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過労自殺認定=妻の日記が証拠に

2008-04-01 20:45:12 | 雇用・労働
 東芝の技術員が「過労自殺」と称する、使い捨て労働の結果会社に殺された事案について、
埼玉県の熊谷労働基準監督署が、この男性の妻が日記に詳細に残した帰宅時間などの記録を証拠と認め、「半年前から月100時間超の時間外労働が続いていた」と認定したという。

 会社側は証拠となるタイムカードを焼却するなど、悪辣な証拠隠しを行ったが、この壁を乗り越えることができた。

 会社の公式記録以外の「私的記録も証拠となる」ことが認められた今回の決定は重要であり、過労状態に晒されている労働者は、自宅に日記など労働時間を証明出来る資料を置いておくべきだ。
 タイムカードは言うに及ばず、会社の業務用ダイアリーや会社のパソコンの記録も抹殺される可能性が高いからだ。
 何も万が一の「過労死」や「過労自殺」の時のためにと言うだけではない。
不払い残業代を支払えという訴えや、名ばかり管理職の実態を明らかにするためにも活用でき、いざと言うとき強い味方になるだろうから・・・

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東芝社員の過労自殺認定=妻の日記が唯一証拠に-熊谷労基署(時事通信) - goo ニュース
           時事通信  2008年4月1日(火)19:30


 東芝に勤務していた技術職の男性社員=当時(37)=が自殺したのは過労が原因として、熊谷労働基準監督署(埼玉)がこの男性を労災認定していたことが1日、分かった。同労基署は男性の妻の日記だけで長時間労働を認定しており、こうしたケースは珍しいという。

 代理人の弁護士によると、労災認定は3月14日付。男性は2000年10月から深谷工場(埼玉県深谷市)に勤務していたが、01年10月から11月にかけうつ病になり、01年12月に青木ケ原樹海(山梨県)で自殺した。

 男性は当時液晶基盤を造るラインの立ち上げなどに従事していたが、ほかの業務も加わり仕事が増加。代理人の計算では、1年以上前からしばしば時間外労働が月100時間を超え、直前1カ月には約154時間に上った。

 会社側はタイムカードなど過重労働を裏付ける資料はないと主張したが、妻が男性の帰宅時間などを日記に詳細に残しており、労基署は死亡する半年前から月100時間超の時間外労働が続いていたと認定した。 

 
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東芝社員の自殺「過労でうつ病」労災認定 埼玉(朝日新聞) - goo ニュース

東芝社員自殺で労災認定 妻の日記で長時間労働立証(共同通信) - goo ニュース





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