"Agatha Christie's Poirot Peril at End House"
先日、NHK BSプレミアムで放映していた『名探偵ポワロ「エンドハウスの怪事件」』を観ました。
-----story-------------
「アガサ・クリスティー」原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」をハイビジョンリマスター版で放送!
四度も命を狙われた女性。
謎が解けぬ「ポワロ」は、起死回生の一芝居を打つ。
海辺の町セントルーにやって来た「ポワロ」は、ホテルで若い女性のニックが拳銃で命を狙われる事件に遭遇する。
彼女は岬に建つ古い館エンドハウスの主人で、最近三度も事故に遭い、命拾いをしてきたという。
「ポワロ」は捜査を開始し、警護のために「ニック」のいとこの「マギー」を呼び寄せる。
そして花火大会の夜、エンドハウスに「ニック」の友人が集まる中、「マギー」が何者かに銃で撃たれ死亡する。
その時「マギー」は、「ニック」のケープを身に着けていた。
-----------------------
「ポワロ」と「ヘイスティングス」は、南イングランドの海辺の町セント・ルーで休暇を過ごしていた… そこで知り合いになった、エンドハウスに住む「ニック・バックリー」は三日間で三度死にかけたという、、、
「ポワロ」は、「ニック」が忘れていった帽子に銃弾の跡があるのを見つける… 目前でその四度目を目撃した「ポワロ」はエンドハウスを訪ねる。
そして海岸で花火が打ち上がったある夜、ついに殺人事件が起こる… 「ニック」の従妹の「マギー」が銃殺されたのだ、、、
「マギー」は「ニック」のショールを羽織っていたことから「ニック」と間違えて殺されたと思われた… 誰が何の目的で「ニック」を殺そうとしているのか? 「ポワロ」は真相究明に乗り出す。
本作品は、複数の邦訳タイトルがあり、同じ原作とは気付かず、『邪悪の家』と『エンド・ハウス殺人事件』の2冊を読んだことのある珍しい作品… 印象的な場面は覚えており、二つの遺産相続詐欺のうちのひとつの犯人は予めわかっていましたが、肝心のもうひとつの遺産相続詐欺の犯人や動機、殺人事件の犯人や動機は覚えていなかったので、最後まで愉しめました、、、
「マグダラ」という名前が犯人と被害者の共通のもの… というのは、作中で「ミス・レモン」と「ヘイスティングス」がヒントを出してくれていますが、日本人の感覚だと気付かないですよね。
念入りに描かれる伏線、巧妙なミスディレクション、意外極まる犯人、その正体を明かした時の豹変、どんでん返しが二度ならず続く驚愕のラストと、ミステリの醍醐味を存分に味わえる作品でしたね、、、
事件の合間に思い切りゴルフを楽しもうとあがく不謹慎な「ヘイスティングス」や、朝食で出された二つのゆで卵のサイズが異なることか食べられないという「ポワロ」、終盤で霊媒師にさせられる「ミス・レモン」等、ユーモアで溢れるシーンも印象的でした。
-----staff/cast-------------
製作:ブライアン・イーストマン
監督:レニー・ライ
脚色:クライブ・エクストン
原作:アガサ・クリスティ
出演:
エルキュール・ポワロ … デビッド・スーシェ/熊倉 一雄
ヘイスティングス大尉 … ヒュー・フレイザー/富山 敬、安原 義人
ジャップ主任警部 … フィリップ・ジャクソン/坂口 芳貞
ミス・レモン … ポーリン・モラン/翠 準子
ニック・バックリー … ポリー・ウォーカー/中村 晃子
ジョージ・チャレンジャー中佐 … ジョン・ハーディング/前田 昌明
バート・クロフト … ジェレミー・ヤング/増岡 弘
エレン … メアリー・カニンガム/吉田 理保子
ジム・ラザラス … ポール・ジェフリー/大塚 芳忠
フレディー・ライス … アリソン・スターリング/加藤 みどり
チャールズ・バイス … クリストファー・ベインズ/小川 真司
ミリー・クロフト … キャロル・マクレディ/前田 敏子
マギー・バックリー … エリザベス・ダウンズ/安達 忍
先日、NHK BSプレミアムで放映していた『名探偵ポワロ「エンドハウスの怪事件」』を観ました。
-----story-------------
「アガサ・クリスティー」原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」をハイビジョンリマスター版で放送!
