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『龍を見た男』 藤沢周平

2024年07月08日 22時06分46秒 | ■読書
藤沢周平の短篇時代小説集『龍を見た男』を読みました。
藤沢周平の作品は先月読んだ『秘太刀馬の骨』以来ですね。

-----story-------------
暗い水底で息を潜める、巨大な気配。
不可思議な力に導かれた男女の機微に迫る。
傑作時代短編集。

天に駆けのぼる龍の火柱のおかげで、見失った方角を知り、あやうく遭難を免れた漁師の因縁(表題作「龍を見た男」)。
駆落ちに失敗して苦界に沈んだ娘と、幼な馴染で彼女をしたう口がきけない男との心の交流(「帰って来た女」)。
絶縁しながらも、相手が危難の際には味方となって筋を通す両剣士の意地(「切腹」)。
その他、市井の人々の仕合せと喜怒哀楽を描いて卓抜な技倆を示す傑作時代小説集。
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1983年(昭和58年)に刊行された作品です。

 ■帰って来た女
 ■おつぎ
 ■龍を見た男
 ■逃走
 ■弾む声
 ■女下駄
 ■遠い別れ
 ■失踪
 ■切腹
 ■解説 小松重男

面白かったですねー 特に『おつぎ』と『女下駄』は良かったなぁ、、、

次に挙げるなら『帰って来た女』、『逃走』、『弾む声』かな……どの作品も愉しめましたけどね。

爽やかなんだけど、ちょっと涙しそうになる……そんな魅力に溢れた作品ばかりでした、、、

描写のリアルさ、そして文章の巧さが読み手を物語に惹き込むんだと思いますね……良かった。

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