予告どおりマルイP226フルオートの解説をします。
とりあえず本体とデコッキングレバーの変更部分の写真です。
本体外観に変更はありません。
デコッキングレバーは一番右手側部分がかぎ形になっているのがわかると思います。
このかぎ形部分は本来デコッキング時にハンマーを受けるのですが、そこがないためデコッキングレバー作動=フルオートとなっています。
どうせピンぼけなら大きい方がいいだろうとこの写真です(笑)。
内部部品だけ出してみるとこんな感じ。
上の写真の方がわかりやすいと思いますが、デコッキングレバーの残った部分が奥の銀色(写真下で色が見えます)部品に当たるようになっています。
奥の銀色部品がシアーで、本来はデコッキングレバーがシアーを解除、開放されたハンマーはデコッキングレバーにより完全なハンマーダウンを阻害されます。その後デコッキングレバーを戻すとハンマーがシアーのハーフコックノッチに引っかかる、という構造です。
この場合、『デコッキングレバーにより~』以降がないのでそのまま完全にハンマーダウン、フルオートとなります。
本体にハンマー・シアーメカニズムを組み込んだ状態です。奥にシアーが見えます。
ハンマー・シアーメカニズムの取り出した状態です。
奥の銀色部品がシアーです。
手前にも銀色の部品が見えますが、これはディスコネクター。
このディスコネクターの上の三角形形状の部分を切り落としてもフルオートになりますが、セミオートは完全に撃てなくなります。
反対から見るとこんな感じ
銀色の部品が例によってシアーです。
ハンマーデコック時とフルコック時の比較です。
シアー位置がわずかに後ろにずれているのがわかると思います。
反対側です。
これで形式的にはセミ/フルオートが可能になったわけですが、デコッキングレバーダウンでフルオートというのもピンと来ないですし、全弾フルオートで撃ち尽くせない(ガス消費量が多すぎる)、スライドの耐久性に不安あり、フルオートサイクルが速過ぎる等々もうちょっと改善していきたい部分があります。
それらについては今後の課題としていきます。
本当は動画を上げてみようと思ったのですが、ちょっと出来ませんでした。
こっちも今後の課題です(笑)。
※エアガンのカスタムは自己責任で行なってください。特に今回のカスタムの場合フルオートなのでフレーム、スライドの耐久性に大きな不安が残ります。このモデルを製作した場合、定期的なメンテナンスが必要です。