JuJuブレスト日記

乳がん治療の記録を残していきたいと思います。

術後1か月の状態と思うこと

2022-03-16 11:14:22 | 乳がん手術後

乳がん温存手術後、約1か月が経ちました。

 

センチネルリンパ節2個だけを切除した腕は

たまに不用意に思い切り伸ばしてピリッとすることがあるくらいで

ほぼ、自由に動かせるようになりました。

右側に寝返りを打っても痛くなくなりました。

無意識に寝返りを打たないようベッド右サイドにおいていた抱き枕も卒業。

 

傷口まわりは、痛みはないけれど固いまま。

特に手術した右乳房は、かなり広範囲で固い状態が続いています。

触らなければ普段は意識することはありませんが、少し気になっています。

右胸の形は、針でリンパ液を抜いたところが窪んでいたり

固いところがしこりのように外見からもわかったりですが

半ばあきらめつつ、固さがとれると共にいずれ治るといいなあと思っています。

 

ここ3,4日 手足全体に小さな赤い発疹がでています。

アロマターゼ阻害薬の副作用?

顔も目のまわりを中心に広範囲に赤くなっています。

目のまわりが赤くなるのは、花粉症の例年の症状ですが

手足にまで赤い発疹ができるのは初めて。

花粉症薬は毎日飲んでいますが

花粉症とアロマターゼ阻害薬(レトロゾール)の相乗効果の副作用なのか

もう少し様子見です。

 

1か月後の状態を一言でいうと

「胸と腕を意識しない」ようになりました。

お風呂で鏡をみる時(みえてしまう時)を除いて。

術後3週間くらいまで常につきまとっていた右胸と右腕の痛みや違和感が

気がつくと、なくなっていました。触らなければ固さも忘れています。

 

退院してから数週間、痛みがあった時期は

マンモやMRIで良性石灰化のあった左側の初発が心配になったり

ルミナール型の5年以上後の晩期再発が心配になったり

時々不安に襲われては何度も病理結果をみて同じことを調べまくったりしていましたが

痛みがなくなるのと連動してしだいに

日々のこまごましたことやウクライナ情勢の方が気になり

乳がんの心配事を忘れるようになりました。

自分の体ながらこの治癒力、不思議で、頼もしいです。

 

手術の日は、窓辺に雪が積もっていたけれど

今は、桜のつぼみが今にも咲きそうなくらい大きくなりました。

来週からは、放射線治療。

ある乳がん専門医のサイトに

「抗がん剤治療を続けてきた人にとっては、その後の手術や放射線治療は

天国にみえるはず」とありました。

本当にそうなんだろうなと思います。

これまでの手術も痛みも、今振り返るとぜんぜん我慢できる範囲

考えてみればたった1か月の期間で、しかも終盤はわずかな痛みだけでした。

抗がん剤で苦しんでいない私が

放射線治療で副作用が心配、とか言ってたら申し訳ないくらい。

 

病気になったことに感謝するつもりは全くないけれど

治療して下さる全ての人たち、励ましや情報をいただいた全ての人たちに

感謝の気持を捧げたいです。


放射線治療 (2) 治療準備

2022-03-14 17:11:06 | 放射線治療

今日は、M病院にて

放射線治療の位置決めのためのCTとマーキングをしてきました。

CTは、慣れてきたとは言え、このものものしい装置に入る時は毎回緊張します。

操作ミスで頭に被ばくしてしまったらどうしようとか

つい余計なことがよぎります。

 

CTの台に横になると、放射線技師の先生2名に右と左から

頭と腕、手、足の先まで位置をこまかく調整されて

胸の中央と胸のまわり、脇にサインペンのようなもので線を何本も描かれて

線の上に保護テープが張られました。

これから1週間、放射線治療開始日まで、マークを消さないよう

石鹸もなるべく使わず、お風呂はさっと入るだけです。

 

放射線治療回数は、16回に決めました。

今の一番の心配ごとは

16回の放射線治療完了後に出るという副作用

副作用自体は、温存手術したときから覚悟の上ですが

皮膚炎がもしひどくなったら、私はどこの病院にいけばいいのだろう?という問題。

放射線技師に聞いたら

また乳腺科で診てもらえばいいですよ、とさらっと言われました。

ここの病院で手術したと思われている?

手術をしたT病院の乳腺科は卒業してきたし

今後の経過観察予定の乳腺クリニックは3か月診断と言われているから

今行ったら驚かれるに違いない。

この病院の乳腺科に、いちげんさんのように行ってもいいのかな?

 

私の病院遍歴は

マンモ検査の病院 ⇒  地元の乳腺クリニック(生検) ⇒ T病院乳腺科(手術)

⇒ 地元のM病院放射線科(今ココ)⇒ ??  ⇒  地元の乳腺クリニック(経過観察)

 

なんだか病院カードばかり増えてきて

今日も精算時に間違えそうになりました。


放射線治療 (1) 16 or 25 思案中

2022-03-12 23:53:19 | 放射線治療

昨日、初めてM病院に行きました。

地元では一番大きな病院です。

当初、乳がん手術の候補病院のひとつでしたが、3か月待ちと聞いて断念したところ。

結局、手術はやや都心に近いT病院で受けて

毎日通う放射線治療は、このM病院にしました。

 

家からM病院まで車で約12分。

公共交通機関だと、うちは駅まで遠いので約45分、交通費もバカになりません。

念のため問い合わせたら

「脳の部位でない乳がんの放射線治療だったら運転OK」とのことで

安心しました。

 

初回診察は

あらかじめ仕入れた知識から

CTや胸のマーキングをするんだろうなと想像していましたが

予想に反して、治療内容の説明だけでおわり。

放射線がどんなものか、どんな副作用があるのか、目的は何か etc.

