さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

大川山~竜王山縦走トレッキング

2009年04月09日 | トレッキング 阿讃の山
 山渓の「香川県の山」で紹介されている、大川山~竜王山縦走を見てどんなものか気になっていた。県内の方が作成しているホームページで、大川山から竜王山までの縦走記録があったので、それを参考にさせてもらい、縦走を計画する。その下調べとして、3月25日に大川山から真鈴峠までは歩いてみた。何とか歩けそうだ。
 家は5時10分に出る。まずは、自転車を道の駅北側の駐車場に置き、琴南中央公民館まで戻る。駐車場に車を止めさせてもらい、6:15に出発する。中通からしばらくは車道歩きだ。


大川山かどうかは分からないがきれいに見えている

 
隋神門は6:45に通過する

 ここで、ボールペンを落としたことに気づく。いつも、だいたいの予定到着時間を書き入れた行程表に書き込みながら歩くのだが、今日は仕方ないので時計をカメラ撮りながら歩くことにする。今年3回目になるので、さすがに大川山までの登山道は慣れている。途中車道を渡りながら順調に歩き、7:42に山頂に着く。

 
標高1043m 中央公民館から82分かかっている


徳島の矢筈方面が見えている

 さあ、ここから縦走の出発だ。目的地の竜王山まで約20km。

中央奥が竜王山 鉄塔が集まっているのが目印だ

 3月25日は、縦走路の出発地周辺で2回、大きく迷っているので、思い出しながら歩いていく。歩きながら前回の失敗を振り返る。なかなか、思うようには歩けないものだ。
 9:12、前回、お茶をいただいた林業作業小屋を通過する。近くでツツドリが鳴いている。


今日は作業をしていないのか誰もいない

真鈴峠着 9:17 大川山から95分

ここから先は初めて歩くことになる。少し迷いはしたが滝の奥集落に10:08に着く。ここは徳島県の集落になる。南側の吉野川に向かってなだらかな斜面が広がっている。


眼下には吉野川、向かいには剣山系の山が見える

 民家の間を抜ける道を歩き、10:18滝の奥峠に着く。土器川源流の碑が見えている。2、3年前に観察会で来たことがあるところだ。


ここまでに少し迷う 何とか地元の方に聞いてたどり着く

 ここから、集落の裏山になっている登山道を登っていく。初めは急登だ。やがてスギの植林地が現れ、その中を歩いていく。道沿いには、シロバナショウジョウバカマが咲いている。



シロバナショウジョウバカマ

 11:02、二双越に着く。標識には立石峠と書いている。
 
標高880m 大川山から2時間20分

 「香川県の山」に書いていた通り、ここからは等間隔に案内板が設置されている。迷うことなくペースを上げて歩いていく。まだまだ元気だ。よく名前を耳にする三頭越えには、11:45に着く。ここには、鳥居や地蔵がある。昔の往来のにぎやかさを物語っている。


地蔵と昔の道標 なかなかいい感じの場所だ

 少し休憩し、寒風越に向かう。

12:30 寒風越を通過する。大川山から4時間48分。


竜王三角点 標高1012.9m 12:48通過

 竜王峠を通過し、最後の登りを上っていく。もうすぐだ。
 なんとか最後の力をふり絞り、13:20、阿波竜王に着く。展望台からの眺めは、春霞がかかっているもののきれいに見えている。帰りのことを考え、早めに休憩を切り上げ竜王峠まで戻る。讃岐竜王まで行く気力は残念ながら残っていない。


標高1059.9m 大川山から5時間38分

 13:58、竜王峠まで戻ってくる。

立派な石碑だ。疲れているのか、また休憩をしてしまう。

 ここからの下山ルートは、横畑集落を通り、杉王神社まで下る、1時間弱の道のりだ。山渓「香川県の山」には、「車道を少し下り、再び登山道に入る」とある。この道を誤り、とんでもないことに・・・
 5分ぐらい歩いて登山道入り口の表示はあるが、入ってから左の踏み跡に入ってしまう。急な斜面になるのでおかしいと思ったが、いつもの癖で何とかなると思ったのが失敗。藪こぎで進み、かなり急な斜面を木に捉まりながら降りていく。完全に登山道を外れていた。なんとか、植林されたヒノキ林の中の道まで下り横畑集落に出た。
 あとは、横畑集落の中を抜ける車道を下り、杉王神社を15:02に通過する。そこからは、明神川沿いの道を進み、自転車を駐車した道の駅の北側に15:26に着いた。約30km、9時間のトレッキングだった。自転車にまたがり、下りの国道を満足感に浸りながらこぎ、琴南中央公民館に15:50に着いた。
 とても疲れたが、これだけの距離をアップダウンがある中で歩けたことでかなりの自信になった。 


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