 去る

この スウィングに
夜の 君は・・・



樹木の枝

繊細の花々

波動の満ち引きに
そっと 耳を傾ける
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この野を荘厳し

2007-03-29 11:25:27 | Weblog
この 空に
風が 溢れかえっている

君よ
希望の 胸に
張り裂ける 叫びを 乗せて
キーボードを たたき続けて

理想の国を 
丹念に トレースする
君よ

きっと 春は そんな
国に近い

名も無い 花々は
可憐に 野を 荘厳し

勤行 唱題の声は
この 風に さらわれて
仏国土を 激しく 駆け回り
静かに 人の心根に 染み入る

そんな パステルカラーの淡さは
この国のしめやかな色彩

大地は 若く はじけて
みずみずしく
光は噴水のみずを輝かす

花々は 風に 揺れ
『私は できる』という 確信が
空に 放たれ

大地に 満ちて
パステルの色合いが
深まったなら

君は また
勤勉にキーボードに向かう
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桜花の下で

2007-03-29 09:42:07 | Weblog
華やぎが 映る
空は 鏡

地の気息 のびて
高曇り

幽玄の 桜花 咲き出でて
この空が 霞む

大きく 咲き出でて
春の 約束は 果たされて

桜花の樹の下で
あなたと 会う
一年 一年と 年輪を重ね

また あなたと 会う
ちょっとした 仕草に会話に
お互いの成長を 確かめて

桜花の下を歩く
花びら 舞 舞いつつ

この 空に 舞う
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