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マンションの変電室の無償貸与は何故

2006年01月18日 | 不利な制度
今回は、マンションにある電力会社の変電施設の無償貸与についてお知らせします。



 変電室の無償貸与とは

 マンション新築時に電力供給申し込みのために、変電施設の土地を無償で提供しています。この分譲時の規約がそのまま引き継がれているのが現状です。当然そのスペースの賃料は元より、固定資産税や変電室の維持管理費までマンション管理組合が負担しています。即ちマンション居住者が負担しています。本来、トランスを電柱に架設している場合は、電力会社が電柱の土地使用料を支払っているケースもあります。

 規約の変更

 まずは、無償貸与の規約の変更が必要です。マンション管理組合総会の議決により規約の改正をすることです。ただ、これだけでは電力会社との契約が無効になるわけではありません。改めて電力会社との交渉が必要です。 

 貸室変電施設の代わりはないか

 貸室変電施設という制度は、トランスの容量が大きくなると重くなり電柱に乗せられないのが理由です。ただし、技術的には二系統の引き込みや二本の電柱に分散することも可能です。そのほか、変電施設のスペースを縮小する工夫は電力会社は持っています。

 管理組合の挑戦

 マンション管理組合は、借りている場所をなくすことはできないのか、新しい技術や別な機種の開発努力はしているのかを主張すべきです。電力会社には努力義務があるはずです。マンション居住者皆が手をつなぎ、今の貸室変電施設を改めさせる運動を起こしてみましょう。


また、マンションに関わる川柳コーナーへの投稿もお待ちしています。優秀作品の発表も行います。


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