雲の絶間の絶え間ざる日常

日常を続けることが意外と大変。鬱と戦う嫁やってます。新薬に変えてから好転しつつあります

コミックですが

2009年02月15日 17時48分09秒 | 読書録
密偵ファルコシリーズを古本屋にある分は読んでしまったので、ローマつながりで、「チェザーレ」を読み始めました。レンタルコミックの棚をぼっーと眺めていて見つけました。
西暦70年からいきなり1490年まで飛んだのですが、このあたりは美術史としては知っていても、世界史の授業中に何を教わったのかまるで覚えていません。
読破した暁にはローマ通になれるでしょうか?

続洋風時代小説

2008年12月04日 14時35分31秒 | 読書録
いきなり時代はローマの帝政時代。西暦70年から話は始まります。
皇帝ネロのあと、ローマは今の日本のように、数年のあいだに皇帝の代替わりにあい、ウェスパシアヌス帝の時代になっています。
主人公のファルコは、ひょんなことから皇帝やその息子と近づきになり、元老院の娘とロマンスを繰り広げます。
なにより楽しいのは、ローマに行ったときに観光で必ず回るコースが舞台となっていることです。

読書録:團十郎の歌舞伎案内

2008年07月13日 21時32分39秒 | 読書録
当代(十二代目)の團十郎が青山学院大学で講義をした内容がもとの本。
私は歌舞伎を初めて見てから25年以上経つが、團十郎が海老蔵の頃から見ていて、あまりの下手さに、襲名できるのだろうかと、ひとごとながら心配した。
それが襲名後、徐々にうまくなり、彼だからこその弁慶や鳴神(雲の絶間が騙した相手です。私のハンドルネームの由来)の芸の大きさとなった。
その裏付けにこれほどの知性と巧まざるユーモアとが隠されていたとは。
伝統芸能の奥の深さを、知っているつもりでも、さらに深いと実感した一冊。
今の海老蔵もカッコイイが、オヤジの團十郎(60才)のカッコ良さはまた別格。

読書録:おひとりさまの老後

2008年07月06日 00時10分11秒 | 読書録
照明つけずに画像とったのでひかっちゃいました。
評判ほどの内容ではなく、ごく当たり前と思えることばかり書いてあります。
ただし、片田舎、田舎と呼ばれる地方では実現しにくい老後です。
私自身、結婚せずに老後を迎える予定だったので、それなりには考えていましたが、友人のストックがないのがちかうところ。
立ち読みがおすすめ。
女性の用意周到さを知るために男性にもおすすめ

読書録:一所懸命

2008年06月28日 11時25分02秒 | 読書録
岩井三四ニさんの時代小説短篇集。ご自身が岐阜の出身だそうで戦国時代の移り行くなかで生きていた岐阜や京都、大坂の庶民の一所懸命な姿が、今の私たちと同じようで、人生をコツコツ前向きに生きたくなる話が多い。人物構成に無理がない。ただし、著者は美濃の道三どのはおきらいらしい。

読書録:難儀でござる

2008年06月23日 12時57分46秒 | 読書録
何となく見掛けてはいたが、読み損なう著書というのがある
岩井三四ニさんの本も、そのひとつ。とあるプロフィールによるとこの「難儀でござる」光文社で、大ブレイクした作家だそうだ。私より数年年長だが、まあ同世代。時代考証を踏まえたうえで、どの時代でも人の悩みの本質はかわらない。ペーソスとユーモアを交え、戦国時代の脇役たちを生き生きと描く短編小説集。