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『ルパンの星』 横関大

2023年07月14日 17時25分25秒 | ■読書
横関大の長篇ミステリ作品『ルパンの星(英題:Rookie of Lupin)』を読みました。
『ルパンの帰還』に続き、横関大の作品です。

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シリーズ累計37万部、待望の新作!

Lの一族の娘・三雲華は、刑事で夫の桜庭和馬とともに娘・杏の育児に追われていた。
一方、北条美雲は失恋の痛手を負い所轄でくすぶる日々。
ある日、美雲の管内で元警察官が殺され久しぶりに和馬とタッグを組むと、捜査は意外な方向へ――。
ドラマ化でファンが急増した「ルパンの娘」シリーズ待望の第4弾〈文庫書下ろし〉
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2020年(令和2年)に刊行された作品で、泥棒一族「Lの一族」の娘・三雲華と、警視庁捜査一課に所属し家族全員が警察官という青年・桜庭和馬が、様々な困難に見舞われながらも許されない恋愛を敢行する、ルパンの娘シリーズの第4作です。

 ■第一章 マイ・フェア・ガール
 ■第二章 知りすぎた警官
 ■第三章 探偵はよみがえる
 ■第四章 泥棒がいっぱい

蒲田署管内で発生した元警察官の殺害事件を捜査することになった桜庭和馬は、蒲田署勤務の元相棒・北条美雲とタッグを組むことに… 新しい班長・木場美也子の指示のもとで捜査を進めるが、容疑者の元警察官が自殺し、動機が不明確なまま事件は終息に向かう、、、

さらに現役警官が捜査中に殺害される事件が発生… 和馬と美雲は、死んだ3人が釣り仲間だったことを突き止め、独自に捜査を進める。

華の兄・渉との別れでモチベーションが落ち込んだ美雲が、この事件をきっかけに探偵一家としての実力を取り戻して大活躍… 意外な犯人、そして、その犯人をコントロールしていたのは、あの人物でしたねー 面白かったです。

そんな事件を描きつつ、本作の主人公は、和馬と華の娘で小学2年生になった杏でしたね… 類稀なる運動神経や反射神経を発揮して、泥棒一家・三雲家のジイジとバアバと警察一家・桜庭家のジジとババの双方から、後継として期待される立場に、、、

タイトルの"ルパンの星"は、杏のことなんでしょうね… 泥棒としての才能に満ち溢れていますからね。

まだ次作は刊行されていないようですが… ぜひ、続きを読みたいですね、、、

あと、飛ばして読んでない第3作『ホームズの娘』も読みたいな。

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