五色台 花巡りトレッキング

　いろいろ気になる花があるので、久しぶりに五色台へ・・・6:40には車を置き歩き始める。場所は、希少種がある関係でふせておく。歩き始めると、ホトトギスの鳴き声が響いている。初夏に日本に渡って来るホトトギス、今年初めて鳴き声を聞く。


ツツジの中で一番遅れて咲くヤマツツジ

　つぶれかけた昔の峠道を、半藪こぎで登っていく。ヤマツツジの深紅の色が新緑の中に映えている。イブキシモツケ、ガマズミなどは花が終わりかけているが、イボタノキは白い花をこれから咲かせつつある。季節が春から夏へと変わりつつある。

　一つ目のお目当ての花、フナバラソウ。香川県内ではほとんど見られない希少種。


フナバラソウ　ががいも科　花は終盤


下部から花をつける　上はまだ蕾だ

今年は花をつけた株数が多い　8株ある

　次は湿地の様子を見にいく。


モウセンゴケが蕾をつけている


近くではイシモチソウの花が満開に

　イシモチソウは、今年の気象条件がよかったのか、たくさん生育し、花を多くつけている。イシモチソウの白い花、上手く写真に撮れたことがない。


湿地の周辺ではヤワラスゲ？が青々としている


谷にあったシダ　園芸種のように美しい

　2つ目の湿地へ行くとなんと・・・


トキソウ　らん科


早くも花をつけていた

　2年前に1株だけ見つけていたトキソウ、今日確認すると蕾をつけたトキソウが全部で10株近くあった。ここまで2時間近く、汗まみれになりながら歩いてきたが、今日ここに来て本当によかった。
　この後も、久しぶりの五色台をアップダウンを繰り返しながら歩く。新緑のこの時期、草花が豊富なので飽きない。昼が近づき、ハルゼミがあちこちで鳴き始めた。


ウツボグサ　満開が近い


オオバナニガナ　今日一番目立った


ガンピ　薄黄色の控えめな色の花　

　11時10分、車に戻る。4時間30分、22000歩のトレッキングだった。五色台には確実に夏が近づいている。次に五色台に行けるのはいつだろうか？