さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

柞野~大川山 ピストントレッキング

2013年05月03日 | トレッキング 阿讃の山
 連休初日の今日、午前中の予定でトレッキングへ出かけた。先週に続いて早朝の出発、6時前には柞野に着いた。昨年と同じルートでのトレッキングだが、体調によっては中寺三角点から、塩入方面へ下り、登り返すことも考えていた。


5:57 気温5度の柞野駐車場を歩き出す

 少し車道を引き返した所にある登山口から、スギ林の中を抜ける登山道を上がる。ユキモチソウが数株、5分も上がると送電線鉄塔保線路の表示がある尾根に出る。


6:11 明るく歩きやすい保線路 良く整備されている

 少し離れた斜面に、ミツバツツジのピンクやオンツツジの赤い花が見える。登山道脇には、スノキやナツハゼ等の新緑の葉が見える。

 今日もツツドリの鳴き声がよく聞こえる。シジュウカラやカワラヒワ、アオゲラの鳴き声も・・・天気がいい早朝なので、野鳥たちの活動も盛んだ。


6:17 14番鉄塔を通過 青空が広がり始めた


6:23 15番鉄塔を過ぎると、大川山が見え出す
  


6:31 シロバナウンゼンツツジが所々で花を咲かせている

 6:40 中寺廃寺の展望台の下に着き、木の階段を上がる。この階段、結構堪える。前回上がったときは曇りだったため、良くなかった展望も今日は期待できそうだ。


6:44 中寺廃寺の展望台から 満濃池


大川山とこれから歩く県境尾根も見える

 展望所から少し下り、


6:48 中寺三角点 753.6Mを通過

 ここからしばらくヒノキ林を歩き、


6:51 林道(中寺廃寺の整備用?)に出る まだ工事が続いている

 ここからは、コンクリ道を標高で200Mほど上がっていく。かなりの急勾配の道だ。道路脇には、枯れたツチアケビが数株見える。様々な種類のスミレの花、特徴のあるテイショウショウの葉、かなり伸びてきたオオバノトンボソウ、林道工事で侵入したと思われるアカミタンポポの花、等々・・・


7:06 少しほっとする土の道 



湿った斜面にツルネコノメソウの鮮やかな黄色


7:18 大平のビニールハウスに出る

 徳島側を見下ろした吉野川の上に、朝靄がたっているのが見える。ここから阿讃縦走路に入る。


雑木林の中には、アオテンナンショウがあちこちに見える

 明るい林床には、満開のミヤマシキミ、ニシノヤマタイミンガサが群生する。ツルマサキも広がっている。


7:24 三角点 大平を通過

 7:35 大山神社の登山口に着き、ここから最後の登り(急登)となる。さすがに、休み休みの上りになる。斜面には、群生するニシノヤマタイミンガサやウバユリ、少ないがタンナトリカブトなどが見える。


7:39 クロフネサイシンだろう 芽生えたばかり


7:45 大川神社に着く この時間では誰もいない

 キャンプ場方面も静か。バンガローもあるのだが、連休中なのに利用者がいないようだ。階段を上って三角点を踏みに・・・ここ半年で3回目。


大川山三角点 1042.9M

 神社の北側へ回ると、北側の展望が開ける。


綾川の前山、笠形山、いつもの雨島峠も見える?

 ここ大川神社は、雨乞いと安産の神様で知られている。塩江の奥の村の方も、昔はあの雨島峠を下り、ここまでお詣りに来ていたということだ。長い道のりだっただろう。


7:50 イタヤカエデだろうか 葉が広がり始めた

 大川山からの下山は、遊歩道を通り香川側へ下りることにした。何年ぶりだろう・・・



7:53 ここでもニシノヤマタイミンガサが群生



こちら側は自然林が残り、イヌシデなどの大木が見える

 7:59 車道に下り、徳島側の登山口に戻る。


和泉層の崖が崩れている車道を歩く

 途中展望が・・・
 


8:04 歩いてきた阿讃縦走路 大平のビニールハウスも


こちらは、柞野から上がってきた尾根 ジャンクションピークも

 8:06 徳島側の大川神社登山口まで戻り、来た道を引き返していく。


往路では気づかなかったホウチャクソウ


同じくツクバネソウ もうすぐ花咲そう

 8:26 ビニールハウスまで戻り、コンクリ道を下る。8:52 中寺三角点まで戻り、上りで寄らなかった17番鉄塔方面も回り、途中から前回下った下山道を下りた。



9:23 ヒノキ林の中の登山道を下る 集落までもうすぐ

 下の方からは、耕耘機の音やシュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえてくる。


9:33 前回と同じ登山口に下りてきた

 中寺三角点から塩入方面と思っていたが、結局そのまま下山したので、もう少し歩こうと「町道 柞野線」を上がってみることにした。


9:37 荒神の名水(ここだったのか!)を通過

 この後は、柞野川に沿って林道をペースを上げて上っていく。


帰化植物 ツルオドリコソウ 


10:06 奥に大川山を見ながらどんどん上がり

山の斜面側には、ヤマルリソウ、シコクチャルメルソウ、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、フウロケマンなどが歩きながら目に入る。

  日当たりのよい場所の谷側には、オニグルミの雄花、蕾をつけたコバンノキ、青々としたアワブキ、実になりかけたハシリドコロなどが目に入る。
 
  季節は、春本番。

 10:12 林道の終点まで行き(標高530M地点)、砂防ダムを見上げて引き返した。

 10:55 車に戻る。約26000歩、5時間のトレッキングだった。琴南では、田植えの真っ最中で、この連休中にも終わりそうだ。



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