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選挙に勝ったのに浮かない顔の民主党幹部

2010-01-26 23:55:05 | 選挙
2010年1月26日(火)

 おととい投開票された沖縄県名護市長選挙で推薦した稲峰候補が当選し、本来大歓声を上げているべき民主党幹部の記者会見での表情は重たく、陰鬱である。

 発言を聞いていると、民主党は米軍基地の辺野古への移転を容認した島袋候補を支持して戦ったが、力及ばず辺野古への移転反対派である稲峰候補が意に反して当選してしまったかのようである。

 取り分け、官房長官の発言は沖縄県民・名護市民の気持ちを踏みにじるものである。
平野官房長官は以下のような発言をした。
【検討委員会ではゼロベースで移設先を検討している。(選挙結果を)斟酌してやらなければいけない理由はない。(現行計画を)外すという考え方には立っていない】
 まるで、自民党の官房長官のようだ。

 これに対して、【社民党の福島党首は26日夜、国会内で記者団に「沖縄県民の負担軽減と民意ということでいえば、(名護市長選を受けた)市長との合意成立は当然のことだ。官房長官はぜひ 斟酌 ( しんしゃく ) してほしい」とクギを刺した。】(讀賣)


 他の民主党幹部も事実上選挙結果を無視する発言を繰り返している。

鳩山首相
 「平野長官を中心に(政府・与党の沖縄基地問題)検討委員会で精力的に活動している。『ゼロベースで国が責任を持って5月末までに結論を出す』としているので、必ず履行する」

前原沖縄相
 「市長選は市政全般を問う選挙で、辺野古移設の是非だけを問う住民投票ではない。鳩山内閣の責任で、あらゆる選択肢の中で代替施設を見いださなければならない」

まだ、保守派知事である仲井真弘多沖縄県知事の発言の方が皮肉とは言え明快だ。
「与党が推薦した候補がノーと言って当選した以上、(辺野古案は)普通消える」 
「基地の問題は政府の仕事」 名護市長選受け仲井真知事(朝日新聞) - goo ニュース


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