ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

夜の底

2006-09-05 20:26:37 | Weblog
静けさを 湛えたまま
夜は 深く深く
舞い落ちてゆき
清められつつ ある 時

自身が 小さな部屋で
自らの 鏡を覗く
そんな 浄夜の夜の底
白光 点滅を繰り返す 時

自らの 内奥の旗 立て
整え 端座し たゆむ事のない 
自照 省み 点検 客観視

そんな 浄夜の夜の底に
明けの明星は 輝きわたり
空の理を 垣間見せる
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朝に

2006-09-05 09:10:06 | Weblog
静かな 光 
舞い降り
その 透明度を 増してゆく

深深と降る 光
晩い夏の
鮮やかな 一日

風もなく
ひっそりと 佇む
光の定着した 時

ますます 降る光が
物音も立てずに 増え続ける

そんな 何も起こらない 朝は

神秘が
この青い空から降りてくる
コメント (2)
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