30分くらい時間をかけて説明いただき、同意書に署名しました。

それだけ。

逆に、こんなに時間をかけて説明されるような

大変な治療をこれから受けるんだなと

自覚を新たにしました。

 

心配だったことは1点。

私は傷の治りが遅いのか、先週、急に腫れて悪化したせいなのか

術後1か月近いのに未だ脇の傷口まわりが赤くて固くて

腕を伸ばすと痛いし

胸の右・上部分も固い状態のまま

こんな状態で放射線治療してよいのか? ということでした。

先生に聞いたら

「腕が上がるし、まだ1週間以上あるし、大丈夫でしょう」

ならば

これまで同様、先生にお任せするだけです。

 

次回14日に、CTとマーキング

3月22日から、治療を開始することになりました。

 

問題は、治療回数。

私の場合は、16回か25回のどちらでもよい

効果も副作用も変わらない

次回までに考えておくようにと言われました。

主治医は、25回と言ってたけど

16回という選択肢もあるなら、もっとよく聞いておけば良かったな

 

・16回だと1回分の照射量が多く、効果も指数関数的に強まる

・そのため、トータル照射量は25回より少ない

・副作用は、どちらも3週目くらいから始まる

 つまり16回の場合、完了後に副作用MAXとなるので驚く人が多い

 日焼けのように赤くなったり固くなったりする

・欧米では既に16回が標準治療

 日本でも増えつつある

 

医療保険によっては16回だと出ないものもあるみたいですが

私の保険は、もともと放射線治療をカバーしていないし

仕事も4月いっぱい休むのでどっちも同じだし

少ない回数で済む16回に気持は傾きつつあるけれど

治療完了後に副作用がでるのも不安だし

1回の照射量が多いのもちょっと不安

 

あれこれ

思案中です。


乳がん手術後 (5) 術後病理結果 補足

2022-03-10 13:19:07 | 乳がん手術後

病理結果説明の補足です。

 

T病院にて一昨日、病理結果説明の際

摘出した乳がんの写真をみせてもらいました。

初めてみる病巣が、ちょっとショックだったので

ブログにその様子を書くのをためらいました。

 

2日経って落ち着いたので

やはり備忘として記しておきます。

 

取り出した部分は、約9cm×8cm×2.5cm

その画像は、オレンジ色っぽくて全面がボコボコした丸い形状でした。

たぶん9cm×8cmの正面からみたもの。

これまで白黒のエコー画面しか見てなかったので

リアルなカラー画像をぱっと見せられた時

思わず息を飲み

正視できるまで数秒、かかりました。

 

主治医は見慣れているせいか、何枚もの画像を示しながら説明していきます。

全部同じに見える・・

組織検査用なのか、いくつもの深い切れ目が入った画像がありました。

次の画像は、その断面なのか(?)

楕円形中央より少し右寄りに白っぽいところがありました。

「この白っぽいところが、がんです」と言われました。

それはエコーでみた長めの楕円形に似ていました。

オレンジ色部分は乳房のふつうの組織で、白っぽい部分が乳がんなんだと

やっとわかりました。

 

確かに、摘出した乳がんの画像を確認しました。

 

病理結果としていただいた印刷物の横に

どれも同じにみえる乳がんの白黒コピー画像が5枚小さく印刷されていました。

証拠写真。

モノクロでよかった。

もはやどこが乳がんなのか全くわからないですが。。


乳がん手術後 (4) 術後病理結果

2022-03-08 23:06:20 | 乳がん手術後

今日、術後病理結果の説明を受けました。

主治医から開口一番

手術前と同じ結果でしたよ

と言われて、緊張が一気にほぐれました。

断片陽性や転移なしで確定、と思って。

 

以下が診断の「追加報告」書類内容の抜粋・備忘です。

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切除したサイズ  90×80×25mm

がんの大きさ  浸潤部  IDC:20×12×15mm

         非浸潤部 DCIS:10×10×10mm

グレード 1

Tubular differentiation 2

核異型 2

内分泌療法の効果 グレード 2a

ly0, v0, f(+)

センチネル  0/2

断端近傍腫瘍認めず

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がんの大きさは、手術前検査では2.3cmでステージ2

今回は、浸潤部は 2.0cm、周囲の非浸潤部を含めると  3.0cm

2cmなのか3cmなのか??

主治医から、通常、浸潤部のサイズでステージを判断します

2.0cmになったのでステージ1ですと言われました。

ステージ1ですよと、2回も断言していただきました。

先生、優しいですね

ギリギリですが、ステージ1に変更になって嬉しいです。

 

約6cmの切除部分から、どうやったら 9cmのサイズの塊を取り出せるのか

また聞いてしまいました。

回答「引っ張りだすんですよ」

どうやって・・

 

今後、地元の病院で放射線治療を受けるため

予約をとっていただきました。

その後は、地元の乳腺専門クリニックで経過観察の予定。

こちらにも連絡いただくことになりました。

つまり、今日でT病院は卒業。

再発がなければ。

 

主治医の先生のことは、ぜったいに一生忘れません。

毎週、何人もの手術をされていて、私はその中の一人だけど

私にとっては唯一の主治医で

感謝しかありません。

ちょっぴり寂しいけど、ここには二度と戻ってきません!