元不登校の皆勤賞へのロード

中学時代ろくに学校に行かなかった自分が高校は皆勤賞を目指す。管理人は平田真優香さんを応援してます。

事は密なるを以て成る

2014-03-16 21:03:15 | 人形劇
諸事情につき明日は多分更新出来ません。多分ね。






前回までのあらすじ:大脱走


~1日目・朝~
バクラ「まだ揃わねえじゃねえか!ふざけんじゃねえぜ!」

バクラ「今日進軍すんだよ!王宮とその領土の全てに金銀財宝は俺様のもんだ!」




下っ端「進軍は構わねえんですけど此処に在る財宝はどうするんで?」

バクラ「そいつは今から入用になるんでな!有効に使わせてもらうぜ」




ゼットン「例の間者は信用出来んのか?」

バクラ「主義主張でなく打算で組んでるからな、信用は出来ねえが最低限の働きはするだろうよ」




黒ひげくん「言われた通りこっちの仕事はやっといたよ、急な話だから主戦力は投じれないって」

バクラ「それで充分だ、どの道奴らに水面下を探る術はねえから勝手に敵を想像させてやるぜ」




バクラ「で、この犬は何だ」

エトナ「あれ?これジャックの犬じゃない?」
バクラ「ジャック?誰だ?」




心「待たせたな、今戻った」
恵比寿「タダイマンボウ!」
フロン「おかえりなさ~い」
バクラ「おいおせえじゃねえか、例の物は見付けたのかよ?」

心「直接目にしたワケじゃねえが偶然耳にした話だと確かに其処にあるらしいな」
バクラ「おいおい回収出来てねえのかよ、つーかそのなりは何だよ!」
心「魔法を奪われてこのザマだ、油断したなクソ、体は置いて行かざるを得なかったんだよ」
恵比寿「私ハ奪ワレテナイゾ!」




バクラ「ハロウィンタウンにそんな事が出来る奴がいんのか?」
心「俺と同じ魔法を使ったと思ったら俺は殆ど出せなくてな、今も少ししかケムリは出ねえし体も戻らねえ」
バクラ「丸々ケムリを奪われたってわけか」
心「どうもそいつはハロウィンタウンの連中とは無関係みたいだったけどな」

恵比寿「自分ノ魔法ナノニ体ガ戻ラナイトカダッセ!」
バクラ「お前もやられてんじゃねえか」
心「戦えないわけじゃねえけど同じ魔法でケムリの量が違えば話にならねえな」




