さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

大満寺林道~大相山~上俵トレッキング

2018年05月01日 | トレッキング 阿讃の山
 連休と連休の間の好天の平日に阿讃の山へトレッキングへ。午前の用事が終わるのが10時にはなるので、近い所の大相山へ向かう。ヤマシャクヤクの花が残っているかもしれない。冬に伐採作業が行われていた、いつものサワグルミの谷の様子も見ておきたい。

 三木町神山から津柳を抜けて車を走らせる。道沿いには、マルバウツギやコバノガマズミの白い花やジャケツイバラの黄色が目に付く。


堂ケ平の集会所から大相山を望む


11:25 堂ケ平を出発 しばらく国道歩き

 コバノガマズミやオンツツジの花を見ながら、国道を3,4分も歩くと、橋を渡って大満寺林道に入る。沢からはタゴガエルの鳴き声、向かいの水田からはシュレーゲルアオガエルの鳴き声。
 上からは、ヤブサメ、オオルリ、ツツドリの鳴き声が聞こえる。3日前に家でも聞いた、ハルゼミの鳴き声も聞こえてくる。季節は春から初夏に移っている。


ツリバナの花が目に入る


この林道を2.5kmほど歩き、標高を200mほど上げる


そろそろ終盤のコバノガマズミ


葉の光沢からするとミヤマガマズミかな?


ホウチャクソウの花が多い


時々ナルコユリも


11:49 林道を標高を上げていく


11:51 新緑の林道

 リョウブ、ウラジロノキ、コナラ、イヌガヤ、オンツツジ、マルバアオダモ・・・新緑の木々が山を黄緑に染める。足元には、時々マムシグサが見える。


カマツカの花も終盤 


ウラジロノキの葉にオトシブミ


アオテンナンショウの花


フキの群生 収穫はもう少し


フキの冠毛


12:03 間伐が行われたヒノキ林


崖の上に、花をたくさんつけたオンツツジ


12:03 林道終点の手前から沢へ入る 標高は約500m


薄暗い谷部の沢にちょうど日が差す時間帯

ヒメレンゲの花が満開


シコクチャルメルソウ


ハシリドコロの群生は見事 花から実に


コガクウツギの装飾花はまだ緑のまま

 左側の斜面のヒノキ林の間伐が行われていた。間伐で陽が入るようになり、植生が変わっていく。沢沿いの木には手は付けられていない。


モミジガサが群生している

 大川山や竜王山で多く見られたニシノヤマタイミンガサは見られない。この後、稜線尾根の登山道でヤブレガサを少し見た。


サワギクもずいぶん伸びてきている


やはりヤマシャクヤクはすでに実になっていた



12:22 チシャノキ(カキノキダマシ)だろうか?


キクガラクサとアカネ


ツルアジサイ(イワガラミカもしれない)


12:39 サワグルミの群生地まで上がってきた 


サワグルミの葉と花

 上を見上げるとサワグルミの青々とした葉が広がっている。このルートもずいぶん歩いたが、花の時期に歩くのは初めてだ。

 ヤマシャクヤクは、標高800m近くで白い花びらがわずかに残っているが、花は完全に終わっていた。しかし、この谷のヤマシャクヤクの群生は素晴らしい。県内でもこれほど群生する場所はないだろう。


ギンリョウソウが少しずつ見られ始めた



12:53 そろそろ尾根の稜線が近づいた


 ちょうど上の稜線登山道から、登山者の鈴の音が聞こえてきたが、追い付くことはできなかった。中山峠へと下ったようだ。


12:56 尾根に出る(中山峠への道)


ここではオンツツジがまだまだきれい


葉はかなり細いが、クマザサに似た笹原が続く


13:00 前回、初めてのルートで上がり、出てきた場所


13:09 阿讃縦走路と大相山山頂への道の分岐

 ここからの登山道(三木町と高松市の境界杭?が立つ)はきれいに刈りはらわれている。緩やかな上りをどんどん歩く。


大滝山方面を望む

 
13:12 大相山山頂 881.1m

 この後、久しぶりに嵯峨野集落からの登山道の様子を見てみようと北側へ進んでみる。嵯峨野集落へ下り、枌谷から上り返してもよい。


13:17 大相山の平らな山頂部を北へ進む いい道  


13:20 ヒノキの植林地を下っていく

 下りながら、ダム建設の様子を見ようと上俵(うわどうら)へ下ることにした。途中で、何度か歩いたことのある分岐で、上俵方面へ下る登山道へ右折する。登山道は、長い間ほとんど歩かれていないようだが、いい道が続く。


13:39 上俵(うわどおら)三角点709.5m 隣にコシアブラの木


13:57 オンツツジの花が咲く尾根道を下る


14:11 ダム建設の周辺に下る 鉄製フェンス有


ダム堤防ができる場所を遠望

 付け替え用の道路の工事や法面の補強工事も進んでいる。


山の神が現れ、


14:15 上俵集落まで下る

 行動食を食べしばらく休憩。ここからは長い車道歩き、2時間ぐらいはかかるのだろうか。


14:24 ダム建設予定地のすぐ下流 樺川の集落を見下ろす


14:55 ここで国道193号に出る まだ1時間はかかる


15:04 国道は大きく曲がり、大滝山が見え始める


15:06 先ほど上った大相山を見ながら歩く

 香東川の上を、大型の燕が鳴きながら飛び交っている。よく見ると、腰のあたりが白い。コシアカツバメだ。巣があるのだろうと思って見渡すと、


15:17 コンクリ製の建物の屋根の下にトンネル型の巣があった


15:25 小蓑への新橋の手前の旧橋を渡り、しばらく旧道歩き

 橋の下の川からは、カジカガエルの鳴き声。今日は、何種類のカエルの鳴き声を聞いただろう。

15:48 堂ケ平の車に戻る。4時間20分、約24000歩のトレッキングだった。1時間30分の車道歩きはきつかったが、早朝の12000歩のウォーキングと合わせて、今日は36000歩、約23kmを歩いていた。自信を少し回復できたので、さらに、山で5時間、6時間と歩ける(縦走できる)体力を戻したい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