さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

徳島美馬市 御所野~阿波妙体山 トレッキング

2014年11月02日 | トレッキング 阿讃の山
 今日は、曇りだが、一日なんとか雨が降らずにもちそうだ。先週歩いていた、御所野から古屋敷を通り、できれば妙体山頂上まで進もうと出かけた。

 先週と同じルートで、さぬき市を大窪寺方面へ上がり、槙川で菅谷方面へ入る。細い道を走り、30分で御所野の神社に着く(標高310m)。車を止めさせてもらい、ここから歩く。


9:57 出発 見えているのは妙体山の尾根だろうか

 10:12 名勝 「犬鳴淵」を過ぎる。澄んだ水が流れている。


キバナアキギリがまだ咲いている


10:33 地図で見ると、雨夜(あまや)への道


10:35 紅葉したケヤキの森 神社か?



10:37 古屋敷の三社神社


10:40 古屋敷の看板(商店が1軒)


10:44 あれこそ妙体山だろうか?


10:53 金川集落 江原東小学校(5年前から休校中とのこと)


10:59 カゴノキの下に地蔵や墓? 昔からの塚か


11:05 金川の「七社神社」を過ぎる


11:11 妙体山への上り口に着く(ここから国道193号へは4km)

 標高は160m、駐車地点からは150m下ってきた。ここから、標高差650mを車道に沿って上っていく。


振り返ると、大窪寺まで12kmの表示

 見えているのは、台ケ丸山のようだ。リュックを下ろして地図を見ていると、先ほど道をお聞きした古屋敷の民家の方が車で通りかかり、声をかけてくれた。

 少し休憩し出発、この時は12時には山頂に着けると思っていた。

 アスファルト道は、すぐにコンクリ道に変わる。道路脇の斜面は、猪が激しく掘り返しているが、路上はきれいに整備されている。上の集落の方が手入れされているのだろう。

 11:35 ひよこの鳴き声が聞こえる養鶏場を過ぎ、車道は七曲りで上っていく。


11:51 標高500mを越えて横野の集落へ入る

 放し飼いの犬が数頭吠えながら、歩いて上がってきた訪問者を迎える。民家の方が出てきたので、少し話をする。民家の背後に見えている山が妙体山で、2つの神社があり、神社まで一本道で車道があると教えてくれる。



12:04 先ほどの民家の方にお聞きした観音堂への下山表示

 山頂まで行きたいので、観音堂は帰りに寄ることにする。あとどれぐらいだろうか・・・

 標高700mが近づいてくると、南向きの日当たりの良い斜面になり、リュウノウギクやヤクシソウ、アキノキリンソウ、イナカギクが出てくる。
 ユキモチソウの大きな株も見える。実はすでに食べられている。


12:09 向かいの尾根 冬畑の集落


12:14 天気はすっきりしない 台ケ丸山の中腹の集落


12:22 里山に多いリュウノウギク


イナカギクもまだまだ咲いている


12:24 山頂手前に石灯篭があった

 この後、未舗装の道に入りうろうろとして再び引き返し、



12:38 妙体山山頂(785m)に着く


 山頂には神社が二つ並ぶ。左が女体神社(妙体神社ともある)、右は明多意神社とのこと。2つの神社の間に、脇町と阿波町の境があり、保安林の境もなっているようだ。


明多意神社略記


明多意神社の東側から


 神社の北側に、妙体山山頂の表示を見つける。

 せっかくきたので、三角点を踏もうと、地図では道が延びている731m三角点へと進む。


12:46 神社西側の下山道

 大きな木々に囲まれた、気持ちの良い下山道を下り、草刈りされた道を進むと、御旅所があった。ここまでは、お祭りで草刈りされたようだ。あとは、ススキが茂った道を進み、最後は藪漕ぎで迷いながらあちこちと歩いて、


13:14 女体山730.8m 3等三角点(上を見上げても藪)

 さぬき市の大窪寺背後の女体山と同じだが、地元の人は阿波女体山と呼んでいるようだ。久しぶりの藪漕ぎでの三角点到達だった。香川の山ではおなじみの、○米さんの点標は見当たらない。

 地図に示された道は、ヒノキの植林の際、付けられた道のようで、半分潰れている。


13:28 ここまでは草刈りが・・・(引き返しながら)


13:33 神社下の分岐(帰りは右方向へ)

 横野への近道の下山道を下るのをあきらめ、妙体神社すぐ下の道へ戻り、車道に出る。



13:45 横野 702.4 4等三角点


 地図にある、女体山の尾根へ続く破線のすぐ南側に観音堂への入り口がある。そこからスギ林の生活登山道を下り、


14:08 思ったより立派な観音堂

 引き返さず、さらなる下山道が見えるので、下るとすぐに畑と民家にでた。




妙体山の南斜面の横野集落 畑が美しい

 畑仕事をされている民家の方に挨拶をし、しばらく話をする。ここから見える集落などを教えていただく。イノシシが増え、シカも出るようになったとのこと。シカがクワの葉を食べて困るということだが、横野集落ではまだ桑の栽培が行われている。ということは、養蚕が続いているのだろうか。


向かいの尾根に冬畑の集落(いつか訪れてみたい)


途中にあった桑畑 初めて見るかもしれない

 途中に見える分岐をナビで確認しながら下る。少し足に疲れが出始めたところで、


14:53 実が赤くなり始めたタラヨウ

 公渕公園の樹木園で、以前大量に実をつけたタラヨウの木を見たことがあるが、それから芽吹いた苗木は見たことがない。実では増えないのだろうか。



14:55 県道まで下りてくる(ここからまだまだ長い)

 山の陰で、日が陰りはじめた県道を歩く。途中でお会いする地元の方とも話をして、



16:29 マルバフユイチゴの実が熟し始めていた

 16:34 車に戻る。6時間40分、34000歩の長いトレッキングだった。ピストンは何か工夫しないと、このルートでは時間が長すぎる。距離も20kmは超えただろう。


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