四度も命を狙われた女性。
謎が解けぬ「ポワロ」は、起死回生の一芝居を打つ。
海辺の町セントルーにやって来た「ポワロ」は、ホテルで若い女性のニックが拳銃で命を狙われる事件に遭遇する。
彼女は岬に建つ古い館エンドハウスの主人で、最近三度も事故に遭い、命拾いをしてきたという。
「ポワロ」は捜査を開始し、警護のために「ニック」のいとこの「マギー」を呼び寄せる。
そして花火大会の夜、エンドハウスに「ニック」の友人が集まる中、「マギー」が何者かに銃で撃たれ死亡する。
その時「マギー」は、「ニック」のケープを身に着けていた。
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「ポワロ」と「ヘイスティングス」は、南イングランドの海辺の町セント・ルーで休暇を過ごしていた… そこで知り合いになった、エンドハウスに住む「ニック・バックリー」は三日間で三度死にかけたという、、、
「ポワロ」は、「ニック」が忘れていった帽子に銃弾の跡があるのを見つける… 目前でその四度目を目撃した「ポワロ」はエンドハウスを訪ねる。
そして海岸で花火が打ち上がったある夜、ついに殺人事件が起こる… 「ニック」の従妹の「マギー」が銃殺されたのだ、、、
「マギー」は「ニック」のショールを羽織っていたことから「ニック」と間違えて殺されたと思われた… 誰が何の目的で「ニック」を殺そうとしているのか? 「ポワロ」は真相究明に乗り出す。
本作品は、複数の邦訳タイトルがあり、同じ原作とは気付かず、『邪悪の家』と『エンド・ハウス殺人事件』の2冊を読んだことのある珍しい作品… 印象的な場面は覚えており、二つの遺産相続詐欺のうちのひとつの犯人は予めわかっていましたが、肝心のもうひとつの遺産相続詐欺の犯人や動機、殺人事件の犯人や動機は覚えていなかったので、最後まで愉しめました、、、
「マグダラ」という名前が犯人と被害者の共通のもの… というのは、作中で「ミス・レモン」と「ヘイスティングス」がヒントを出してくれていますが、日本人の感覚だと気付かないですよね。
念入りに描かれる伏線、巧妙なミスディレクション、意外極まる犯人、その正体を明かした時の豹変、どんでん返しが二度ならず続く驚愕のラストと、ミステリの醍醐味を存分に味わえる作品でしたね、、、
事件の合間に思い切りゴルフを楽しもうとあがく不謹慎な「ヘイスティングス」や、朝食で出された二つのゆで卵のサイズが異なることか食べられないという「ポワロ」、終盤で霊媒師にさせられる「ミス・レモン」等、ユーモアで溢れるシーンも印象的でした。
-----staff/cast-------------
製作:ブライアン・イーストマン
監督:レニー・ライ
脚色:クライブ・エクストン
原作:アガサ・クリスティ
出演:
エルキュール・ポワロ … デビッド・スーシェ/熊倉 一雄
ヘイスティングス大尉 … ヒュー・フレイザー/富山 敬、安原 義人
ジャップ主任警部 … フィリップ・ジャクソン/坂口 芳貞
ミス・レモン … ポーリン・モラン/翠 準子
ニック・バックリー … ポリー・ウォーカー/中村 晃子
ジョージ・チャレンジャー中佐 … ジョン・ハーディング/前田 昌明
バート・クロフト … ジェレミー・ヤング/増岡 弘
エレン … メアリー・カニンガム/吉田 理保子
ジム・ラザラス … ポール・ジェフリー/大塚 芳忠
フレディー・ライス … アリソン・スターリング/加藤 みどり
チャールズ・バイス … クリストファー・ベインズ/小川 真司
ミリー・クロフト … キャロル・マクレディ/前田 敏子
マギー・バックリー … エリザベス・ダウンズ/安達 忍
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