乳がんに罹患してから、調剤薬局にお世話になる機会が増えました。
いつも自宅近くの小さな調剤薬局に行っています。
2月の雪の日、手術直前のころ。
アロマターゼ阻害薬の処方箋を持っていった時に
その調剤薬局には、在庫がありませんでした。
ほかの系列店舗から取り寄せるので明日でいいですか?
と聞かれました。
「はい、大丈夫です」
「ただ、明日飲みたいのでできれば早めの時間で」
と話すと
1人の若い女性薬剤師さんが
「それなら私が今日取りに行って夕方ご自宅までお届けします」
と言って下さいました。
遠慮したのですが
乳がんで飲む薬だということがわかったのでしょう
寒くてお体に触りますからお届けしますと言い張って
夕方、日が暮れて雪が降り続く寒い中を
自宅まで届けてくださいました。
近所とは言え、徒歩10分くらい。
笑顔で「お大事にしてください」と言われました。
気弱になっていた時期、心遣いが身に沁みました。
翌月、再度、この調剤薬局に行った時には
レトロゾールの在庫が用意されていました。
それからというもの、私は一度も浮気することなく
花粉症の薬も歯科医の薬も、この調剤薬局一筋。
かかりつけ薬剤師さんになりました。
今週、乳腺科クリニックでの術後3か月診察の翌日
調剤薬局に寄ると、既に閉店時間を過ぎていました。
翌々日は定休日。
他の薬局には行きません!
3日めの今日、薬局が開いてました。
やっと薬がもらえると思ったら、なんと処方箋の期限切れ。
期限があったんだ。。
薬剤師さんがクリニックに確認の電話をしてくれて
無事に薬はもらえました。
申し訳なさそうに、クリニックからの伝言を伝えられました。
「次から気を付けてください」
私、かかりつけ医から怒られたみたいです。