さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

東浅木原~阿波竜王~982m峰周回トレッキング

2018年03月14日 | トレッキング 阿讃の山
 今日は久しぶりに早朝から歩きに出かけた。藤尾神社を抜け、菅沢を下って193号へ。内場方面へ行くには、このルートが一番早い。旧貝の股温泉方面へ曲がり、貝の股川に沿って、車を走らせる。35分で、目的地の駐車地点に着く。塩江の奥、標高500m近いが、気温は4度もある。

 7:10 出発。水が音を立てて流れる貝の股川を左下に見ながら林道を歩く。重機が入り、林道の転石がほとんどなくすっきりしている。何かの工事をしているようだ。


7:17 今年は雪が多く水量が多い

 黄色の色が見え始めたケクロモジの蕾。蕾が膨らんだフサザクラも見えるが、花はもう少し先のようだ。


フキノトウ 今日はたくさん見た 




7:27 林道の行き詰まりで治山工事中

 しばらくはここからの登山は無理のようだ。下山にこのルートを使っていたら、困ったことになっていた。
 一旦引き返し、東浅木原の集落から上ることにした。



7:47 町道を東浅木原へ向けて再出発

 町道は転石が目立ち、荒れている。上にある民家の方は、もうお住まいではないのだろうか。


7:50 畑が荒れ始めた民家から細井の尾根

 ずいぶん前に空き家になった民家を2軒過ぎて、


7:55 ここから登山道に入る

 しばらくは、急登を上がる。


8:08 大量のタヌキの溜め糞

 今日はこの後、いつもの場所(2か所)で溜め糞を見る。


8:19 ナツツバキの木を見上げる

 8:22 ヒノキの植林地まで上がり、


8:27 再び倒れてしまった石仏の分岐を通過

 小さなこぶを上り返ししながら尾根道を歩く。カケスの群れが追いかけっこをして、賑やかに鳴いている。


植林されたヒノキが大きく成長してる


8:38 この辺りは刈り込まれすっきり


8:47 川奥分岐を通過(表示板はもう利用不可)

 ここからの上り、標高差約100mを休まず上り、


稜線分岐の地蔵 8:57 何とか10分で上がれた


雪が残っていた(今日のルートでここだけ)


9:02 阿波竜王山頂展望台


9:03 春霞みか展望はあまりよくない(龍王社方面)

 この後は、いつもの龍王社方面へ足を延ばす。


春の陽を浴び温かそうなお地蔵さん

 林道脇の伸びすぎた木々が伐採されている。少しすっきりした感じだ。


9:909 未だ利用不可のトイレ 頭上にはヤドリギがたくさん


9:11 明るい竜王社に着く 木々の芽吹きを待つ


9:12 この周辺の主 巨樹に近いイタヤカエデ


コナラ、シデ類を中心とする林が広がる

 林の中を少し散策し、


少し期待していたスマハソウ 花はまだ


あちこちで顔を出す小さなコケリンドウ

 ようやく雪が解けたばかりの標高1000mの山上では、花はまだまだ・・・
 

9:20 竜神池に立ち寄る ヤマアカガエルの産卵はまだのようだ

 木々に囲まれた山上の池でも、日が当たるとバクテリア類の活動が盛んになり、池の水は澄んで環境が保たれる。里山のふもとの池は、木々が覆い日が当たらず、水が腐って濁ってしまう。

 車道に上がり、芽吹きを待って膨らんだアカシデやミズキを見ながら、山頂下まで戻り下山する。


9:27 明るい稜線分岐の地蔵 ここから川奥・笠形山方面へ


当初の予定の細井の尾根を右手に見ながら、

 9:35 川奥・東浅木原分岐の壊れた表示板まで下り、雨島方面へと戻る。このルート県外の方も時々利用しているので、表示が欲しい所だ。しばらくは、貝の股川上流へ下る東浅木原ルートは使えない。

 行きで歩いてきたルートを、上り下りを繰り返しながら戻る。相変わらずカケスの群れが賑やかに鳴いている。


9:48 小さなこぶが続く

 9:57 倒れた石仏がある分岐まで戻り、今日は久しぶりに982m(川東三等三角点)峰を通ることに・・・

 ヒノキの植林地をしばらく上がり、


10:08 川東三角点 982m(新しい表示板)

 西側へ下る藪化したルートにもテープがついている。ここからは、北方向の急斜面をを、何度か尻餅をつきながら下る。


10:16 雨島峠への尾根道とトラバース道の分岐

 ここからは、右手にルートをとり、982m峰のトラバース道を歩く。数年前、2、3年続けて行われたトレランの大会で使われた道・・・

 左側の滑りやすい急斜面に気をつけながら進む。


10:28 大きなイイギリのある谷を通過

 ユキザサやテンナンショウの類の芽生えはまだ。

 この先も滑りやすい急斜面が何か所かある。10:30 炭焼き小屋跡?の石垣を過ぎて、東浅木原集落への下山道へ入る。

 10:49 集落の上まで下山し、少し沢をうろうろ・・・雪解け水で水が多く流れている。


和泉層が現れた沢を進む


きれいな冷たい水


ユキワリイチゲ(ズームで撮りトリミング)

 日が当たり、花が瑠璃色に輝いていたが、斜面の上だった。足元には、花が開き切っていないものがたくさん見られる。


トサコバイモなのだろうか?

 イワボタンの類やシコクチャルメルソウの成長した葉も見える。


コダイアマモの化石も見られる(何回か歩いているが初めて出会う)


 
今日、期待していたセリバオイレン

 11:46 車に戻る。4時間38分、約20000歩。阿讃の山の春の訪れを感じることができる、トレッキングだった。




 



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