増えたり減ったり…大和・山田五郎・キリ・ラン・リル・ぷー子
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2018年12月17日の夜

生後4か月ほどのサバトラ子猫が

私の手をガブッ!と噛みました。





それがナオとの出会いでした。





冷たくて

苦しくて

怖くて





恐怖心から噛んだだけで

明らかに人に慣れている子猫でした。





事故だったのか虐待だったのか…

ナオをあんな状態にしたのは

間違いなく人間

正直言うと

あの時のナオの状態を考えると

虐待の可能性が高いと思っています。





冷たい雨が降り始めた12月の夜

動けなくなったナオを見つけたのに

路上に置き去りにしたのは

自らも猫と暮らしている人間





保護から少し経って

自分が飼っていた猫かもしれないから

保護した場所を教えて欲しいと

連絡してきた人がいました

でもこの先介護が必要になったり

通院でお金がかかるなら

もういらないと

そう言ったのも人間





ナオが生れてからの4か月ほど

本当にあの子を想ってくれる人間には

出会っていなかったはずです。





病院へ直行し即入院





時には深夜にも及ぶ

5回もの手術を耐え抜き

38日間の入院生活中

大事に大事に甘やかされて

ナオは初めて

人間の温もりに触れました。





先生は手を尽くしてくださったけど

膀胱を残すことができなかった。

2つある腎臓の片方が

退院後機能しなくなった。





失明の危機あり



何故か鼻先を赤く腫らした時期あり







投薬と通院が欠かせなかったナオ





でも病院行きを嫌がったことは

一度もありません。

「病院行くよ」と言うと

自らキャリーバッグに入りました。





ネタとして作った話ではなく

ナオは本当に病院が大好きで

特に院長Love





病院に到着し待合室に入ると

前足をにぎにぎ…

恋人に会う前の乙女です。





診察室に入り院長の顔を見ると

また前足をにぎにぎし

愛しい人の手にさわさわっと触れ





毎度毎度

看護師さんたちが苦笑いしていました。





私にはそんなこと一度もしませんでした。





自分の命を救ってくれたのは誰なのか

ちゃんと解っていたのだと思います。





保護した日から息を引き取るまで

たった3年半ですが

たくさんの方に見守られ

ナオは幸せだったはずです。





フードやオムツのほとんどを

皆様からご提供いただき

医療費の足しにとご寄付をいただき

私はただ

日々の投薬と

オムツ交換をしていただけです。





温かい人間もたくさんいるのだと

あの子に知らせていただき

本当に本当にありがとうございました。

心より感謝申し上げます。





ナオが大好きな先生のご紹介で別に1件

お世話になっている病院があります。

ナオがもう永くないとわかったとき

そこの院長が言ってくださった言葉。





"ナオちゃんの3年は     

他の猫たちの10年以上の価値があるよ"






涙が出ました。













































ナオ



母ちゃんのところに来てくれて



ありがとう



毛皮を着替えて早く戻っておいで





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