午前中の予定を終わらせ、昼ご飯を食べてトレッキングへ向かう。今日は好天で暑いぐらいだ。午後出発なので、時間的に3時間から4時間のルート。しかし、里山ではなく阿讃の山を歩きたい。そこで思いついたのが、1か月前に歩いた細井三角点尾根の作業用の探訪だ。植林地の斜面に何か面白いものが見られるかもしれない。
内場ダム近くの車道脇には、ウツギの白い花が咲き始めている。旧奥の湯温泉を過ぎ、時間節約のため、さらに車を進め細井集落の下まで上り車をとめる。標高は約650m。
13:08 細井集落から歩きだす
上の集落への車道をしばらく上がると、
阿讃の山々の尾根が見えだす
遠くに見えるには阿波女体山あたりだろうか
13:16 山小屋風の最終民家(別荘?)を過ぎる。この付近で以前見られたキンランは、しばらく見ていない。
1月前に歩いたときと変わりない光景の林道を歩く。ツツドリ、カッコウ、オオルリなどの鳴き声が聞こえる。遠くからはアオバトの鳴き声も・・・例年なら、この時期には既に聞いていると思うホトトギスの鳴き声は未だ聞かない。
今日のルートで多かったマムシグサ
アオテンナンショウも多い
13:30 林道の行き詰まりから、スギの植林地脇の登山道に取り付く。
フタリシズカはもう少しで開花
ハナイカダもあちこちに現れる
群生するサワルリソウもずいぶん大きくなったが、花はもう少し先
数年前、ここで群生に出会ったが、今日もギンリョウソウがたくさん
何度か短い急登を上がり、
13:48 標高900mに近い尾根に上がる
今日は、この尾根の西側へ下る、スギ林の伐採用の作業道を探訪するのが目的。その前に三角点に上がる。ハルゼミが鳴いている。
13:50 細井三角点を踏む 900.2m 脇にタンナトリカブト
13:55 日が当たり明るい作業道を下る
作業道に伐開されて2、3年というところだろうか。タケニグサ、タラノキ、カラスザンショウ、ニガイチゴ、イヌザンショウ、ホンザンショウなどが生育し始めている。オトコエシ、オカトラノオ、アケボノソウ、キランソウ、コナスビ、スゲの類、オニタビラコなどが見られるが、帰化植物のブタナも入ってきている。
作業道の脇には、ウバユリ、マムシグサ、アオテンナンショウも見られる。
和泉層がきれいに現れている
作業道が延びる下を見下ろす
実生からのイイギリ
植林されていない谷部には植物が多い
やはりヤマシャクヤクが現れた
竜王山周辺では、雨島の尾根で数株見たことがあるが、そこ以来の出会い。すでに果実になっているが、数十株が付近で見られた。
見事に褶曲した和泉層が出ている
14:15 ここも見事な地層面
作業道は七曲りで下っていく。
作業道上が藪化しつつある
14:18 標高で150mほど下り、浅木原の集落を遠望し引き返す
ここまで作業道が下っているので、おそらく貝の股川まで続いているのだろう。下っていくほど作業道上の植物の生育が良いので、下から抜開しながら上がってきたのかもしれない。
引き返す途中も、下りで歩いていない脇道にも足を延ばす。歩きながら、ピンクの色が横目に見えた。
やはりあった、シコクカッコウソウ
今日はこの作業道で、この花を見つけることができないか期待していた。作業道をつけるために数株が犠牲になったのだろうが、日当たりがある程度よくなり、環境の変化で増えていくことを期待したい。
もしかすると、クマガイソウも出てくるかもと思いながら歩いていると、斜面の上に大きな葉が見えた。確認しに這い上がっていくと、フキだった。残念と思い、さらに上ると、
作業道下に積み上げられたスギの枝の下にシコクカッコウソウ
先ほどの場所から100mほど離れている。下敷きになったものもあるのだろう。この細井三角点の尾根の西斜面で転々と生育してきたのだろう。
20年ほど前に、この付近のシコクカッコウソウの生育状況を調べた方が、林業関係(ヒノキの植林)の方から、シコクカッコウソウの目撃情報を得て、調査したというのを聞いたことがある。植林作業でで、山をくまなく歩いた方が、そういう情報を多くお持ちなのだろう。
大きなマムシグサを映す
少し花期が遅いアオテンナンショウ
間伐と枝打ちをされたスギ林
14:50 ケヤマハンノキだろう
15:04 もとの尾根に戻る 1時間強の作業道探訪
ここからは、1月前と同じルートで阿波竜王へ向かう。
時々、アケボノソウが出てくる
環境の変化でしばらく増えていくかもしれない。
15:19 スギ林を抜開した作業道を進む
15:24 切られても枝を回復するアワブキ
15:24 作業道から尾根に取り付き、上りに入る。
この時間なので南西方向から日が当たる
15:30 遊歩道に出て、15:35 讃岐竜王分岐を過ぎる。ニシノヤマタイミンガサが大きくなっている。
遅い時間なので、いつもとは違う感じの登山道
ブナなのかな?
