今日ずっと暗かったな。お出掛けする気概失せるから雨許すまじ。お出掛けしたけど。
前回までのあらすじ:盗賊王進軍中
~1日目・昼~
~王宮~
斑鳩「防人長、件の盗賊についてですが」
セト「逃したのだったな、外部から何者かに破られた以上過失を問う事はない。引き続き一任するぞ」
斑鳩「善処致します、それと盗賊王についてですが」
セト「昨夜担当させる者に通達し今日には討伐へ向かわせる。万が一向こうが来てもお前を含む本隊の敵ではない」
斑鳩「本来なら目標を即座に認識出来る私が出向くべきなのですが……申し訳ありません」
セト「お前の齎した情報だけでも王と全ての民の糧となる。受けた傷は浅くなかろうに、今はよく休め」
セト「しかし結果として斑鳩を救い王を脅かす盗賊王を暴いた者が盗賊とは……」
セト「一度接見してみたいものだ。ところで……」
セト「一体何の用向きだ」
モノクマ「うぷぷぷぷ」
セト「外務卿が軍部の人間と関わる必要があるのか?」
モノクマ「つれないなあ、外国との窓口係は国防と切っても切れない関係でしょ!」
セト「理解が足りないな、此方が情報を必要とすればその都度伺うのだから重要性の高くない情報なら持ち込むな」
モノクマ「そういう事なら問題ないね!何たってボクはナショナルからのお知らせぐらい大切な話を持って来たからね!」
セト「……手短に話せ」
モノクマ「いやね?なーんか最近ハロウィンタウンがアヤシイんだよね~」
セト「……俺の部下もハロウィンタウンの異変を報告していたな」
モノクマ「でしょでしょ?だからさ、今日出立する討伐隊と入れ替わりで本隊が戻るじゃない?」
モノクマ「あれそのままハロウィンタウンの偵察に向けたら?盗賊王の討伐は必須でしょ?明日には戻せばいいよ」
セト「それでは今日の王宮警備が手薄になるぞ」
モノクマ「それは警戒時にしてはって事でしょ?平時に比べたら普通だし仮に盗賊王が来ても近衛隊とボク達で十分だよ」
セト「確かにハロウィンタウンは気になる、遠い地域でもない以上油断は出来ないか……」
※平時…普段。同時に3名まで神官の外出が許可される。王宮内における全ての戦闘行為を原則禁止。
警戒時…具体的な脅威が確認されてる時(盗賊王がいるっすねって場合とか)。外務卿以外の神官は原則外出不可。
戦時…戦争紛争状態の時。神官団に戦時特例が適用される。
ダンボー「……」
ダンボー「……」
イシズ「……何やら不吉な予兆がします」
イシズ「近い未来に王宮へ脅威が迫る……それも一つではありませんね」
イシズ「王よ、セトの報告にもありましたがハロウィンタウンが動くのではないのでしょうか」
アテム「セトの報告によれば王が代わったのやもかも知れないとの事だがあの国は外へ出たがらない国だ」
アテム「無論万が一もある、盗賊王に乗じる事も考えられる以上無視は出来ない」
イシズ「杞憂で終われば良いのですが。千年タウクは未来を見通します故私としては見過ごせないのです」
ダンボー「……」
ダンボー「……」
マリク「なーんか王宮が静かだな、防人の本隊は今日遠征から戻るんじゃないの?」
マリク「参ったなー、最近墓荒らしが多いからちょっと警邏を頼みたいのにな」
我王「何でも帰投が延期らしいぞ、ハロウィンタウンの偵察任務で明日には戻るそうだ」
マリク「うえーマジか、まーあの国何だか不気味だしな。昨日の御前会議でもセトが何か言ってたし」
マハード「モノクマによるとどうも此方の軍備を伺う節があるらしい」
マリク「え?あの国と国交あんの?」
我王「そう頻繁じゃあねえが使節は来てるぜ」
マリク「あいつら防人隊の人員を拘束したんだろ?無事帰ってきて良かったよホント」
マハード「非公式の、通達も無ければ不審者として拘束されても仕方ないだろう、向こうも仕事だ」
我王「その辺の意向を聞こうにも使節が来るのは月に一度だからな、まあ待つか」
マリク「そっかー防人戻らねーのか、じゃあ今日の警備どうすんの?墓守こっちに呼ぶ?」
我王「一応今は警戒時だが脅威は盗賊王とか言うチンピラだけだしな、近衛で充分だろ」
マリク「いやーでもやっぱ生きてこそでしょ、代々続く王墓ったって王に比べたらねえ?」
マハード「墓守長としてその発言はどうかと思うぞ……」
ダンボー「……」
ダンボー「……」
ダンボー「……」
ダンボー「おーし充電完了っと」
続くのじゃ!
