jwmirage(ジェイダブリュミラージュ)の自由と放埓の日々

これからのモットーは "eccentric excellent"

カスタムに必要な工具

2007-02-03 02:45:03 | Weblog
LEMクゥエルやモデルガンのM712を製作するときに使う道具にそれほどたいしたものはありません。







ぼくが一番使用頻度が高いのは、右側上から4番目のデザインナイフです。
これは通常のカッターとは違って斜めになっている方が刃先になります。
ぼくはこれで、斜めに立てて削る、そのまま切り落とす、(切っ先が残っていれば)穴あけ位置決めする、などの用途に使っています。

実はLEMクゥエルのマガジン開口部、ほとんどこれを使って幅を広げました。

次にピラニアソー、おっと、写真に入れるの忘れました(笑)。ダメじゃん。
通常の糸鋸などと違い、ピラニアソーの場合、慣れると真っ直ぐ、かつ、やすりなどで平らにならす必要なく切れます。なので、パイプ、棒などもL型レールなどの端っこなどに合わせて切り落とし、必要があれば周辺をやすりで面取りするだけで済ましています。
真鍮バレルもこれです。バレルの場合、パイプカッターなどでもいいのですが、パイプカッターは構造上バリが出ることになっている、ゆがみが出ることがある、などの理由でぼくはピラニアソーを好んでいます。ものの1分もあればバレルは切れますし。

右上2本はやすり。両面平やすりと片面平、片面円弧のやすりです。
大体はデザインナイフとの組み合わせで、デザインナイフでぎこちなくなった曲面をならすとか、相手物が金属の場合によく使います。

丁度切らしてしまったのですが、瞬間接着剤もよく使います。完全に固定したくない(後で外す可能性が出てくる)モノの場合はネジロックで止めます。ネジロックは嫌気性なので接着するものの間を強く押し付けて空気を抜くことで固定します。
瞬間接着剤で注意することは、これで接着した場合押す引くには強いけれども、曲げるねじるには弱いです。そういった場合は裏側で面での接着をするなどの対応が有効です。
場合によってはエポキシ接着剤(2液混合接着剤)の方が良いかもしれません。最近はエポキシ接着剤でも5分で接着できるものがあるようなので。

やすりの下は金差、寸法を確認する、直線を出すときに添えてガイドにする、などに使います。

デザインナイフの下はPカッター。プラスチックの板を切るときに尖った部分でキズをつけるようにして掘っていきます。
ぼくの場合あまり使わないのですが、相手が曲面の場合等ではかえって使いづらいです。
その代わり、ABS板を正方形、長方形に切り出すときに重宝します。

一番下は、えーと、水道管レンチって言ったっけ? パイプレンチでいいんだっけ?
ぼくはこれを通常の使い方と違い、ピンなどの圧入をするときに使います。トンカチでコンコンやるよりよっぽど早いので。ただ、ABSなどのやわらかい素材の場合キズがつくので、ティッシュでくるむなりプラ板でサンドイッチするなりの工夫が必要です。

ニッパーとラジオペンチは臨機応変で。

ビニールテープは見えない部分の固定に重宝します。瞬間接着剤が固定するまでの仮止めにも使えます。



接着剤なども含めてほとんどが100円ショップで手に入りますが、少なくともデザインナイフ、ピラニアソーを買うときはちゃんとしたものを選んだ方が無難です。


多分プラモデルを作る方はほとんどの工具を持っていると思います。

そうでない方は慌てて買う必要は無くて、通常のカッターと紙やすりから始めて、少しづつ手に入れてけばいいと思います。

ただし、デザインナイフ、カッターに限らず「切れるもの」を扱うときは注意しましょう。特にデザインナイフはさくさく、どころかざくざく切れるので、自分の手まで切ってしまいがちです。切れ味鋭くて逆にかすかな傷跡になることが多いですが、やっぱり痛いですので。