バクラ「何にせよご苦労だった、早速で悪いが今から王宮に殴りこむぜ、戦えんだろ?」
心「急な話だな、何があったんだよ?」

ゼットン「此処の場所が王宮の連中にバレたんだってよ!頼むぜ盗賊王!」
バクラ「うるっせえな分かってんだよ!だからこうして全財産はたいてんだろ!」




エトナ「こうしてってどうして?」
バクラ「噂をすれば影ってな」

サム「皆さんただ今戻りましたよ!」
バクラ「おせーぞてめー!誰の尻拭いで俺が自腹切ってると思ってんだ!」




サム「まあそうかっかなさらず、良い話を見付けてきましたよ」

バクラ「おうおうこいつは大したもんじゃねえか」




ジェフティ「初めましてバクラ様、この度の商談を務めさせて頂きます通商連合のジェフティです」

バクラ「宜しく頼むぜ死の商人サンよ、良い品持って来たんだろうな?」




ジェフティ「それはもうご覧の通りですよ、如何ですこの重厚な戦車!」

バクラ「確かに王宮の防人部隊ぐらいワケねえ様に見えるがよ、敵は兵隊だけじゃねえんだぜ?」




ジェフティ「お客様の不安は御尤も!では先ず此方の『レイダースドーザー』をご覧下さい」

バクラ「大層なナリじゃねえの」
ジェフティ「このレイダースドーザーは自前のショベルを用いてどんな悪路でも走破します」




ジェフティ「側面にライトと互換の効くレーザー銃を2門備え車載可能領域も広く多目的に運用可能です」

バクラ「成る程良い品じゃねえか!こっちは買ったぜ!」




ジェフティ「続きまして此方は戦車突進能力に重きを置いた特注品の『バイキング』です」

バクラ「バカみてーなデザインだな」




ジェフティ「そう思われても仕方ありませんがご覧下さい、この凶悪な前面を!」

ジェフティ「速度を失わないギリギリの範囲で可能な限り重量を増し突撃力を最大限に引き上げた逸品です」
バクラ「これの突きを受けて無事に済む城門はそうそう無さそうだな、こっちも買ったぜ!」




バクラ「良い話見付けて来るじゃねえかシルクハット!これがありゃあ王宮なんざ軽いもんだぜ!」

サム「何せ原因は私ですからね、汚名返上に務めさせて頂きましたよ」
ジェフティ「それでは支払額の目処が着きましたら予め外してある外装の補完を行わせて頂きます」




バクラ「良い話にはしっかりと支払わせて貰うぜ!全部持ってきな!」

ジェフティ「これ程のレアメタルの数々……次の商談の際も必ずや一流の品を提供させて頂きますよ」




バクラ「良い取引だったぜ、次も宜しく頼むぜ」

ジェフティ「此方こそ、今後とも通商連合を宜しくお願い申し上げます」




バクラ「全ては整ったぜ!てめえら配置に付け!国盗りの準備だ!」

ゼットン「……まだ全員揃ってねえけど」
バクラ「もう知るか!時間がねえんだよ!」




サム「これは私が担当しましょう、すみませんがゼットン、後ろに火薬を載せて貰えませんか」

ゼットン「一兆度の火の玉だ!」




バクラ「で?お前の能力を奪った奴は何だってハロウィンタウンに?」

心「さあな……霊圧を消すとか何とか言ってやがったがそれ以上は分からねえ」
恵比寿「レイアツッテ何ダ?オバケノオーラカ?」




バクラ「さーてもういっちょ戦力を増強するぜ!」

フロン「わーバクラさんカードの召喚術が使えるんですか?セプターみたいですね!」
エトナ「うっそこんな教養無さそうな奴が使えんの?マジ?」
バクラ「うるせえぞてめえら黙ってろ!」




バクラ「ほらよ!地球巨人ガイアプレートを特殊召喚!」

フロン「凄いです!」
エトナ「何かズルしてんじゃないの?」
バクラ「てめえら俺をバカだと思ってんのか?」




ロック「おうおうゴロン族の筆頭ロック様を呼び出したのは何処のどいつだ!」

バクラ「俺様で悪かったな、早速だが仕事の話だぜ、時間が惜しいんでな」
ロック「バクラか!とうとう戦争か!お前等人間はホント戦争が好きだな!」




バクラ「理解が速くて助かるぜ、ほれ前金だ」

ロック「おいおいどうしたこんなに沢山良いのかよ!」
バクラ「それだけの働きを要求してるって事だよ、何せ今回は王宮を落とすからな」




ロック「任せろー!パワークリスタルがこんなにあれば誰にも負けんぞー!」

バクラ「全てが済めばそれの何倍でもくれてやるぜ!何てったって王宮は宝の山だろうからな!」




スラリン「お早よーもう王宮行くの?」
エトナ「あんた超マイペースね」

バクラ「おいおいしっかりしろよ、今から此処を出て今夜には王宮を急襲するぜ」




バクラ「行くぞ野郎共!全てを蹂躙しろ!」

心「今さっきハロウィンタウンで聞いた事のある声が聴こえた様な……気のせいか?」






続くんだってば!各人の戦闘力は出来る限り原作準拠です。ゼットンは流石に調整不可避だけどな!
ので今一ハッキリしない心の魔法や現段階で明らかになっていない恵比寿の魔法はググれば判ります。