さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

嵯峨野集落~大相山~大滝山周回縦走 

2012年02月12日 | トレッキング 阿讃の山
 今日の休みも、午後一番で用事があるので、朝早くまだ暗いうちから出かけた。車を走らせ、塩江道の駅を過ぎ、樺川方面に右折し、山の奥へ入っていく。と言っても、戸石ほど奥ではないので、すぐに着いた。嵯峨野集落への進入口、片手石橋近くに駐車し、6:44 歩き始める。気温は氷点下5度、指先が冷たい。
 


道路の拡張工事をしていた 上俵方面

 駐車地点の標高約300m、ここから標高で300m上って、嵯峨野集落の最終民家横の登山口をめざす。このコースは4回目になるが、冬場は初めてだ。雪の様子はどうだろうと気にしながら歩く。


7:08 嵯峨野集落に入る 4件ほど民家が見える

 日が差し始め山々が美しい姿を見せ始める。昨日に続いて今日も天気がいい。



天満ケ原方面だろうか

 きれいに手入れされた山里の民家前を通り標高を上げていく。斜めに造られている畑には猪除けの電流柵が設置されている。

 この嵯峨野集落、犬を飼われている家がないようだ。山里へ来ると犬に鳴かれ、民家の方に恐縮してしまうことがある。犬がいないと、早朝でも静かに通り過ぎることができる。今日は、それを考え戸石水ケ本を避けた。



7:18 最終民家登山口に着く 新しい表示「大相山登山口」

 倒れかけの木納屋横を通り登山道へと入る。放置された狭い畑が何枚か続き、竹林の中の登山道へと入る。


7:31 尾根の稜線に出る(表示とテープがたくさんある) 

 上俵方面からの登山道?と思われる踏み跡と合流する。


7:35 快適な登山道 アカマツが多い

 緩やかに標高を上げていき・・・標高850mを過ぎた辺りで登山道が広くなる。


7:47 北東方向に斜面が切り開かれている

 広い登山道を進み、7:50 頂上付近の展望がある場所に出る。


大滝山から天満ケ原の山々 奥には雪を被った祖谷山系

 
竜王山も見える


前回登山道を塞いでいたコナラの倒木
 
 昨年秋に来たときは完全に登山道を塞いでいたが、枝打ちされて通れるようになっていた。かなり太い木が根元から倒れている。



7:54 大相山三角点に着く 分かりやすくなった


7:57 中山峠と大滝山への分岐

 前回は、ここからの縦走路の前半で何本もの倒木があり、かなり悪戦苦闘したが、最初の1ヶ所で迂回しただけで、あとは片付いていた。


8:11 前回見つけていたスズメバチの巣

 この後、一時林道?と接し、いい感じの縦走路を行く。多少のアップダウンがある。


8:19 大きなモミの木を見上げる


モミの松ぼっくり?


8:20 阿讃の山で冬によく出会うヤドリギ


タヌキの溜め糞 やはり木の実を ミヤマシキミ?

 8:34 縦走路一のピーク(標高830m)を越え、縦走路は右方向へ曲がり、また下って行く。


8:39 いい感じだ・・・スピードが上がる 


8:45 上りの岩場に前回なかった真新しい虎ロープが・・・

 この上りを越えると、左方向に曲がりまた下る。


8:51 雪は少しだけ 陽が差し込み明るい

 途中、南側が開けたところでは吉野川が見えている。川面に日が差し輝いている。この景色を見ると、まさに阿讃の県境を歩いている気がする。


9:00 大滝が近づくと雪が多くなる タヌキの足跡

 大相山山頂の手前から、積雪があるところではタヌキの足跡はずっと着いている。溜め糞も何カ所かで見ており、かなりの頭数いるのだろう。


9:02 ミヤマシキミの赤い実がまだ残っている

 9:03 西照神社下の車道に出る。道路には雪が残り凍結していた。


今までで一番美しい大相山 きれいだ


右 大相山 左 天満ケ原 奥クレータ5座 よく見える


9:07 今日は西照神社に寄ってみた

 さすがに、この時期のこの時間では参拝者はいない。社務所の屋根からは氷柱が下りていた。本殿前の大杉は、蕾が大きく膨らみ、花粉を飛ばすのもすぐだろう。

 この後は、大滝山の山頂標識を見て、神社から車道に戻った。ここからは、10km近い車道歩きとなる。雪の上を踏みながらどんどん歩く。


9:33 初めて気づいた大瀧寺への道標

 冬の山ではいろいろな発見がある。いままで何度も歩いているが、気がつかなかった道標があった。車道ができる前は、この山の中を歩いたのだろう。道標の奥へ道が見えるので進み、最後は藪をかき分け、


9:38 若者交流の家に出た

 ここから、駐車地点までまだ7kmほどある。冬のこの時期は見るものがあまりないので少し飽き飽きしながら車道を下る。


10:07 歩いた縦走路をズームする

 木綿織集落を抜ける。冬のこの時期、太陽の高さが低いので、この時間でも庭先に日が差さない民家がある。山里では、この時期日が差し込むのが待ち遠しいだろう。車道沿いの山の斜面には、あちこちで氷柱が大きく成長している。


 10:22 山の中腹に嵯峨野集落が見えだしたが、まだまだ長い・・・車道歩き。


10:31 道路の拡張工事が行われている

 足が痛くなり出したところで、10:50 駐車地点に戻った。
 
 4時間6分のトレッキングだった。このコース、後半の車道歩きが長い・・・天満ケ原から、馬瀬、下所に下りるルートがあればよいのだが。


 
 天満ケ原下の馬瀬集落(ズーム)。馬瀬に下りる登山道はあるのだろうか。





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2 コメント

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里山縦走 (エントツ山)
2012-02-13 19:53:04
さぬき里山(?)さん  今晩は

大相山~大滝山界隈の縦走も参考にさせて頂きます。

前回お世話にまりました笠形山~雨島峠~竜王山の登山記中にさぬき里山さんのブログリンクさせて頂きました  事後になりましたがご承諾宜しくお願い致します

ところで中尾根の「島の峰」ですが地元の標識や道路案内には「島ヶ峰」となっていますね
体験型蕎麦栽培にも島ヶ峰地区となっている様です
泉保さんの本には一貫して「島の峰」であの尾根筋を呼んでいますのでそれに習います

939.6mの三角点は「美合」(みあい)或いは 美合山とかになっているみたいです

ユキワリイチゲのシーズンに剣神社の狛犬に再会しに行こうと思っています

又ブログ参考にさせて頂きます

エントツ山
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RE:里山縦走 (さぬき里山)
2012-02-14 05:50:34
エントツ山さん、書き込みありがとうございます。縦走記録、拝見しました。本当に長い縦走でしたね。
わたしも、雪のない時期に笠形山から三頭越へは歩いてみようと思っています。

ブログリンクで取り上げて下さりありがとうございます。訪問者数がビックリするほど多くなっています。

剣神社の狛犬は、泉保氏の本で見て以来、一度実際に見てみたいと思っていましたので、年末に出会えたときは、感動もの?でした。

「島の峰」へ中熊から上るルートも、雪が無くなったら歩いてみようと思っています。


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