さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

葛篭野~島ケ峰~川奥 車道トレッキング

2010年12月14日 | トレッキング 阿讃の山

中央左奥が島ケ峰頂上部 右手前上部に896.2mの三角点がある

 日曜日に雨島峠~竜王山を途中断念して以来、琴南町の山が気になりだした。そんな時、家の本棚に「イメージをトレースする 私の山歩き」泉保安夫氏があるのを思い出した。読んでみると、笠形山から島の峰を周回する縦走が紹介されていた。午後から天気になるのを期待し、10時過ぎに出かける。雨が残っている可能性があるので、無理をせず、林道歩きで葛篭野集落経由島ケ峰へ上るルートを考えた。旧琴南町に入り、長谷のバス停近くに駐車する(10:55)。

ここから見える山の上部はガスがかかっている

 10分ほど歩いて、町道「葛篭野線」へ入る。


 この車道は十分私の車でも入れるが無理はしない


 少し上ると、下方に林の集落が見えだす 山里の風景 落ち着く

 植林されたヒノキが両脇に広がる車道をどんどん歩き、30分ぐらいで私の好きな地蔵が現れた(11:29)。

 
 村の人たちによって大切にされている

 この地蔵が、集落の入り口に安置されていたようで、地蔵を過ぎてまもまく葛篭野集落に入る(11:34)。集落に入ってすぐに炭焼き小屋があった。周囲には炭焼き用の木が積まれている。人がいたら声をかけるが残念ながら誰もいない。




藁葺きの屋根が窯の上にかけられている 

 葛篭野集落は10軒足らずと思われるが、田畑や家の周囲が手入れされており、集落が、今なお住み続けている方々に守られていると感じた。それと同時に、山村の生活の厳しさを感じる。
 上の方の家の庭におばあさんがいるのが見えたが、そこに近づいた時には家の中に入ってしまっていた。
 集落を過ぎた辺りで、車道は舗装道路でなくなる。(ちょうどその境にイノシシよけの鉄筋ゲートがあり、道路が塞がれていた。)この先、ヒノキが植林された林道がしばらく続く。右手向こうには、896.2mの三角点がある山の中腹の辺りと思われる、断崖が見えていた。20分ほどで、最上部に出てきたと思ったら、アンテナの様なものが・・・(12:01)

 
香川県が設置しているの「明神水量計」だった
 
しばらく行くと、ヒノキ林の中へ行く道があるので入ると、緩やかに上り頂上部に出る(12:06)。ガスの中、三角点がないか探す。ある程度の大きさの木が何本か切られているので、三角点がそこにあるはずと思うが結局見つけられずあきらめる。

 
 ガスで周囲が見えないのが残念 たぶんここが、939.8mピーク 

 再び林道に戻り、896.2mの三角点を踏み、川東、川奥へ下りることにする。5分も行かない内にアスファルト舗装の分岐(4差路)に出る。角には大きな杉があり、その下には石仏が・・・ その奥に、道の跡があるので、ススキの藪をこぎ行くと、広い畑の跡に出た。放置されて数年という感じ。その畑が奥へ上っていくので、上がり切り再び三角点を探すがない。おそらく先ほどのピークが三角点のあるところと本当にあきらめる。
 地図を見て、アスファルト舗装の道を下りことにし、途中から896.2m三角点がある方へ曲がる。舗装されていないが車が通った跡がある。5分ほどで、広い整備された畑に出た。三角点を探し、雑木林の中で見つける(13:02)。


896.2mの三角点 雑木林の入り口には古いテープが


畑の横のコナラの木にヤドリギが・・・ 

この後、もとの車道に戻り、川東集落を目指す。やっとガスが晴れだし、阿讃山脈が見え出す。川東集落上部には広いそば畑が広がっている。


雲の下に稜線が見え出す 竜王山方面?

 車道沿いを下っていると、薬草のヒカゲノカズラ(シダ類)が多く見られる。

ヒカゲノカズラ 利尿、通経の効能あり

 地図を見ながらどんどん下り、町道川奥線との分岐に出る。

和泉層の露頭が現れた分岐


明神川沿いの道路まで出てきた 入り口には町道島ケ峰線の表示
 
 明神川沿いの道路を歩き、国道に出る(14:18)。ここからは国道を3km余り歩き、車に戻った(14:55)。車のすぐ手前で、畑仕事をしていたおじいさんに話しかけいろいろ情報をもらう。次は中熊経由で、島ケ峰へ行ってみてもいいなと思った。 


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