車での帰り道に、晴れた高城山を撮る
またまた家族でお出かけ、少し時間的に余裕が出てきたような・・・今回も登山、いつものぞかせていただく登山記を参考に、徳島の高城山へ向かう。標高からして、紅葉が期待できるし、ネットで時々見かける「ファガスの森」という施設も訪れてみたい。
家を6時半前には出て、さぬき市多和を経由して、国道193号を走る。
山の上にはどこもガスがかかっている。お天気も曇り気味。高城山に着く頃には晴れてほしい。
吉野川を渡り、途中から徳島の県道2号を走り、再び国道193号を高越山を右に見ながら標高を上げていく。峠を越えてかなり下り、神山町川又で右折し、そのまま国道193号を走り、再び標高を上げていく。
またまた峠を越えて下っていく。この辺りからは、「岳人の森」という案内看板があるのでそれに従っていく。再び標高を上げていき、「岳人の森キャンプ場」を過ぎてまだまだ国道193号を走る。雲早トンネルを抜けてしばらく下り、スーパー林道へと入る。入り口には「ファガスの森 営業中」という看板が出ている。
ここから登山口のあるファガスの森まで7km、未舗装のガラガラ道が続く。こういう道でタイヤがパンクした経験があり、慎重に走り、9:20に到着。家から3時間近くかかっている。
ファガスの森の前には、林道で抜かれた車と登山者が数名。テント泊で泊まっている方もおいでる。
「ファガスの森」駐車場横にある登山案合図
トイレを済ませ、登山準備をして、
9:32 ファガスの森の建物奥の登山口を出発
9:48 ガスの中を歩くのは久しぶり
初めてのルートで、ガスの中を歩くのは心配なところもあるが、赤テープも着いており、登山道もはっきりしているようだ。
9:53 時々岩場のある尾根を歩く
ドウダンツツジ、ハリギリ、ブナ、ヒメシャラ、リョウブ、モミ、ツガの類などの林が続く。時折、スギやヒノキも見える。
10:01 いったん林道に出る 古い小屋がある
少し上ると、緩やかになる尾根道が繰り返される。非常に歩きやすいが、なかなか標高は上がらない。ガスが流れてきて、体感気温はかなり低い。
うす赤茶色のヒメシャラ
ガスの中の登山道沿いで一番目立つのは、このヒメシャラの幹。
ブナの殻とがたくさん落ちている
11:05 苔むした大きなブナの倒木
小さな白い花が見えるので、センブリかと思ったらキッコウハグマ?のようだ。足下には、ウリハダカエデの赤い葉や大型のハリギリの葉、黄色いシロモジの葉、コハウチワカエデの葉も落ちている。
11:07 枯れた大きなブナにナナカマドの幼木が育つ
11:10 開けた場所に出る
少し薄くなり始めたガスの中を少し進むと、
11:12 山頂に到着 標高1627.9m
相変わらずのガスの中、少し歩くと建造物が現れる。
11:26 レーダードーム
山の斜面を削り建設したことが分かる
削った斜面には、ヤマヤナギ、リョウブ等を植栽して回復保全をしているとある。
モノレールのレールのすぐ横に踏み跡が続いている
マダニが気になりながら笹原を下る。あちこちに鹿が歩いた道が付いている。
11:41 笹原が終わる頃、日が差し出した
見上げると、少し色づくブナ林がきれいだ
11:48 林道の登山口に出てきた
車が2台、どちらもファガスの森に泊めてあった登山者のもののようだ。
山頂と反対側は晴れている
下界の町が見えそうな感じ。山側を見るとガスが流れて、青空が見えている。
振り返ると登山口も色づいている ミズナラかな?
ここからはしばらくの林道歩き。駐車地点のファガスの森を目指す。林道沿いには、紅葉したヤマブドウの大型の葉があちこちに見える。
シロモジも日が差すと黄葉が美しい
12:03 「徳島のへそ」とある
カエデの類が真っ赤に色づいている
トビではない大型の猛禽瑠璃が空を舞う
ジンジソウが見頃
終盤のアサマリンドウ
林道歩きの後半にアサマリンドウはかなり群生している。残念なことに日が十分差さず、開いている株はない。ヤマアジサイ、オタカラコウの咲き残りの花も見える。
ヤマゴボウ?の実
ツキヨタケ?が林道沿いの幹にたくさん
この場所のトチノキはまだ緑色
13:04 ファガスの森に到着
3時間半のトレッキングであった。予定通り、ファガスの森でジビエの昼食、鹿肉カレーをいただく。肉がたくさん入りおいしかった。食事の後、ネットでよく見かける支配人の方がやって来ていろいろ話をしてくれたり、昨夜撮られたというツキヨタケの写真を見せていただいたりした。また来たいと思うが、林道を車で走るのに少々抵抗がある。