さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

三嶺~剣山縦走トレッキング 

2010年06月02日 | トレッキング 四国
 昨年秋以来の、このコースの縦走に出かける。この2年間で4回目である。家を4時14分に出て、見残しで自転車を下ろし、剣山のさらに奥、名頃に6時15分に着く。家から2時間と、ずいぶん早くついた。
 駐車場に先に到着している2人連れがいるので話をすると、ここから車で移動し、天狗塚から剣山へ縦走するという。途中で1泊するのだが、なかなか大変そう・・・
 準備をして、6時21分に出発する。ネットで有名な犬のシロが見送ってくれる。
 林道をペースを作りながら歩き、登山道へ入る。新しく木の階段が整備されている。ブナやトチノキが立ち並ぶ気持ちの良い登山道をどんどん登っていく。遠くで、カッコウやホトトギスの鳴き声がしている。ダケモミの丘には7時22分に着く。


ダケモミの丘入り口周辺に鹿避けネットが整備されていた

 マユミの古木を7:43に通過し、標高を上げていく。いつもは剣山方面が見渡せるところだが、ガスがかかり展望は良くない。登山道脇にミツバツツジが咲いている。



 
 
 頂上ヒュッテを見て、三嶺頂上には8:07に着く。名頃から1時間46分、順調だ。頂上には2組の登山者がいたが、ガスで展望も良くないので挨拶だけし、すぐにカヤハゲ方面に下る。ところどころのミツバツツジを楽しみながら、カヤハゲに8時40分に着く。まだ、剣山まで15kmもある。


このあたりが一番この先の長さを感じる場所だ
 水分補給のみで、特に休憩せず進んで行く。


白髪分岐を過ぎ(9:06)、しばらく行くと白髪避難小屋が見えてくる。

中央やや左が白髪避難小屋

 避難小屋の辺りで1組の夫婦連れに会う。少しだけ話をし、分かれる。平和丸を9:28に通過し(標識がなくなっていた)、石立山分岐に10:07に着く。

ここが縦走路のほぼ中間地点 剣山まであと8km

 高ノ瀬山頂は、10:22に通過する。体力、気力とも問題ない。今日の調子は非常に良い。

山頂と言っても三嶺から150mも下っている。標高1740m


シロヤシオの花がまだ見られた
  丸石分岐には10:49に着く。2グループが食事をとっている。1グループは外国の方3人組だ。剣山から縦走し、奥二重かずら橋に降りるらしい。


2年前の秋、ここで縦走を止め下りた(足が棒だった)

 丸石山頂へは11:08に着く。この手前で、ちょっとペースダウンする。第一の難関だった。丸石山頂では、行動食を取りながら休憩する。

茶色くなった笹原の縦走路が見える。次郎ぎゅうにガスがかかる

このルート最後の難関、丸石山頂からはしばらく林道分岐まで下った後(標高約1600m)、次郎ぎゅうまで300m近く登り返すことになる。縦走のときは毎回ここでかなり気が重くなるが、次郎ぎゅうまで登りきったときの達成感はかなりなものだ。
 
 笹原の縦走路を下っていくと、鹿の死骸が横たわってる。腐敗臭がひどい。実は今日の縦走中にすでに2頭の鹿の死骸を見ている。ここの死骸は子どもの鹿で、すぐ近くにもう一頭の死骸が・・・何が原因か分からないが、最近亡くなった感じだ。縦走路だけで4頭だから、山域全体ではかなりの数になるだろう。

 林道分岐を11:29に通り、トラバース分岐に11:56に着く。

ここでトラバース道へ行ってしまうと本当の縦走でなくなる 

 ここから先がまた長い。次郎ぎゅう頂上は見えるが、はるかに上だ。さすがに休み休み登り、12:13に頂上に着く。ガスが少しかかるが、剣山への縦走路が見えている。


縦走路には人の姿は見られない

 次郎ぎゅう(1929m)からは、100m近く下り、その後剣山へ200m程登り返す。最後の気力を絞り、12:51に剣山頂上に着いた。三嶺からここまで4時間44分かかっている。


ガスがかかり展望は全くない すぐにヒュッテ方面へ

 ヒュッテ周辺にも人はまばらで、通り過ぎて下山していく。下山しながら、ガスは晴れていくようだ。
登ってくる登山者と挨拶を交わしながらどんどん下り、見残しに13:32に到着した。
 「名頃~見残し」の所要時間、7時間12分。今回は、夏の北アルプス縦走トレーニングと考えているのでまあまあ満足できるトレッキングができた。

 見残し駐車場に止めていた自転車にまたがり、名頃まで行く。途中雨が降り出し、少し濡れたがなんとか14:10に名頃に着いた。自転車を車に収容し、見残しへ車で走っていると、土砂降り状態に・・・よく、この前に縦走を終えていたとほっとする。
 車を走らせ、高松の家には、4時半頃に帰ることができた。


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