じゅんなおひとのつぶやき

主に中学と高校のスポーツ観戦記になると思いますが掲載していきます 一応、ジャンルはオールマイティのつもりなのですが(笑)

12月3日大阪桐蔭女子バスケ

2023-12-03 18:53:35 | 高校バスケ
※大阪桐蔭
この日も終始リバウンド勝負オフェンスディフェンス共にもうひとつだった中でよく勝てたと思います。この日の出来では現状全国ではひとつふたつ勝てるかどうかといったところに見えましたが楽しみに見えた選手がまた一人現れる。背番号16の選手、先日観て印象に残った選手と同じなような気もしますが登録通りなら藤澤さんという1年生、まだセーフティーリードとは言えない最終ピリオドの頭、いわば勝負所で起用されてファーストタッチで出来たシュートスペースを逃さず瞬時に判断して放ったシュートは外れましたが、このプレーで主力選手の信頼を勝ち得たのか直後に相手の針の穴を通すようなロングパスがこの選手に入り通る。この選手に対する信頼がなければ出せないパスに見えました。徐々に周りの動きとズレが生じだし5分程で下げられましたが単に動きにキレがあるだけでなくなかなか位置取りも良い選手に見えましたのでウインターカップまでにもっと瀬戸際の攻防でも使える選手になってる可能性もあると思います。もしそうなれば一見するとそういうタイプの選手ではないだけに、相手に対して効果絶大となる可能性も秘めているかと思われます。北條選手のシュートの精度と瞬時の判断力にも目を見張るものがありました。序盤にサイドからボードに当ててスリーを決めたのは狙ってのものに見えました。ただチームとしてのバスケには課題も残りました。勝つには勝ってブロックリーグ全勝優勝を決めましたが相手がカオサラ?選手を下げてくれた第1ピリオド後半5分で畳みかけた事によって作った貯金が最後まで虎の子のものとなり逃げ切れた側面が大きく、あれがなかったら危なかったです。主に留学生であることが多い核になる別格の強さを誇る選手への対応に課題が残ったのと無理なパスワークも目立ちました。後者はウインターカップに向けて色々試してるようにも見えましたが前者はそうした選手と無理に勝負しにいった事により体以上に頭や神経を消耗したのか普段なら決めるフリースローを外す場面も目立ち影響を及ぼして見えました。全国ではこういう選手との戦いが増えるかと思われ、いかに無理なくチームとして止めるかがひとつのテーマになりそうに見えました。例えばその選手そのものを止めるのではなくその選手を孤立さすべくその選手へのパスの出所を塞ぐ、その選手がボールをもらいにこさす動きをさせる 等色々考え方はあるかと思われます。この日はガードを主力の色々な選手にさせてましたがウインターカップでも相手によってガードを変える必要もあるかも知れません。ウインターカップ開幕まで後約3週間。勝ち進む可能性雰囲気は一貫して感じられるため、それが現実のものとなればいいなぁと思います。

ウインターカップ女子展望

2023-12-03 13:12:27 | 高校バスケ
※組み合わせは各自で参照してください

※本命
京都精華学園(京都)桜花学園(愛知)


※対抗
岐阜女子(岐阜)大阪薫英女学院(大阪)


※ダークホース
東海大福岡(福岡)札幌山の手(北海道)大阪桐蔭(大阪)精華女子(福岡)慶誠(熊本)京都両洋(京都)


 連覇を目指す京都精華学園は今季インターハイ トップリーグを制しウインターカップは3冠を目指す戦いにもなってくる。司令塔の堀内選手に八木選手ジェシカ選手の両センターといった昨年の同大会優勝メンバーの個の力を全面に押し出したバスケットを展開。順当に桜花との決勝になれば力は五分も双方のバスケットボールのスタイルから見れば京都精華がやや優位か。同校の組み合わせ見る限り準決勝までは勝ち進む可能性が高いがここで大阪薫英女学院が順当にくれば京都精華にとって厄介な存在になりそう。今季の薫英はオフェンスリバウンドへの強い執着を見せるハイプレスバスケを展開。そしてそれは京都精華の個の力を封じるバスケにもつながる。今季両校ここまで2勝2敗もその内の薫英の1敗はまだチームの仕上がりに程遠かった新人戦でのもの。対戦が実現すれば予断を許さないことになるかと思われる。薫英のゾーンでは昨年は連覇を狙った桜花学園から金星をあげた東海大福岡も力がある。予選で精華女子相手にスコアメイクした力が発揮されれば、薫英とがっぷり四つに組み合う可能性も出てくる。
 京都精華と並ぶ本命の桜花学園は総合力では上を行くが、もし順当に決勝で京都精華とやることになった時は相手の司令塔堀内選手を封じる事が必要になってくるであろう。ただそこまでの歩みは決して平坦ではない。3回戦で対戦する可能性がある京都両洋にはカオサラ選手、インターハイで桜花学園を手こずらせた慶誠にはロージョバ選手、そしてこのゾーンで最大のライバルとなりそうな岐阜女子にはジュフ選手といったいずれも核になる個の力を擁する強敵が控える。中でも準々決勝で対戦する可能性が高い岐阜女子は総合力も高い。ジュフ選手を封じる事が出来なければ勝敗が分からなくなる可能性も出てくるかと思われる。勝ち進めば桜花学園のゾーンの勝ち上がりと準決勝で戦うことになるゾーンは混戦だが大阪桐蔭〜精華女子の勝者を札幌山の手が迎え撃つ図式か。大阪桐蔭は個々の能力が高く選手層も分厚い。精華女子はタイウォ選手が強力だがこの選手がコートにいない時間帯の戦い方が上位進出の鍵となりそう。大阪桐蔭〜精華女子のところは他にも面白そうな学校が多い。札幌山の手は特別な個の力は感じないがチームとしての雰囲気はある。


優勝争いは順当に京都精華ー桜花の決勝になれば京都精華。京都精華が準決勝で薫英のハイプレスに堀内選手の動きを封じられれば桜花。総合力の高い桜花を核になる選手+総合力で下して京都精華も薫英にやられれば薫英かはたまた・・・と例年にも増して推理意欲を掻き立てられる図式になっており、白熱の攻防が最初から最後まで期待できる大会かと思われます。