さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

一ツ内三角点~平帽子山~大滝山~真名屋敷~別子~小出川周回トレッキング(後半)

2012年08月28日 | トレッキング 阿讃の山
2012.8.26 の後半の記録

 真名屋敷集落を通るのも、今月これで2回目。山の上にある集落の過疎化が進む中、まだまだ人々の生活が残っている。かなり下からでも見える青い屋根の民家をズームしてみた。


最終民家 斜面に見事な石垣を造り家を建てている


11:44 コオニユリが群生する斜面 ススキの穂、ヨシノアザミの蕾も見える

 今日は、草花の様子に秋の気配を感じるトレッキングだ。


小出川にもあったが、ヤマナシの大木がここにもあった

 塩江の山を歩くとヤマナシの木を見ることがある。貝の股でも昨年見ている。もともと自然に生育していたものを人々が残してきたものか、食べるために植栽したものか・・・落ちていたものを囓ってみたが、少し甘みは感じるものの、そんなに美味しいものではないような気がする。


ヤマナシ まだ熟さない実がいくつか落ちていた


大きなイチョウの木越しに青空と尾根、青い屋根の民家

 この後しばらく行くと、樹木に囲まれた、日陰の車道になる。イワタバコの花やミズヒキ、実になったウバユリなどを見ながら下る。道路には転石も多い。

 道の真ん中に何か黒いものが、と思ったら・・・


ヒミズが死んでいた トレッキングでは、時々見かける

 時々と言っても、今までに3回ぐらい山で死骸を見ているだけ。何年か前に、霧がたちこめる中、生きているヒミズが道に出てきたのに出くわしたこともある。モグラの仲間なので明るいところは苦手なほ乳類だ。

 涼しげな川の流れを見ながら町道を下り、


12:00 標高530mぐらいまで下って、町道別子線分岐

 ここから、別子・小出川集落方面に上り返していく。


日陰では、クサアジサイの花が残っている


12:10 振り返ると大滝山に続く尾根が見える

 この地名のもとになった、「別子八郎」の供養塔を探しながら歩く。草深い中に埋もれているのか、道路から離れた所にあるのか見つからない。


民家が見えてきた 石垣が続く 畑には草が伸びている

 この後、道が分岐しさらに右上へ上っていく。2件並ぶ民家を過ぎると、予想通り、


12:28 先日歩いた所まで上がってきた 振り返って

 先日、小出川集落を通りここまで来ている。左上に伸びる未舗装の道を上がり、茶畑の横を抜け、伐採された斜面を上がり、天満ケ原に続く尾根に出た。


12:32 蔵王権現神社前を通過する

 この辺りで標高670m、分岐からは140mほど上がってきた。この後は、小出川集落を通って下っていく。


平帽子山方面の尾根 左のくぼみは国地蔵峠だろうか


12:34 今日歩いた尾根が見えるこの場所で昼食休憩にした

 日当たりは良いが、秋が近づいたのか、風があるからなのか、この場所も過ごしやすい。座り込んでいても大丈夫だった。しかし気温は30度は越えているだろう。

 今日はこの辺りで、しばらく時間を過ごした。少し歩いた所の畑で仕事をされていた方と、30分近く話し込んでしまった。山へ続く道のことや、この辺りの畑を開墾されたことや、道路をつけられた話などをお聞きする。別子八郎の供養塔のことをお聞きすると、道路沿いにあるはずのことだった。もう引き返す元気はない。

 この小出川集落も、昭和40年ごろは、20数件も民家があったという。
 
 苦労して開墾して、作物を作ってきた畑が山に戻っていくのを見るのは辛い・・・

 この後はどんどん町道を下り、13:46県道まで下りてきた。


13:52 今朝、間違って入っていった民家の横の取り付き口

 13:57 奥の湯温泉下の駐車地点に戻る。途中の長い休憩もあり、6時間30分を越えるトレッキングになった。今週も県外の山へは行けず・・・この夏は無理なかんじだ。


 


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