北側は大きく落ち込んでいる
15:41 稜線分岐のお地蔵さん
クロフネサイシン(花は地面の中)
15:47 阿波竜王山頂展望台
やっと上手く撮れたチゴユリ
今日のルートでは、かなりの部分でこのチゴユリを見た。
15:57 葉を広げたイイギリと龍王社
龍王社横のベニドウダンはもう少しで開花
周辺にはアマドコロとニシノヤマタイミンガサが群生
龍神沼にも寄る ヤマアカガエルのおたまじゃくしがたくさん
山頂付近ではオンツツジが見ごろ
果穂をつけたアカシデ
16:09 稜線分岐の地蔵を通過し、16:16 讃岐竜王分岐を通過する。下りは早い・・・
16:26 細井につながる作業道に出る
夏の後半に咲くテンニンソウが群生
ニシノヤマタイミンガサ
ホウチャクソウも多く見られた
サンコウチョウがきれいな声で鳴いている。
(ヒメ?)ウワバミソウ
秋に花をつけるテイショウソウとクロフネサイシン
蕾をつけたトチバニンジン
ニリンソウの花も咲いていたが、写真に撮るには時間が遅かった。
キャンプ場手前で近道に入り、16:49 車道に降りる。
讃岐竜王から東へ鷹山と続く阿讃の尾根
民家の屋根越しに一つ内の鉄塔尾根と天満ヶ原
16:52 車に戻る。3時間44分、約17000歩のトレッキングだった。多くの植物に出会えたトレッキングだった。
内場ダム近くの車道脇には、ウツギの白い花が咲き始めている。旧奥の湯温泉を過ぎ、時間節約のため、さらに車を進め細井集落の下まで上り車をとめる。標高は約650m。
13:08 細井集落から歩きだす
上の集落への車道をしばらく上がると、
阿讃の山々の尾根が見えだす
遠くに見えるには阿波女体山あたりだろうか
13:16 山小屋風の最終民家(別荘?)を過ぎる。この付近で以前見られたキンランは、しばらく見ていない。
1月前に歩いたときと変わりない光景の林道を歩く。ツツドリ、カッコウ、オオルリなどの鳴き声が聞こえる。遠くからはアオバトの鳴き声も・・・例年なら、この時期には既に聞いていると思うホトトギスの鳴き声は未だ聞かない。
今日のルートで多かったマムシグサ
アオテンナンショウも多い
13:30 林道の行き詰まりから、スギの植林地脇の登山道に取り付く。
フタリシズカはもう少しで開花
ハナイカダもあちこちに現れる
群生するサワルリソウもずいぶん大きくなったが、花はもう少し先
数年前、ここで群生に出会ったが、今日もギンリョウソウがたくさん
何度か短い急登を上がり、
13:48 標高900mに近い尾根に上がる
今日は、この尾根の西側へ下る、スギ林の伐採用の作業道を探訪するのが目的。その前に三角点に上がる。ハルゼミが鳴いている。
13:50 細井三角点を踏む 900.2m 脇にタンナトリカブト
13:55 日が当たり明るい作業道を下る
作業道に伐開されて2、3年というところだろうか。タケニグサ、タラノキ、カラスザンショウ、ニガイチゴ、イヌザンショウ、ホンザンショウなどが生育し始めている。オトコエシ、オカトラノオ、アケボノソウ、キランソウ、コナスビ、スゲの類、オニタビラコなどが見られるが、帰化植物のブタナも入ってきている。
作業道の脇には、ウバユリ、マムシグサ、アオテンナンショウも見られる。
和泉層がきれいに現れている
作業道が延びる下を見下ろす
実生からのイイギリ
植林されていない谷部には植物が多い
やはりヤマシャクヤクが現れた
竜王山周辺では、雨島の尾根で数株見たことがあるが、そこ以来の出会い。すでに果実になっているが、数十株が付近で見られた。
見事に褶曲した和泉層が出ている
14:15 ここも見事な地層面