前回までのあらすじ:盗賊王進軍中
~1日目・昼~
~王宮~
斑鳩「防人長、件の盗賊についてですが」
セト「逃したのだったな、外部から何者かに破られた以上過失を問う事はない。引き続き一任するぞ」
斑鳩「善処致します、それと盗賊王についてですが」
セト「昨夜担当させる者に通達し今日には討伐へ向かわせる。万が一向こうが来てもお前を含む本隊の敵ではない」
斑鳩「本来なら目標を即座に認識出来る私が出向くべきなのですが……申し訳ありません」
セト「お前の齎した情報だけでも王と全ての民の糧となる。受けた傷は浅くなかろうに、今はよく休め」
セト「しかし結果として斑鳩を救い王を脅かす盗賊王を暴いた者が盗賊とは……」
セト「一度接見してみたいものだ。ところで……」
セト「一体何の用向きだ」
モノクマ「うぷぷぷぷ」
セト「外務卿が軍部の人間と関わる必要があるのか?」
モノクマ「つれないなあ、外国との窓口係は国防と切っても切れない関係でしょ!」
セト「理解が足りないな、此方が情報を必要とすればその都度伺うのだから重要性の高くない情報なら持ち込むな」
モノクマ「そういう事なら問題ないね!何たってボクはナショナルからのお知らせぐらい大切な話を持って来たからね!」
セト「……手短に話せ」
モノクマ「いやね?なーんか最近ハロウィンタウンがアヤシイんだよね~」
セト「……俺の部下もハロウィンタウンの異変を報告していたな」
モノクマ「でしょでしょ?だからさ、今日出立する討伐隊と入れ替わりで本隊が戻るじゃない?」
モノクマ「あれそのままハロウィンタウンの偵察に向けたら?盗賊王の討伐は必須でしょ?明日には戻せばいいよ」
セト「それでは今日の王宮警備が手薄になるぞ」
モノクマ「それは警戒時にしてはって事でしょ?平時に比べたら普通だし仮に盗賊王が来ても近衛隊とボク達で十分だよ」
セト「確かにハロウィンタウンは気になる、遠い地域でもない以上油断は出来ないか……」
※平時…普段。同時に3名まで神官の外出が許可される。王宮内における全ての戦闘行為を原則禁止。
警戒時…具体的な脅威が確認されてる時(盗賊王がいるっすねって場合とか)。外務卿以外の神官は原則外出不可。
戦時…戦争紛争状態の時。神官団に戦時特例が適用される。
ダンボー「……」
ダンボー「……」
イシズ「……何やら不吉な予兆がします」
イシズ「近い未来に王宮へ脅威が迫る……それも一つではありませんね」
イシズ「王よ、セトの報告にもありましたがハロウィンタウンが動くのではないのでしょうか」
アテム「セトの報告によれば王が代わったのやもかも知れないとの事だがあの国は外へ出たがらない国だ」
アテム「無論万が一もある、盗賊王に乗じる事も考えられる以上無視は出来ない」
イシズ「杞憂で終われば良いのですが。千年タウクは未来を見通します故私としては見過ごせないのです」
ダンボー「……」
ダンボー「……」
マリク「なーんか王宮が静かだな、防人の本隊は今日遠征から戻るんじゃないの?」
マリク「参ったなー、最近墓荒らしが多いからちょっと警邏を頼みたいのにな」
我王「何でも帰投が延期らしいぞ、ハロウィンタウンの偵察任務で明日には戻るそうだ」
マリク「うえーマジか、まーあの国何だか不気味だしな。昨日の御前会議でもセトが何か言ってたし」
マハード「モノクマによるとどうも此方の軍備を伺う節があるらしい」
マリク「え?あの国と国交あんの?」
我王「そう頻繁じゃあねえが使節は来てるぜ」
マリク「あいつら防人隊の人員を拘束したんだろ?無事帰ってきて良かったよホント」
マハード「非公式の、通達も無ければ不審者として拘束されても仕方ないだろう、向こうも仕事だ」
我王「その辺の意向を聞こうにも使節が来るのは月に一度だからな、まあ待つか」
マリク「そっかー防人戻らねーのか、じゃあ今日の警備どうすんの?墓守こっちに呼ぶ?」
我王「一応今は警戒時だが脅威は盗賊王とか言うチンピラだけだしな、近衛で充分だろ」
マリク「いやーでもやっぱ生きてこそでしょ、代々続く王墓ったって王に比べたらねえ?」
マハード「墓守長としてその発言はどうかと思うぞ……」
ダンボー「……」
ダンボー「……」
ダンボー「……」
ダンボー「おーし充電完了っと」
続くのじゃ!