ジュルのしっぽ-猫日記-

おっとりネコ・ジュルとのほげほげした毎日。

ドリトル。

2006-04-13 | ほげほげ日記
『ドリトル先生』(動物の言葉を話せる獣医さんの物語)を愛読し、
“大きくなったら獣医さんになる!ムツゴロウさんの王国で弟子になるか、
椋鳩十さんのような動物作家になりたい!”
と小学生のころ、本気で夢見ていたうちのダンナ。

でも、父親のたったひと言が彼の夢を、見事にぶっ潰したそうだ。
「バッカだなぁ、オマエ。ムツゴロウさんだって、弟子の人達だって、
みんな東大出てんだぞぉ。
オマエにいけるわけないだろが。ガァッハッハッハッハ!」
まだあどけない小学生は、その言葉を真に受け、
「そうか…ボクにはムリなんだ…。」と決めつけちゃったそうです。
そして今は、ごくごく普通の動物好きなサラリーマンです。

ダンナはよく、のら猫の写真を撮っています。
そんなある日、ジュルに出会いました。
ハナミズでグシャグシャだった顔を、ティッシュひとつ全部使って、
きれいにしてあげたのが、きっかけでした。これが、その時の写真です。

そう。このころ、逃げる元気もなくて、こうやってカメラを目の前に接近させても、
ボボーッとしていただけでした。
ハナミズまみれで汚かったけど、なぜだかこのときから、
ダンナもジュルに魅せられてしまったのでした。



ジュル、最後のノラ姿です。
昨年の7月。台風が東京に接近。夜には暴風雨になるといわれていた日。
こんな状態で、台風に吹きっさらされたら、ひとたまりもない。
もう、考えている余裕なんてありませんでした。
この後、ダンボール箱に押し込めて、わが家に連れてきました。