作業道は七曲りで下っていく。
作業道上が藪化しつつある
14:18 標高で150mほど下り、浅木原の集落を遠望し引き返す
ここまで作業道が下っているので、おそらく貝の股川まで続いているのだろう。下っていくほど作業道上の植物の生育が良いので、下から抜開しながら上がってきたのかもしれない。
引き返す途中も、下りで歩いていない脇道にも足を延ばす。歩きながら、ピンクの色が横目に見えた。
やはりあった、シコクカッコウソウ
今日はこの作業道で、この花を見つけることができないか期待していた。作業道をつけるために数株が犠牲になったのだろうが、日当たりがある程度よくなり、環境の変化で増えていくことを期待したい。
もしかすると、クマガイソウも出てくるかもと思いながら歩いていると、斜面の上に大きな葉が見えた。確認しに這い上がっていくと、フキだった。残念と思い、さらに上ると、
作業道下に積み上げられたスギの枝の下にシコクカッコウソウ
先ほどの場所から100mほど離れている。下敷きになったものもあるのだろう。この細井三角点の尾根の西斜面で転々と生育してきたのだろう。
20年ほど前に、この付近のシコクカッコウソウの生育状況を調べた方が、林業関係(ヒノキの植林)の方から、シコクカッコウソウの目撃情報を得て、調査したというのを聞いたことがある。植林作業でで、山をくまなく歩いた方が、そういう情報を多くお持ちなのだろう。
大きなマムシグサを映す
少し花期が遅いアオテンナンショウ
間伐と枝打ちをされたスギ林
14:50 ケヤマハンノキだろう
15:04 もとの尾根に戻る 1時間強の作業道探訪
ここからは、1月前と同じルートで阿波竜王へ向かう。
時々、アケボノソウが出てくる
環境の変化でしばらく増えていくかもしれない。
15:19 スギ林を抜開した作業道を進む
15:24 切られても枝を回復するアワブキ
15:24 作業道から尾根に取り付き、上りに入る。
この時間なので南西方向から日が当たる
15:30 遊歩道に出て、15:35 讃岐竜王分岐を過ぎる。ニシノヤマタイミンガサが大きくなっている。
遅い時間なので、いつもとは違う感じの登山道
ブナなのかな?
北側は大きく落ち込んでいる
15:41 稜線分岐のお地蔵さん
クロフネサイシン(花は地面の中)
15:47 阿波竜王山頂展望台
やっと上手く撮れたチゴユリ
今日のルートでは、かなりの部分でこのチゴユリを見た。
15:57 葉を広げたイイギリと龍王社
龍王社横のベニドウダンはもう少しで開花
周辺にはアマドコロとニシノヤマタイミンガサが群生
龍神沼にも寄る ヤマアカガエルのおたまじゃくしがたくさん
山頂付近ではオンツツジが見ごろ
果穂をつけたアカシデ
16:09 稜線分岐の地蔵を通過し、16:16 讃岐竜王分岐を通過する。下りは早い・・・
16:26 細井につながる作業道に出る
夏の後半に咲くテンニンソウが群生
ニシノヤマタイミンガサ
ホウチャクソウも多く見られた
サンコウチョウがきれいな声で鳴いている。
(ヒメ?)ウワバミソウ
秋に花をつけるテイショウソウとクロフネサイシン
蕾をつけたトチバニンジン
ニリンソウの花も咲いていたが、写真に撮るには時間が遅かった。
キャンプ場手前で近道に入り、16:49 車道に降りる。
讃岐竜王から東へ鷹山と続く阿讃の尾根
民家の屋根越しに一つ内の鉄塔尾根と天満ヶ原
16:52 車に戻る。3時間44分、約17000歩のトレッキングだった。多くの植物に出会えたトレッキングだった。
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